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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  劇場霊 《ネタバレ》 冒頭で横たわる人形の艶かしい表情の造型など、フィルム撮影の感触や照明効果もあって押井守も大喜びしそうな生々しい物質感がある。 クライマックスで人間を追う動きやそのPOVショット、状況と顛末は『ターミネーター』も思わせる。 その追い詰められる感覚を出す上で、劇場の構造と舞台の空間はしっかり提示して欲しかったところだが。 口話での説明も多く、脅かし系BGMの連発も少々くどい。いつもならすぐにそれとわかる特長的な川井憲次サウンドも、 ラストの島崎遥香のショットに被るメロディーでようやく気付いた次第。 本来ならエンディングで余韻溢れる印象的なインストルメンタルを聞かせてくれるところなのに、 興ざめな歌曲が流れてきてしまうのは、例の企画担当の都合というやつか。 ヒロインの怯えの芝居は単調ながら、頑張ってよく絶叫している。[映画館(邦画)] 4点(2015-11-22 19:01:01)《改行有》

2.  県庁おもてなし課 画面に語らせず、「高知県は最高。」「凄い計画。」と 幾度も抽象的な台詞で説明する愚。 クライマックスまでがテレビ演説というのだから、安っぽい。 たかだか5名の課員の具体的「仕事」・労働をロクに描出できない愚。安っぽい。 誰も仕事するなとは言っていまいに、「仕事がしたい」「仕事をさせろ」 と叫ばせるセンスに頭を抱えたくなる。高知県庁はよほどヒマなのだろうか。 工事中のHPも、トイレの改善の件も、すべて放り投げられているわけだ。 幾度も同じようなシーンで同じパターンで甘いBGMを入れてくる芸の無さ。安っぽい。 ご当地映画でありながら「自然しかない。」のセリフの通り、 フレームから郷土の人々を締め出し、 人間の気配の無い絵葉書のような景観だけをキレイに収めることにのみ 躍起になっている似非郷土愛。致命的に安っぽすぎる。 マーケットのシーンですら、無機質な群衆の場でしかない。 この作品、本当に登場人物が少ない。職場の人間関係、主人公らの家族関係、 街の人々の表情。何もないので、生活者としての人物像がまるで浮かび上がらない一方、 主要俳優約5名の思い入れ過剰なクロースアップだけがひたすらくどい。 「パンダ誘致論?さあ、知らない。」の三回反復の編集に象徴的なテンポの悪さ。 折角の自転車を映画の中でロクに活用しきらない感覚の鈍さ。 欠点の山である。 こういうのは、テレビだけでやって欲しい。 [映画館(邦画)] 1点(2013-05-19 17:20:23)《改行有》

3.  ゲゲゲの女房 導入部の一本道の情景は、前作『私は猫ストーカー』のファーストショットの「風景から人物へ」と吸引していく感覚にも似て印象深い。 「自転車」、「アクセントとなる魅力的なアニメーション」、「生き物同士の、主従でも共生でも無い不思議な関係性」といったモチーフも共通項だ。 まず目に沁みるのが、前作に続いてたむらまさきによる滋味に富んだレトロタッチの原風景的素晴らしさ。 日本家屋の豊かな空間性・自然光の美しさを活かしつつ、人物の背後や天井から慎ましく見守るような穏やかな風情は、風間詩織作品や小川ドキュメンタリーを初めとする「黙って見つめる事に徹するキャメラ」あっての味わい深さだ。 夜の勝手口の、吸い込まれるような暗い闇。裸電球や蝋燭の炎の温かみ。玄関先の白い暖簾の揺らめき。生命の気配の濃密な空間性は絶品である。 あるいは鉄塔の垂直性と、石橋や農道の水平性、そして四つ辻を活かしたロングショットの映画的豊かさ。 茶の間でバナナを頬張る吹石一恵と宮藤官九郎の夫婦、宮藤が踊りだすと、庭先でも踊りだす妖怪たち。その共生の画面の至福感。 税務署員を追い返した後に二人が歌うデュエットに、自転車に二人乗りする夫婦の笑顔にと、一見非アクション的なアクションのうちに、心打つ幸福感が充溢している。 時間・空間・照明のトリッキーな解体操作といった、柔軟な発想も前作からさらに発展している。 さらには、音響の豊かさ。 祠に被さる水音の神秘性。風雨。壁時計のリズム。紙を走るGペンの筆音。(移ろわぬ音) 一方で時代の移ろいを仄めかす、開発の槌音。自動車の走行音。 書き出せばきりが無いが、まだまだ見逃した細部は多い。 見返せば、さらに豊かさを増すだろう傑作である。[映画館(邦画)] 9点(2011-01-23 15:48:34)《改行有》

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