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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. 県庁の星
《ネタバレ》 民間の視点を研修するためにスーパーに派遣される県庁のエリート。
その役が織田裕二で、以降は予想通りの展開。
お役所的なマニュアル通りにしか動けないので、指導役のパートリーダーである柴咲コウとはお約束の対立関係。
派閥の関係でエリートコースから外され、婚約も解消されてズタボロ状態。
そんな時に潰れかけたスーパーの再生に必要とされたことから気持ちを入れ替えて尽力し、見事売り上げも伸ばしてめでたしめでたし。
県庁に戻って出世ではなく県民のために働くようになるなんて、恥ずかしいほどストレートで何の裏切りもない。
と思っていたら、最後に正義の味方っぽかった知事がやらかしてくれた。
せめてそれくらいないと味も素っ気もなかったところ。
公務員に対する一般市民の不満は織田裕二が代弁してくれるから、少しは溜飲が下がるけど。[地上波(邦画)] 5点(2013-06-19 23:03:45)(良:1票) 《改行有》
2. ゲルマニウムの夜
《ネタバレ》 原作は花村萬月の芥川賞受賞作品。
花村萬月らしい暴力、エロス、背徳感が漂う。
主人公は殺人、暴力、姦淫など聖書に反することを重ね、神の存在を試す。
そこには何の罪悪感もない。
ただ神の裁きを待っている。
未来の罪を告白し赦されることで、その罪を犯す免罪符を得る。
宗教や神の矛盾を突いた恐れを知らぬ行動は、まさに神への確信犯的冒涜だ。
その世界は決して嫌いではないのだが、映画化が成功したかは疑問。
一番気になったのはテンポの悪さで、間延びするためにダレてしまう。
内容的には過激なものを含んでいるのに、静かで暗いトーンで覆われていることもあって少々退屈。
このテーマ、素材では、映画化は難しくて向いていないのかも。
テーマ自体は面白いのに、もったいない。
人によっては不快に感じる映像も多いので、受け付けない人も多い気がする。
少年に性的奉仕をさせる修道院長の石橋蓮司は、独特の存在感を発揮。
主人公と綺麗でエロティックな濡れ場を演じた早良めぐみも印象に残った。[DVD(邦画)] 4点(2013-07-01 00:17:21)《改行有》
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