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1. ゴッホ 最期の手紙
強烈に右脳を刺激する映画でした。
劇場公開時から鑑賞したかったのですが
気づいたときには福岡で公開が終了しており
ようやくDVDで鑑賞できました(BDで見たかった)
まさかミステリータッチとは。
全編ゴッホタッチによるもので
特に名画のシーンが動く冒頭はすさまじいです。
背景が止め絵のシーンは人物以外全然変化がないので
セル画なんだろうか。
ただ、背景も含めて油絵が変化があるときは凄い。
この映画はゴッホの絵が好きかどうかで
評価はだいぶ別れそうですが
ゴッホ展がある度に行ったり
出張に行く度に西洋美術館で「ばら」をうっとり見てる自分でしては
至福の時間でした。
過去パートは写実的すぎて凄いなぁ。
光と影の表現はフェルメールのようでした。
っていうこともあって字幕が凄いじゃまだったので
吹き替えでみました
ってことで9点[DVD(吹替)] 9点(2018-08-27 10:18:48)(良:1票) 《改行有》
2. 告白(2010)
《ネタバレ》 原作未読です。
逆再生の所とか、冒頭のシーンとか、
刺激的や印象的なカットが多く
演出がCMぽいなぁって感じながら鑑賞していましたが
松たか子の冒頭でぐいぐい引き込ませてくれたお陰で
ずっと緊張感を持って鑑賞できました。
細かい所みると、色々とリアリティがないですが
そこをあまり気にさせずにごり押ししてるのとか
話が刺激的なエピソードを盛り込んでいる割に
テンポが良く素直に面白かったです。
考えると、まともな人間が全然いないんですが。
松たか子演じる先生の人間像を考えると
復讐する事に一貫していて
しかも、極力自分の手は汚さず巧妙にコントロールしているので
ラストの爆弾は本当は母へ届けていない感じがします。
というのも、いくら爆弾の作成が少年Aだとしても
爆発物と分かった上で届けている時点で犯罪ですし
そんな足を付きそうな事しなさそうなのと
まだまだ復讐続けそうですし。
勘違いさせたまま、橋本愛殺害を警察に密告して
少年院とかに放り込んだ方がリスクなしで復讐完了だと思います。
なので最後の「なーんてね」は更生とか復讐が終わりという所に効いているように思えました。
にしても原作を見たくなりましたねぇ[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-03-22 16:24:49)《改行有》
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