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1. 現金に体を張れ
スタンリー・キューブリックの哲学チックな映画を好まない私としては、分かりやすい展開で気楽に楽しめる。念密に計画されたはずの現金強奪劇が肝心の詰めが甘く綻びていく過程が面白い。馬券係のジョージの妻が計画の打ち合わせを盗み聞きしていたのに簡単に解放してしまうところ。ジョニーに雇われたニッキーが競走馬を狙撃後、駐車場の管理人の黒人をクロ呼ばわりするが故に墓穴を掘り警官に射殺されるところ。パズルでたとえると最後の数ピースが足りない状態、それが作品にコミカルさを生み、犯罪者を応援してしまう心理に誘い込んでいる。たしかに、最近の類似映画は派手な演出で、娯楽性に富んだ作品が多く、物足りなさを感じるかもしれないが、テンポの良さ、ジョージの能なしぶりによるコミカルな面などシンプルでありながら十分現代でも通用する娯楽映画だろう。9点(2003-03-02 19:10:12)(良:1票)
2. 激突!<TVM>
本当の恐怖映画には人物描写は不要。名も知らないヤツに追いかけられ、男はひたすら逃げる。字幕さえ不要なこの展開が、緊張感を煽る映像、迫力を演出する構図に目がいって、またそこが優れているスティーブン・スピルバーグと見事かみ合い、みている者を魅了する。シンプル・イズ・ベストな映画。7点(2003-02-22 10:20:11)
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9 | 23 | 11.98% |
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10 | 28 | 14.58% |
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