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プロフィール |
コメント数 |
216 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/ |
自己紹介 |
正直、生まれは平成じゃないです。かなり、昭和なムード。昔みた映画を思い出しながらレビューしますので、記憶がずいぶんあやふやかも。なにか変なところがあったら、http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/のほうにツッコんでおいてください。
好きな女優 「或る夜の殿様」の山田五十鈴、「近松物語」の香川京子 好きな男優 「お茶漬けの味」の佐分利信 好きなキャラクター グレムリンちゃんとマシュマロマン
☆評価基準 10点:超絶。ほとんど奇跡。 9点:傑作。かつ大好きなんだもーんッ! 8点:傑作だし、好きデス。 7点:素晴らしいです。好みの映画です。 6点:まあ、悪くないと思います。 5点:なにか気になるものはあります(~~; |
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1. ゲド戦記
《ネタバレ》 遅ればせながら、テレビ録画を視聴。物語の構造が『千と千尋』や『ハウル』とまったく同じであることに驚きました。なぜ宮崎父子は、このような図式にここまで執着するのでしょうか?
これも、やはり魔法使いどうしの戦いの物語です。テーマには微妙なズレがある気もしますが、おおむね「銭婆と湯婆の対立」や「荒れ地の魔女とサリマン先生」の対立が、ここでは「ハイタカとクモの対立」として反復されています。「真の名」や「竜」といったモチーフにしろ、「荒れ地」や「老いと死への恐怖」や「永遠に生きる心臓」といったモチーフにしろ、やはり前2作にそれぞれ通じ合っています。ついでにいえば、不安、後悔、卑屈といった感情がヘドロのようなイメージで表現されるところも同じです。
前2作との違いがあるとすれば、それは作品のメッセージがかなりはっきり明示されている点です。『千と千尋』や『ハウル』の場合は、最終的な作品のメッセージがさほど明瞭ではなく、多くを観客の解釈に委ねているのですが、本作では≪人間は不死を望むべきでない≫というメッセージを確定しています。あまりにメッセージが明瞭すぎて、かえって広がりの乏しさも感じました。
実際のところ、『ナウシカ』から最新作に至るまでの宮崎作品のすべてを≪不死願望の否定≫という観点で読み解くことはできると思います。しかし、そこに帰着するだけなら、手塚治虫ともさほどの違いはないのだし、個人的にはちょっと面白みに欠ける。そもそも人間の不死願望はそう簡単に否定できるものではないのだし、そのことの葛藤を簡単に片づけすぎているのでは?
なお、絵の美しさという点でも、他のジブリ作品よりやや劣る気がしました。ただ、世間で酷評されるほどの駄作かといえば、まったくそうは思いません。[地上波(邦画)] 8点(2021-04-15 18:08:19)《改行有》
2. ゲゲゲの鬼太郎(2007)
高尾が舞台?の映画ということで興味もってましたが、たしかに高尾ってあんな感じです(笑)。楽しかったので、6点。ねずみ男と目玉おやじは素晴らしいし、微妙にトンチンカンで先の読めない(≒読みようがない)展開も楽しいし、「世界が寛容であるためには間が抜けていることも大事だ」という妖怪ならではのメッセージは得心させるものがあった。ただし、演出はちょっと不満がある。導入部は、もっと怪しげにグイグイ物語世界に引き込んだほうがいい。事務的に前提を並べるだけでは、子供映画としてもツマラナイと思う。また、B級の安っぽさってのは、ワザとらしいほどの「味わい」があってこそだと思うけど、その点が意外に淡白というか、平板で物足りない気がする。そして役者についていえば、室井滋や神戸浩のように「いかにも妖怪らしく」演じる人もいれば、 寛平や獅童や西田のように、ことさら「妖怪風」を出すでもなく、フツーに演じる人もいる。でも、やっぱり私は紋切り型なくらいワザとらしく演じてもらったほうが楽しめるなぁ、と思います。 もっとも、「妖怪らしさ」ってのも、じつは人間らしさと同じように、時代とともに変わるものかもしれませんけれど。
[地上波(邦画)] 6点(2008-07-09 17:34:51)(良:1票) 《改行有》
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