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プロフィール |
コメント数 |
363 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。 このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。 |
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1. グラン・トリノ
「まったくひどい」という神父に「それが世の中だ」と答えるイーストウッド。
このセリフに彼のこれまでの作品に内在するテーマが見てとれるのだが、本作ばかりはややテイストが違う。
なんとも微笑ましい前半部、近年のイーストウッド作品ではすっかり影を潜めていた“笑い”がこの作品にはあり、かつてのイーストウッド映画を想起させ、それだけでもなんだか泣けてくる。
ダンディズムの象徴みたいなイーストウッドが、少年タオに男の口のきき方、女の子の誘い方を伝授するシーンの温かさ、演出の巧さには鳥肌が立った。
ストーリー自体は極めてシンプルだが、それでいてラストの懺悔シーンとその後の結末の現わすところの深さは尋常ではない。
さらにさらにそれでいて、後味は信じられないほど穏やか。
彼のこの偉大な作品に込められた遺言は、きっと遠く遠く先の世代にまで届くのだろうと思う。[DVD(字幕)] 10点(2011-08-07 13:07:54)(良:3票) 《改行有》
2. クイール
冒頭の子犬に、まずやられる。
ああ、この子が盲導犬として(自ら望んだわけでもなく)、その短い生涯を人間のために捧げるのか…と思った瞬間、もうダメ。
映画そのものは、非常に抑制のきいた演出で、ひたすら自然体。
ドラマチックに描こうとしていないところに好感がもてる。
それは、クイールの気高い一生に、気安く感情移入することを許さないような空気となって、崔洋一の撮る「動物モノ」らしいような感じもした。
椎名桔平、小林薫といった達者な役者の好演も実話である本作の重みに相応しいものであった。
[映画館(邦画)] 7点(2009-05-28 09:50:41)《改行有》
3. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
あきらかに自分の世代がターゲットなのだと認知した瞬間に感じた「あざとさ」すら、ふっ飛ばしてしまうほどのノスタルジー。家族と共に鑑賞したのだか、万博について、シモンズについて、懐かしのギャグやアニメについて、喋りたくてたまらない。
東京の(東京ですよね?あれ。)下町の町並みには、ひろしならずとも「何だって、こんなに懐かしいんだ!」と叫びたくなる。
しかし満たしているのはおばさんの懐古趣味ばかりではない。
ギャグはもちろん、スリル満点のカーチェイスやアクションなど見所満載。しかも「未来を生きよ」とのメッセージもしっかりと込められている。う~ん、やるなぁ。ジャパニーズアニメ。9点(2003-11-17 12:34:51)《改行有》
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