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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 暗いところで待ち合わせ 《ネタバレ》 2006年の映画ですか、、。あの田中麗奈ちゃんが、なっちゃんの面影を残しつつ、すっかり大人っぽくなっておりました。ストーリーは火曜サスペンス調ですが、彼女のフォトジェニックな存在によって最後まで飽きることはなかった。 映画としては、主に「家」が舞台。しかし、全盲者が一人で暮らすことにより目が離せないドラマになるし、そこにアキヒロが潜むことによりサスペンスを生む。 もう一つの舞台として駅のホームがあり、時間、目線、構図をいくつか変えることにより、やはりたくさんのドラマがありました。このあたりこそ、映像化した意義があるのではないだろうか。 そして、公園で歩き出すラストは際立って美しく、実に後味の良い終わり方となっていた。 目の見えない女と闇を抱える男が、暗いところで待ち合わせ、そして二人は明るい未来へ・・・。 観終えてみて、うまい題名だと思った。[インターネット(邦画)] 6点(2024-03-05 22:57:27)(良:1票) 2. 空気人形 本作は設定こそブッ飛んでいるけど、彼女 (空気人形) を奇異の目で見るのではなく、できるだけ彼女の視点でこの世界を眺めることに全神経を集中したい。ほら、何も知らないピュアな心になったつもりで、改めてこの世界を眺めてみたら? ・・だめだ、やはり男たちが汚らわしいものに見えて仕方がない (笑) ぺ・ドゥナに関する芝居やキャラクター設定はあて書きだろうね。その存在感はもちろんのこと、"外国人" であること、つまり前提として日本語を (スラスラと) 話せないことが特に重要に思えた。命が宿ること、それは言葉を覚えていくことだし、彼女が意味を知らずに発する声音そのものの響き、その姿のたどたどしさ、、それはまるで言葉を覚えたばかりの幼な子のようでしたから・・。 あと、自分に「名前」があってよかった、、そう思わせてくれる映画でありました。[DVD(邦画)] 7点(2021-02-08 19:59:01) 3. クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 原作読後に観ました。映画化するにあたり、アクションの要素をムリやり取り入れた感があります。それにしても「羊たちの沈黙」以降、この手のホラータッチのサスペンス映画が増えましたね。[映画館(字幕)] 6点(2013-07-28 15:28:09) 4. クレイジー・ハート 《ネタバレ》 ジェフ・ブリッジスが過去の栄光にすがるカントリー・ミュージシャンを完璧に演じきったと思います。歌も予想していた以上に上手かった。バッドが酒を断ち切ることができないのは、才能の枯渇を認めることができず、今のうらぶれた自分の姿と冷静に向き合うのが怖いから。人生初めから今まで凡人の私では到底理解できないが、一度華やかに脚光を浴びるとその栄光がいつまでも忘れられないのだろう。でも同じ男として、再生に向ってもがく男の話は嫌いにはなれません。そして何より、映画界への功労者ジェフ・ブリッジスのアカデミー主演男優賞は一映画ファンとして素直に嬉しかった。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-26 21:27:30)
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