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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  皇帝ペンギン 胡散臭い環境保護系メッセージなんか入れず、純粋に皇帝ペンギン達の種の保存に焦点を絞ったのが良い。彼らが20日間かけて100kmもの道のりを行進するのも、父親が3ヶ月以上絶食するのも、-40℃の極寒にひたすら耐え続けるのも、全て子孫を残す為。子供をもうけ、一人前に育て上げるというのは命がけの仕事だということを改めて考えさせられました。「不健全」の代表みたいな私が書くのもなんですが、やはり子供を持つということは生物として非常に「健全」だと思いましたね。また、擬人化したナレーションという「演出」が施されてますけど、「WATARIDORI」みたいな嘘臭さは感じず、「子孫を残す」という本能をそっくりそのまま「ヒトの恋愛」に当てはめられるのが楽しい(出来ればフランス語&字幕で観て欲しい。英語や吹替えより、ずっとロマンティックな印象になる筈)。そして全編をメルヘンチックに彩るエミリー・シモンの楽曲がまた最高でした、8点献上。[DVD(字幕)] 8点(2007-05-22 23:02:44)

2.  午後の五時 これがどの程度サミラ・マフマルバフ本人の実力に拠るものなのかは判りませんが(個人的には父親の力がかなり大きいと思う)、とにかく、非常に良く出来た映画なのは間違いない。脚本が見事。帰国した難民に、主人公一家がその都度住処を追い出されてしまうことによって、全体は一種のロード・ムービーの形になっている(これがアフガニスタンの今の姿を縦断的に描き出す)。そして、ちょっとしたロマンスの雰囲気も漂わせながら物語が描くのは、女性が虐げられてきた地に芽生えるフェミニズムの意識。しかし写真屋(タリバン時代は禁制。即ち、彼の地では最も先進的、若しくは不信心な商売の代表)でさえ、女は家にいるのが当然という考え方。そう、女性を虐げるのは何もイスラム原理主義者だけじゃない。これは世界中の男性社会に共通する問題。やがて現実は死に行く者への弔いの詩の如く、女性の権利どころか、国全体を絶望で覆って行くのです、8点献上。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-27 00:07:36)

3.  ゴーストワールド ゴーストワールド、そこはプロムも大学進学も裕福な家庭もなく、チアリーダーも花形フットボール選手も尊敬できる師もいない、未熟者達のもう一つの現実世界。ゴーストワールド、そこはヒーロー・ヒロインになれず、ドロップ・アウトもできず、現実も受け入れられない普通の子供が、「普通」から逃れたい一心でもがき続ける日常空間。ゴーストワールド、それは大人になった瞬間に消え去り、そして戻ることも叶わない、成長ホルモンが垣間見せる思春期の息詰まる幻。「ゴーストワールド」、これは大多数の人が送る何も特別なことのないリアルな「今」を、痛いほど見事に切り取ったアメリカ製青春映画の新しいスタンダード。必見!の8点献上。8点(2002-02-07 21:12:06)(良:2票)

4.  コースト・ガード プロットから「民間人を誤射した兵士の苦悩」が描かれるのかと思ってたら、キム・ギドクがそんなありきたりな映画を作る筈も無く、チャン・ドンゴン演じる劇中の兵士は苦悩こそするものの、そこから一気に狂気へと走っていく。恋人を目の前でバラバラにされた女も気がふれ、やがて駐屯地から地域全体へと狂気が蔓延し始める…。通常のギドク作品は個の奥底に潜む人間の本能を描く寓話から普遍性を導き出してますが、本作はかなり社会性を持った「韓国映画」になってました。海岸線に戦場を「作り出し」、殺した相手が同胞の民間人でも兵士を表彰する軍隊。南北の軍事的緊張感が国中に広がり、徐々に国民をパラノイア化していく恐怖。本作は「グエムル/漢江の怪物」なんかとは目線の高さが違います、7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-08 00:03:25)

5.  恋の門 おたく文化を扱った松尾スズキ監督作品ということで、もっと間口の狭い(悪く言えば「スベってる」)映画を想像したんですけど、確かに特殊な世界ではあるものの、誰でも楽しめるラヴ・コメディに仕上がってると思います(「電車男」より全然面白い)。とにかく酒井若菜が凄い。喜怒哀楽がコロコロと変わる恋乃を、全く嫌味の無いオーバーアクトで見事に表現してる(このドライなキャラは非常に現実的)。コスプレしてる時のテンションなんか本物ですヨ。対する松田龍平君も下手な台詞回しが門のキャラにはマッチ(浅野忠信の真似っぽいけど…)。「宇宙戦艦ヤマト」の放映から既に30年以上、「機動戦士ガンダム」からも27年が経過してる訳で、最早「おたく文化」はおたくだけのものではなく、「日本文化」なんですかね、7点献上。[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-07-22 00:03:55)

6.  コンスタンティン 《ネタバレ》 「コンスタンティン・エピソードⅠ/禁煙」って感じでしょうか(禁欲は既に実践してる様なので、次回は多分「エピソードⅡ/禁酒」。回を追う毎に戒律が厳しくなっていきそうな気がする…)。原作に拠る所が大だとは思いますが、悪魔への脅迫が贖罪だったり、地獄にも聖書(この場合、邦訳は「悪書」か?)があったり、最終的にサタンが救世主になったりと、中々面白い設定をしっかり物語にしてる良作だと思います(しかも、意外にも演出が控え目なのです)。一番の設定は、多かれ少なかれ宗教の基本的考え方ではありますが、この世が苦役であるという点。その苦役、つまり人生を全うした者だけに天国の門は開かれ、誘惑に負けたり逃げ出したりした者は地獄に堕ちる。そこに現世利益などあり得ない(現世利益を約束する新興宗教には気をつけましょうネ。正に「悪魔の囁き」かもしれません)。サタンもコンスタンティンの命を救うのではなく、天国に渡したくないのと同時に、苦役を長引かせる為に生かすのです。それを極端化したのがガブリエルの思想。だから彼(彼女?)も単純な悪ではなく、あながち間違ってもいない。次回はまた新たなヒロインが登場し、恐らくパートナーはガブリエルになるのでしょう。また、エンド・ロールの終わりまで観てないと、次回で少し戸惑うことになるかもしれませんね。そういうことで、長くなりましたが、7点献上。[映画館(字幕)] 7点(2005-04-19 00:10:28)(良:3票)

7.  GO(2001・行定勲監督作品) 一見、様々なテーマのある作品のようですけど、実は単純な青春映画ですよ。しかも観てて心地良い、今では珍しくなったオーソドックスで良質の青春映画。友情・恋愛・将来・親子関係・アイデンティティ、どれもこれも在日だとか政治だとかは一切関係の無い普遍的なテーマです。18歳の子の親、つまり現在40代の日本人が自分の子供に「中国・朝鮮人の血は汚い」と教えているという設定には「?」が付きますけど、これも在日云々を訴える為ではなく(もしそうなら余りにも陳腐)、青春時代の閉塞感を出す為の設定だと解釈しました。確かに窪塚君の演技はどうかとも思いましたが違和感はありません。また、周りのキャラクターが凄く魅力的に描かれていたのも良かったです、7点献上。7点(2002-12-14 23:49:49)

8.  コーヒー&シガレッツ 「いとこ同士?」を除いて、オチらしいオチの無い数分の短編11本で構成された、いかにもジム・ジャームッシュらしいモノクロのオムニバス。「ダウン・バイ・ロー」の後半のカフェでのシーンみたいなのが延々と続く感じでしょうか。最初の2本は流石に退屈でしたけど、3話目に登場する、話にならないトム・ウェイツと遠慮がちのイギー・ポップの会話が楽しく、また、全話に於いて出演者が非常に豪華だったこともあり(全員が「本人」役)、最終的にはそれなりに楽しめた様な気もします。ホッと一息つく時の定番アイテムがコーヒーとタバコ(この「定番」自体がかなり時代遅れの様な気もしますが…)。ジャームッシュとしてはその「ホッ」を狙った作品なんでしょうけど、1時間半も一息つきっぱなしってのもどうかと思いますね、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-03 00:03:53)

9.  コントロール(2004) そう、私もやられました。注意深く観てけば結構ヒントが散りばめられてるんですけど、鑑賞中は全然気づきませんでしたね。それに、愛しのミシェル・ロドリゲス嬢が出てたのにもビックリ(レイ・リオッタの相手役とは…。いくら何でも歳が離れ過ぎちゃうんか)。そのリオッタとウィレム・デフォーの組み合わせこそが本作の要。裏のある役を多く演じてきた性格俳優を、観客は容易に信じることが出来ない。研究の為にデフォーは何か悪いことをしてるんじゃなかろうか、リオッタがそう簡単に良い人になる訳がない。こんな疑心暗鬼が一種の目くらましになってたんだと思います、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-19 01:03:02)(良:1票)

10.  交渉人 真下正義 《ネタバレ》 ドラマも映画も「踊る大捜査線」シリーズは未見。で、私も邦画としては頑張ってる部類に入る作品だと思いました。日本でもハリウッドの真似が「ちゃんと」出来る様になったのは、ここ30年の邦画の歴史を考えればむしろ喜ばしいことですし、浅利慶太だって「商業主義の何がいけない」と言ってます。犯人(及び動機)を有耶無耶なまま終わらせてしまったのには不満も残りましたが、動きの無い管制センターと動き回る寺島進チームの対比等、構成も良く考えられてました。私が一番印象に残ったのは、操車場(?)にギュウ詰めになった車両から降りてきた大量の乗客を、警察・消防が避難誘導してるシーン。こういうスケール感のある場面が一つ有ると無いとでは、映画の説得力が全然違ってきます、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-04 00:02:10)

11.  CORD コード 子供の出来ない夫婦が「新生児」ではなく「妊婦」を誘拐・監禁するというのがミソのサスペンス映画。本作のジェニファー・ティリーは「生まれた子供」だけでなく、「妊娠の喜び」も同時に手に入れたかったのでしょう。誘拐したダリル・ハンナを、まるで自分が妊娠してるかの様に世話するティリーは面目躍如の不気味さ。が、そのキャスティングで少し損してるとも思う。ヴィンセント・ギャロはとても医者に見えないし、ハンナは逞しすぎるし、キレたティリーにも驚きはありません(キレないティリーの方が驚くかも)。そういったことも含めて、中々楽しませては貰いましたけどね、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-22 00:03:15)

12.  恋は五・七・五! タイトルが「恋はハッケヨイ!」を髣髴させるほど投げやりな上、中身はほとんど「ロボコン」。しかし、学校や先生が「俳句甲子園」を目指す理由付け、主人公達が俳句部に入らざるを得なくなる経緯、そして高校生ならではの恋(と性)が抜かりなく脚本に盛り込まれており、また、発色の良い美しい映像もあって、映画としては「ロボコン」の何倍も上質に出来てます。確かに荻上直子と題材の馴染みが良かったとは言えないし、マドンナ先生(最初、高岡早紀って気がつかなかった…)の扱いやキャンディーズのシーン等、中途半端な箇所もありましたけど、青春映画として最低限は楽しめます。地味な出演者達の中では関めぐみが出色。長い手足ときつい顔立ちが本当に魅力的でした(一発抜くまではいきませんが…)、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-04 00:03:14)

13.  コーリング 【RYOTA】さんが書かれてる様に、「良く考えれば特別意外なラストではない」。ちゃんと序盤に判り易い伏線が張ってある。しかし私も、鑑賞中はこの可能性に全く思いが至らなかったので、ラストは少し感動してしまいました。洗面所の自殺死体が起き上がっても「やられた」とは感じませんでしたけど、今回はやられました。演出上のミスディレクションが上手かったのでしょう。題材的に新味の無かったことが本作最大のネックですね。ところで私は原題の「トンボ」より、ややネタバレ気味ではあるものの、邦題の「呼びかけ」の方がずっと良いと思います。そういったことで、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-19 00:01:31)(良:1票)

14.  恋に唄えば♪ 優香の魅力と竹中直人の芸で何とか最後まで持ちこたえたファンタジック・ミュージカル、てゆーか馬鹿映画。往年の娯楽映画が持っていた要素(恋、魔法、異国、アクシデント、珍道中、etc.)を現代に再現しようとした試みは大いに評価します。唯、怪獣ブースカ(?)のシーンなんかいらないので、もう少しミュージカル・シーンを増やして欲しかったです。本作の白眉は玉山鉄二と梅宮万紗子のキャスティング。玉鉄は完璧な王子様の役回りで、一目で優香は分不相応だと判る説得力を彼のルックスが与えてます。梅宮は、優香が一目で玉鉄を諦めざるを得ない大人の美女として登場。これで観客も「彼女が相手じゃ仕方ないか」と納得できるのです。唯一人、聴ける歌を歌った篠原ともえも流石でしたね。そういうことで、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-10 00:15:23)

15.  この素晴らしき世界 《ネタバレ》 ナチ占領下のチェコスロバキアでの人間模様を描いた戦争映画と言うよりは、その舞台を借りて、そのまま聖書の逸話を描いたファンタジー悲喜劇として見た方が良いと思う。流石に処女懐胎という訳にはいきませんが、マリアの腹を借りて生まれてくるのはヨセフの子ではない。となると、この子は明らかにキリストです。瓦礫の街に生誕した神の子が、これまでに起きた全てのことに敵味方なく贖罪を与えて物語は幕を閉じる。ナチの悪行や人の愚かさを声高に叫ぶのではなく、全てを水に流そうという、この発展系のラストには好感が持てました。しかしキリスト教に馴染みの無い私に、この展開は今一つピンと来なかったのも正直な所です。たぶん凄く良い映画の様な気はするんですけど、私的には6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-26 00:07:13)

16.  ゴシップ(2000年・米) 《ネタバレ》 意外に面白かったんで驚きました。噂に尾ひれが付いていく様を見るのも楽しいし、派手な映画が主流になってる現在では、特別なアクションも無く、誰一人死なない学園ホラー・ジャンルってのも逆に新鮮に感じます。でも、やっぱり一番気になるのが、一体いつ共同謀議が始まったのかということ。どうも私は最初からの様な気もするんですが、だとすると、主人公とナオミのやり取りは完全な反則。もう少し巧い伏線を用意して貰いたい所です。それにしても、本作と同年にサイクロップスに抜擢されたジェームス・マースデンは、今一つブレイクしませんね、6点献上。[地上波(字幕)] 6点(2005-07-08 00:11:22)

17.  極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)<OV> 「史上初のヤクザ・ホラー」という触れ込みや、「牛頭・牛頭・牛頭~」というエンディング・テーマ曲ほどには、映画自体のインパクトは無かったなぁ。この映画はもちろんホラーではなく、最初からカルトを狙った不条理コメディ、つーか、馬鹿映画。製作サイドは観客が着いて来ることなど端っから期待してない。私も所々でプッと噴き出す位で、どう受け止めていいのやら判りません。まぁ、三池崇史にとっては「妖怪大戦争」の前哨戦的意味合いがあったのかもしれない(「妖怪~」の出来も想像つくゾ、こりゃ)。本作の欠点は時間が長すぎること。どうせ訳の解んない映画なんだから、もっと勢い良く観せて貰いたかったです。それにしても、よくこれをカンヌに持ってったよなぁ。せめて夕張ファンタ位にしとけば良いのに…、6点献上。[DVD(字幕)] 6点(2005-05-17 00:37:04)

18.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 「ゴジラ×メカゴジラ」の完全なる続編(本作の鑑賞には「ゴジラ(54)」「モスラ(61)」及び前作の鑑賞が大前提となります)。丸っきり「G消滅作戦」の焼き直し及び「エヴァ」のパクリだった前作には、個人的にかなり白けてしまったんですけど、今回は意外なほど面白く観れました。ま、オープニングの演出は「ガメラ」のパクリだし、機龍の最期も「ジャイアントロボ」等のパクリっぽいし、モスラの扱いも「モスラ」の焼き直しに変わりはないんですけど、今作ではそれらがちゃんと脚本の中で消化されていたと思います(ガキの扱いが小さかったのも大きいと思う)。オリジナルに近い小美人の歌が流れ、生まれた幼虫がちゃんと双子だった辺りには少し感動してしまった。それにしても、またゴジラ細胞持ち出すつもりなんですか、6点献上。6点(2004-12-18 02:46:33)

19.  コヨーテ・アグリー 田舎から上京した若者が苦労を重ね、友情、恋愛、家族愛等に支えられながら成功していくという、一体いつの時代の話かと疑いたくなるジェリー・ブラッカイマー製作の青春映画(もうこの人ジャンルを問いませんね)。エピソード全てがカビ臭いし、後半もあっさりし過ぎ。それにコヨーテ・アグリーなんか、タイトルのクセにストーリー上は単なる主人公のバイト先に過ぎない。そんな映画ですけど、百面相が魅力的なパイパー・ペラ坊とコヨーテ達の豪快でセクシーなダンス、そして相変わらず巧みな脚本で、ちゃんと最後まで見せてくれるから大したもんです。それだけでも充分6点献上。6点(2004-10-17 20:40:09)(良:1票)

20.  ごめん 全ては設定の勝利でしょうか。今迄なら(精通は別として)もっと年代が上の世代で語られていた青春物語だと思いますけど、悲しむべきことに現代に於いてこの実直な恋愛譜は小学生じゃないと成立しない。そして標準語(東京弁)だと生々し過ぎる下の話も、関西弁のオブラートに包むことによって微笑ましく聞こえる(それにしても精液を「お汁」と呼ぶのは初めて聞きましたけど、ポピュラーなんですか?)。主人公の久野雅弘君の味のある表情も良かった。が、本作の白眉は何たって櫻谷由貴花ちゃんでしょう。私も彼女に会いに京都まで自転車を走らせたくなりました、6点献上。6点(2004-08-16 13:35:23)

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