みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. ことの終わり 戦争を背景にレイフ・ファインズが人妻を寝取るシリーズ(?)としては、私にとって「イングリッシュ・ペイシェイント」より遙かにいい。何より「ことの終わり」を受け入れ、嫉妬と憎しみと愛情を押さえ込み(このやせ我慢こそ男の証)、また、最終的にはその感情を決して隠さない主人公の気持ちと行動が非常に理解できる。ニール・ジョーダンとしては、ヒロインが主人公への愛をより大きなものへと昇華させていく展開が好みの題材だったのでしょう。しかしジョーダン作品の常連スティーブン・レイは、今回はミス・キャスト。どう見ても労働者階級の顔にしか見えない…。ということで6点献上。6点(2001-11-03 18:06:36) 22. コンゴ 人類と動物のコミュニケーション話から密林のゴリラ襲撃話に展開。何が言いたかったのか分からないので評価不能(もちろん原作も知りません)。取りあえず私見で2点献上。2点(2001-10-02 13:54:55) 23. コレクター(1997) 「セブン」の後だからどうしても見劣りする。自力で逃げ出す女性がいるってとこが新しいかな。それにしてもその女性の警備の手薄なこと手薄なこと。その辺が弱いので5点献上。5点(2001-10-02 13:49:21) 24. ゴールデンボーイ(1998) スティーブン・キングだったんですね、知らなかった(キングは避けてるもんで…)。ブライアン・シンガーっぽさとキングっぽさが余り咬み合っていないようないるような…。あの少年が憧れの(?)老逃走戦犯のように、秘密を抱えたまま生きていかなければならなくなる様は、ネバー・エンディングな絶対の連鎖を感じさせて絶望的で、だからこそバトンタッチした老人は死を迎えられる。正に不条理な恐怖を描いていると思います。ところで誰かこの邦題の意味を教えて、てことで6点献上。6点(2001-10-01 18:57:16) 25. 地上より何処かで よくある母娘物の一本。奔放で子供じみた親と真面目で大人びた子供という設定に新味はないですが、スーザン・サランドンとナタリー・ポートマンの取り合わせの妙味とでも言うのでしょうか、ウェイン・ワンの叙情的な映像もあってそれなりに見せてくれてはいます。しかし、ストーリーは退屈。とにかくポートマンの神々しいばかりの美少女ぶりに5点献上。5点(2001-09-02 17:47:23) 26. 告発 たった一人の勇気が世の中を変え、歴史を作って行くんだなぁ…。映画としてはキレ役者二人の面目躍如たる演技(でもゲイリー・オールドマンのこういう役、飽きた)と、1台のカメラをひたすら移動させながら、飽きさせず緊迫感のある長回しをする演出が新鮮(長回し好きの監督には見習って欲しい)。悲惨すぎず重すぎず、絶妙のバランスでテーマを訴えていく、見応えのあるドラマです。7点献上。7点(2001-08-18 18:04:39) 27. 交渉人(1998) ま、演技合戦と言うよりはアクションに近い設定、だからこそ飽きさせない。捜査ではなく立てこもりの中から犯人を特定していくのは、なかなか見応え有り。憎々しいデビッド・モースがラストで美味しいところを持ってちゃうのと、奥さんにネゴシエーションしてるケビンの登場シーンが好きです。設定の勝利ってことで7点献上。7点(2001-08-16 11:43:22) 28. ゴッド・アンド・モンスター そうだ、この雰囲気は「ドレッサー」のような感じなんだ(暫くして思い出した)。舞台の二人芝居を観ているよう。戦争の傷跡と異端な才能、そして自らの性(さが)に苦しむ孤高の老人が、生を具現したような若者に救いを求める。ブレンダン・フレイザーって「ハムナプトラ」の前にこんな映画に出てたんだ。因みに、この映画の主題はゲイではなくって「生」です。派手じゃないけどすごく良くできた映画なので、7点献上。7点(2001-08-13 00:15:09) 29. 恋におちたシェイクスピア ごめんなさい、ちっとも面白くなかった。シェークスピアをろくに知らないからなのかなぁ。グウィネスがどう見ても男には見えない。舞台に立つのは俳優への情熱なのかシェイクスピアへの愛ゆえなのか…、分からん。ラストも私にとっては意味不明。本当に申し訳ないけど、映画の格調高さに3点献上。3点(2001-08-08 17:22:45) 30. GODZILLA ゴジラ(1998) 【くらげ】さんに同感。ですが、モンスター・パニックものとしてはスケールでかくて良かったんじゃないでしょうか。やっぱり田舎の湖にいる10mの巨大ワニと比べると、このぐらいでかいモンスターがマンハッタンを縦横無尽に走り回るのを観るのは快感。 大コケにコケたので続編はないでしょう、東宝ゴジラも復活したし。ってことで6点献上。6点(2001-08-06 13:22:10) 31. コピーキャット 「セブン」亜流映画の流れをくむ一品。でもシガニー・ウィーバーのトラウマによる主観視点等はヒッチコックに似て、好きです。私にとってセックス・アピールのないホリー・ハンターも、無機的な演技が合っているように感じました。サイコものと言うよりはストーカーものと言う印象です。意外に良く出来ていると思うので7点献上。7点(2001-08-04 10:20:45) 32. ゴースト/ニューヨークの幻 ラストシーンがなぁ~。降霊師を媒介して存在を確認しあってたのに、見えちゃうんだもんなぁ~。しかも臨死体験した人のイメージそのまんまの昇天シーンがなぁ~。丹波哲朗じゃないんだからさぁ、も少し何とかなったでしょう。申し訳ないけど3点献上。3点(2001-08-02 16:27:31) 33. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 これって、インターネット上に発生した電子生命体みたいなものを追っかけるって話でしたっけ? 私は想像してたより絵が動かなかったのでがっかりした記憶があります。人間の人間たる所以は脳内の電気活動である、という感じのメッセージを絡めてたみたいですけど、そんなのどうでもいい。アニメならアニメらしく動きで表現して欲しいので、3点献上。3点(2001-08-01 14:07:39) 34. 恋する人魚たち 私はこの映画気に入ってます。ウィノナでなくシェールの映画だと思ってます。ウィノナの役は必要以上に子供っぽくって、絶対好きになれないタイプの女の子(思春期を強調するとこんな感じか…)。でもシェールのお母さんはすごく素敵でした。ボブ・ホスキンスのさりげなさもかっこいいし、あこがれる大人の関係。しかも夢がある。素敵なマーメイズに7点献上。7点(2001-07-10 18:24:23) 35. この森で、天使はバスを降りた 良い映画ではあると思うし、新人監督の自主制作みたいな映画だと思うと、確かにすごいと思う。主人公の女の子がただの「いい人」でないのも良い。で~も、ストーリーは途中から解っちゃうし主人公が死んでしまうのは納得いかん(そういう意味でこの邦題はよく付けたと思います。まさに人に幸せを運んで昇天してしまう天使そのもの)。ラストにその生まれ変わりのような女の子が赤ん坊を抱えて町に来るシーンには、さすがに目が潤んでしまいますけどね…。ということで7点献上。7点(2001-07-08 10:14:26)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS