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プロフィール |
コメント数 |
288 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本 SFとアクションとコメディが守備範囲。 映画通ではなく、中レベルの映画ファンです・・。 苦手なジャンルや興味のない映画は元から見ないし、観て良かった作品ばかりレビューしてるので、8~10点ばかり付けてしまいます。 期待した作品と、期待してなかった作品で、評価が上下してしまう癖が あります。あと話題の大作とかには、評価は辛目です。 |
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1. ゴールデンカムイ
《ネタバレ》 話題の作品なので見ておこうかなと映画館へ・・
一応アニメは見てから行きましたが、確かに違和感が少ないですねえ。
山田安奈ちゃんはアシリパ役には年齢がと思ってましたが、コレはコレでいい。
山崎賢人君も、佐一役にはどうかと思ったら、これも見てたら馴染んできた。
キャストのハマり感が上出来なのは認めますが、全方向満点とまでは・・
変な妖怪とか人間離れのキャラの居ない、リアリズムのある原作だから
実写向きだったともいえる。 ただ熊とオオカミはさすがにCGでないと無理。
その辺でボロが出るかと思ったが、ここも無難な仕上がりで意外でした。
ただどうしても厳しいのは、物語。 何しろ長くて登場人物の多い原作。
1本の映画にどこまで入れるのかが問題。元から分の悪い戦いだ。
結果今作は、人物紹介で終わってしまったかの印象が否めない。
これ1本で名作映画になるのは無理難題。かといってハンデがあるから高得点に
という決まりがあるでもなし・・、この点数かなあ?
続編が何本になるのかホントに完走できるのか期待と疑問が膨らみますが
とりあえず今作はそれなりに面白かったです、はい。[映画館(邦画)] 7点(2024-01-30 23:01:14)《改行有》
2. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 ようやく、まともに見れる日本の「ゴジラ映画」ができました。
モノクロの1作目のカリスマ的な価値と比べるのはやめまして、今回は初めてリアルな
国産モンスターパニック映画の成功例として、讃えたい。
へんな地球防衛軍とか出てきませんし、ゴジラの戦闘力も控えめで、人間側にも分があるバランス。
こういうのでイイんです。どこにも弱点が無いと、勝つために荒唐無稽な絵ばかりになる。
米軍が傍観者になり、軍隊の無い敗戦直後の日本に何ができるのか? ゴジラが強すぎないから
こその、リアルな闘いの絵になる。
人間側の物語に、敵前逃亡した特攻隊員の苦悩と、身を寄せ合った疑似家族の絆を中心に
戦後の復興期の昭和の世界観をこれまたリアルに描いていて素晴らしい。
三丁目の夕日のあの昭和ノスタルジーに存分に浸れます。
特攻から逃げた男の、名誉挽回のラストシーンは、予想通りですがコレしかないでしょう。
とにかく、今回は絵も音も迫力があり、見ごたえのある映像に大満足でした。
浜辺美波ちゃんの、昭和的女優感も素晴らしい。この時代設定の作品には打って付けでしょう。
主演の神木君が自身の境遇に打ちのめされて苦悩する役処は、以前なら吉岡秀隆氏の得意な分野ですが
今回は、ゴジラを倒す策を練る学者を演じていて、神木君に任せた様相。 これもアリでしょう。
事前に見た予告編では、ゴジラとどんな戦いになるのか、全然読めませんでしたが、「シンゴジラ」の
電車爆弾作戦とか、薬物飲ませる作戦とか、どこか滑稽な絵ずらを心配しましたが、神木君の特攻に
しびれました。クライマックスの絵として、これぞ映画の醍醐味でしょう。
リアルだリアルだと褒めちぎってますが、残念な点もいくつかありました。
熱線を吐く前に、尻尾から背びれ、トサカまで光が流れるのはいいのですが、ロボット動作みたいな
スライド動作は頂けません。急に生物感が遠くなりました。
で、その熱線の破壊力があり過ぎです。 もう少し押さえといた方が、ねえ・・。
と言うわけで、いくつか惜しい点が無い事も無く・・9点としました。 それでも二重丸ですよコレ。[映画館(邦画)] 9点(2023-11-19 23:40:07)(良:2票) 《改行有》
3. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 勧められてしまい観る約束したので、1作目ゴジラとキングオブモンスターとスカルアイランドを見て
予習してから映画館へ・・ 結論 自分には面白くはないです・・・残念でした。
SFが行き過ぎて、リアルと違い過ぎて、荒唐無稽なお話に至ると、ただのファンタジーになってしまい
魔法の映画とか、子供向けアニメと、同じカテゴリにしてしまう性格なもので、まあその通りになりました。
自分はその昔、映画公開時にスターウォーズを見て「くだらねー、金返してくれ」と吠える子供でした。
怪獣ものとか、巨人とか、巨大生物の映画を見ると、「また、ありえねー絵を作ってんなあ」と冷めるんですよね。
でもって、放射能や高温に耐えるどころか、高熱の光線を口から吐くとか、もうアカンです。
それでもシンゴジラとか、スカルアイランドは、自分を説得しながら我慢して、なんとか楽しく(?)見れました。
しかしながら、このシリーズは、ゴジラを地球の支配者とか王とかいう解釈に走り、大真面目な学芸会を展開。
おまけに、地球の内部に空洞世界があってキングコングの故郷だとかなんとか・・マントル対流は何処へいったのか?
前作で、ゴジラに服従を誓った多数の怪獣達は、全く出番も無く忘却の彼方だし。
大怪獣のプロレスごっこで、高層ビルが木っ端微塵の嵐の中、都合良く助かってばかりのキャストの面々。
パスワードが無くて、プログラムの停止不可能だと嘆いた後、操作盤に酒ぶっかけてショートさせたら止まるって
単に壊したら良かったて仕組みですかあ?? んなアフォ設計するのマジで・・?
アベンジャーズとかで、ヒーローを多数集めて映画にする企画は大嫌いなんですよ。 もう馬鹿っぽくて無理。
ヒーローは一人でいいです。 多分同じ理由で、48人まとめ売りアイドルとか、14人でダンスするグループとかも無理。
なんとかスクワッドとか・・なんか最近そんなんばかりでゲンナリしてまして この映画もメカゴジは余計でした。
いやホントに余計なのはキングコングの可能性もあります。
でその余計な部分に、我が国の俳優代表の小栗旬君が残念な立ち位置の役回りで、ここでも残念のおかわり。
点数の大半は、お金のかかったCGにです。 脚本は最低点、演出も低レベル、音響も煩いだけでメリハリがない。
インディペンデンスデイとか、アルマゲドンとかのヒャッハー演出が出ると、蕁麻疹が出てダメなんです。
前のゴジラ作品2本は、戦闘のシーンは夜や曇り空の暗いシーンばかりでしたが、今回は大分明るい絵になってます。
というわけで、映像だけですね。見どころは。
というわけで、勧めてくれた知人には申し訳ないのですが、この点数にしかなりませんでした。
子供向けのハリウッド大作、自分は近づいてはイケない世界でした。 反省して、次回はハッキリお断りしようと思います。
追伸・・前作で古代の壁画に、カタカナで「ゴジラ」と書かれてましたが、ジョークなんでしょうかね?[映画館(字幕)] 5点(2021-07-16 01:17:51)《改行有》
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