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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. コーラスライン 同じニューヨークが舞台の「フェーム」とかぶる部分もあるミュージカル、他より年長で昔ザックの恋人だったキャシーがいるのが違いますが。 こちらはキャラクターが自分の悩みを語るのがセラピーのようで、その悩みというのも月並みではなくとも人並みに感じ、それが続くとミュージカルとしては少し内容的に地味で重たかったように思います。 音楽を担当したマーヴィン・ハムリッシュ(007も一作だけ担当)は昨年亡くなりましたが、“AT THE BALLET”“NOTHING”“WHAT I DID FOR LOVE”など曲は良かったですし、何といっても最後の“ONE”! ゴールドの衣装に身を包み、自らの苦悩を昇華し輝く彼らを引き立てており、舞台版ではバックに鏡を置いて人数を多く見せる工夫がなされていました。[映画館(字幕)] 7点(2013-01-09 14:10:42) 2. ココ・シャネル(1981) 「ココ・アヴァン・シャネル」と同じくデザイナーとしてのシャネルより若い頃のロマンスに焦点をあてた映画で、ココを演じるのは「アントワーヌとコレット」のマリー・フランス・ピジェ。 あちらより点数が高いのはココをめぐる2人の男性たちがルトガー・ハウアーとティモシー・ダルトンなので。 公開は83年と「ブレードランナー」より後になり、ココを可愛がっていても他に女もいて彼女が望むまでは生娘の彼女に触れようとはしないエティエンヌ(ハウアー)が結果として袖にされてしまうのがちょっと悲しかったな。 対するカペル(ダルトン)は自由人のエティエンヌに対して紳士的な人物として描かれていました。 シャネルとなったココが昔を追想する形式で、彼女が意を決して鏡の前で長い髪をバッサリ切り落とすシーンが印象深い、今や見ることもかなわない忘れられた「ココ」。[映画館(字幕)] 7点(2011-02-12 00:00:05) 3. 恋の掟 若きコリン・ファースがヴァルモンに、アネット・ベニングがメルトゥイユに扮するラクロの「危険な関係」。 フランス貴族の退廃した恋愛ゲームの顛末を「アマデウス」のミロシュ・フォアマンが軽妙に描く。 同時期に作られたマルコヴィッチ&クローズ版より毒気少なく、原作が書簡体であるためアレンジの振幅も出やすいと思われ、それぞれ持ち味をもつ。 メルトゥイユは悪女に徹し、彼女に操られるヴァルモンがトゥールベルを想いながらも純潔セシルをわがものとするシーンは独特で、かりそめの儚き恋模様は「源氏」にも似た無常感を漂わす。[レーザーディスク(字幕)] 7点(2010-09-02 00:58:29) 4. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 《ネタバレ》 ジャジーな雰囲気が好きな人にはたまらなさそうで、ピアノの上でくねくねしながら「メイキン・ウーピー」を歌う赤いドレスのミシェルはSEXYを絵に描いたよう。わびしさ漂うベイカー・ボーイズは本物のブリッジス・ブラザースだけにリアリティあり、個性バラバラな3人がユニゾンした時間は眩しい光を放っていた。出会いがあれば別れも。アメリカの強みは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のようにいつ使ってもしっくりくるスタンダード・ナンバーがたくさんあること♪[地上波(吹替)] 7点(2010-03-04 06:31:37) 5. こちらブルームーン探偵社<TVM> 一番好きなブルース・ウィリスがここにいる。彼がアクション・スターとして多大な成功をおさめてからも、このデビッド・アディソンを忘れられないファンは少なくないだろう。美女マディ・ヘイズの周りをうろついて彼女をイラつかせる彼のウィットに富んだ鋭い舌先は、彼をまたとないクセ者に見せていた。タイトなダイアローグのすばらしさは脚本家陣のセンスと努力の賜物だろうけれども、その脚本家までもが登場する強烈な楽屋落ちの数々も魅力の一つだった。一方でロマンティックな味付けも忘れず、スーツもドレスも優雅に着こなすシビル・シェパード(パイロット版では袖が白いバラになった黒のドレスを着こなす)との組み合わせも妙味。彼らの歌声も聴くことができる。ウィリスは一歩間違えれば嫌味になりかねない口の減らない男、私生活は見せない大都会の洒落者を最高に魅力的に演じていたと思う。[地上波(吹替)] 8点(2009-08-05 04:34:32) 6. 恋しくて(1987) M・S・マスターソンといえばこれ。他の作品で女の子らしかったりすると違和感を感じるほどワッツは無理なく男の子っぽかった。女を武器にしてない女の子には弱い。ぶっきら棒な物言いでマニッシュな身なりのドラマー。そんな彼女が必死で隠したぶきっちょな恋。共演のL・トンプソン、E・ストルツらも魅力な、ハッカの味の青春映画。[映画館(字幕)] 7点(2006-11-11 16:56:47)
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