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プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
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1. 月下の銃声
《ネタバレ》 人を食ったような表情のロバート・ミッチャムがどこからともなく現われ、問答無用でヒロインに発砲され、折り合いが悪くなった友人と激しく取っ組み合う…と面白いところはありますが、ラストの見せ場でもある立て籠もりシーンに大いに不満が残ります。手傷を負ったミッチャムと女(銃を使える)と老人(ウォルター・ブレナンだ)の3人だけの状況で家を包囲されるのですが、敵も3人で数的優位にも立っていなければ、相手の不利な状況をついて強気に攻撃を仕掛ける様子もなく、挙句にミッチャム一人が家を飛び出して3人とも片付けてしまうというのでは期待外れもいいところです。しかし、このシーンは同時に愛を告白する良い場面もあります。不器用なミッチャムの代わりに老人が愛の存在を告げてやるのですが、それを聞いた時のヒロインの表情の美しさは格別です(しかもこの時まではっきり言って美しく見えない)。〝愛の告白〟は非常に美しいものであり、本作はその瞬間をしっかりと見せてくれます。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-08-31 18:35:07)
2. 拳銃魔(1949)
《ネタバレ》 ボニー&クライドがもとネタであろう本作は今となっては単純過ぎるお話だが、狂おしいまでの強烈な愛により破滅へと導かれていく様が鮮明に描かれている。襲撃シーンの他に、殊に印象深いシーンが二つある。一つは冒頭で、降りしきる雨の中、拳銃を盗む緊張の場面は拳銃に魅せられた少年と彼の今後の顛末を予見させるようである。もう一つは計画通り別行動できず共の逃避行を決心する場面で、二人の関係性だけではなく拳銃や殺しについて等々、あらゆる面での逃れられぬ宿命を匂わせているだけではなく、とても劇的なシーンになっている。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-14 18:21:16)(良:1票)
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