みんなのシネマレビュー
K&Kさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 833
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  言の葉の庭 《ネタバレ》 水面にちょんちょんと葉っぱを点けるカエデの葉。ゴツゴツしたアスファルトに染み込みきらない水たまり。『アニメーションでこんな事も表現できてしまうんだぜ!』って言葉が聞こえて来そう。 映像の美しさもここまで来ると、市販目的ではないモーターショーのコンセプトカーのようだ。 27歳の女教師ユキノ。この年齢を出してしまったのは、短い上映時間で少年の告白に“越えられない壁”を感じさせるよう、無理やり用意した感じがしてしまった。23歳とかだったらタカオの若々しい言葉の勢いで押し負かせそうだし。 バイトして時々授業をサボる15歳の少年、しかも自分の学校の生徒と、教師になって5年ほどの社会人とで恋愛を描く事自体、ちょっと無理な感じがしてしまう。タカオをせいぜい2年生に、ユキノを年齢不詳(裏設定で実は27歳。はアリだと思う)に出来なかったものだろうか? 授業をサボってる制服の少年の隣で、その高校を欠勤している教師が金麦を飲む光景。公の場で未成年者に素足を触らせる女の光景。あの庭園のベンチが2人にとって異世界だったとして、ユキノの脇の甘さ、隙のある女感が出ていた。それはタカオに対してではなく世間に対して。ここに少年が素足を触るドキドキはあっても、誰かに見られるかも?のドキドキが乗っかってないのが、残念というか…イジメというある意味世間体に押し潰されて辞める人なのに。 伊藤先生というのは妻帯者だろうか?遊んだ女を体良く追い出す為の優しい言葉。そんな男でも他に相談する相手がいないユキノ。 タカオの告白を大人らしく受け流した後に、裸足で追いかけて転んで抱きついて泣き出して。綺麗なんだけど、ソコまでしか描かないのはズルくないか?綺麗な所までしか描かず、その後2人で部屋に戻ったのか、泣きやんでお別れしたのか。2人で散歩に行ったのか。 そんなのどうでもいいでしょ?と言われればその通りなんだけど、なんか「そのコンセプトカーの売りの電動ドアが壊れたら、どうやって出入りするの?」の回答が出ない程度のもどかしさを感じた。もっと言うと、創った人でさえ答えを用意してないであろう所に、新海さんの短編映画の癖を感じてしまった。 そうは言っても、万人受けする市販車もきちんと作れるんだから、すごい才能を持った人だわ。[地上波(邦画)] 5点(2022-12-18 22:32:00)《改行有》

2.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 素材は日本版・逆カラー・オブ・ハート。ローマの休日とニュー・シネマ・パラダイス&キネマの天地&蒲田行進曲で味付けして、最後はタイタニックも加えてと、なんだかいろんな映画が混ざった不思議な映画に感じました。 それでいてこの映画自体の味(素材の味みたいな)があまり感じられず、モト映画が感じられた途端に、この映画が薄っぺらい作品に思えて、拒絶感が出てくる。というのも解る気がします。 カラー・オブ・ハートを持ってくるなら、モノクロとカラーの違い、美雪の中の苦悩や不便さをもっと丁寧に書くとか出来たろうに、古い映画の登場人物って記号に使われるだけ。劇中雨を降らせてるから、私なんかは化粧が落ちるんじゃないか?と展開先読みしたけど、単に虹を出したかっただけだったり。化粧が落ちない説明も特にないくせに、ラムネこぼした時にアッサリ化粧が落ちたりとか、処理の甘さが目について、消化不良に感じてしまった。 他にも、美雪を演じた現実の女優さんは?とか、女優さんのことは健司気にならないの?とか、美雪が消えたあとの『お転婆姫と三獣士』の中身は?とか、フィルムを売るって話は?とかそういう素朴な疑問点を丁寧に書くのも、映画を面白くする要素に思えたんだけど、バッサリ割愛するんだもんなぁ… 北村一輝のキャラ(俊藤龍之介)はとっても面白くて、大物感やセリフの説得力、当時の映画業界の勢いと役者のスター性を感じられてとても良かった。もっとストーリーに絡んでほしかったし、何なら彼も“あっちの世界の人”にしてくれても良かったかも? エンディングについて、健司と生涯を伴にしたって物語は、一般的なロマンス映画では選ばない選択だと思うのでとても良かったと思う。周りに『介助もしない遺産目当ての孫娘』と思わせるなんて。でも当然これってハッピーエンディングとは言えない、現実的に辛い道を選んだわけで、あの最後のシーンまでに、二人の間に気の遠くなる時間と、もどかしさがあったんだろうと想像されるのも、意外性があって良かった。 二人きりの病室で、美雪が消えて、健司が天寿を全うし、現実世界の二人の物語は終わります。ここで終わりなんです。 ここから先、みんな勢ぞろいの舞踏会は、アレあくまで健司が仕上げた“今夜、ロマンス劇場で”の脚本、創作なんですね。でもなんか『健司が死後に映画の世界に行って美雪と触れ合えた。』みたいに観えてしまいます。たしかに蛇足だ。 モトの結末(たぶん健司が劇場で美雪に触れて消える)から、社長の注文で『結末だけはハッピーエンドにしてくれ』と。 病床の健司が看護婦に話すお話も映画の脚本の話であり、本当の二人の物語は誰にも語ってません。ロマンス劇場の支配人もそうしたように。 あと私としては、舞踏会の劇場支配人は高峰節子(支配人が愛した女優)と手を繋いでいてほしかったな。 現実世界で生涯触れることの出来ない辛い道を選んだ健司にとって、脚本を完成させて、美雪との物語を人に観せるということは、二人の秘密を他人と共有することであり、二人だけの物語の終わりを意味しているから、いくらハッピーエンドに書き換えてるとは言え、ホンネはどう思っていたんだろ? この映画、素材自体がいい味出してると思います。もう少し丁寧に創っていれば、2010年代を代表する邦画の名作にもなったと思う。[インターネット(邦画)] 6点(2022-08-21 14:42:13)《改行有》

3.  50回目のファーストキス(2018) 《ネタバレ》 常夏のハワイらしい日差しの強さを、敢えて白飛びで表現するところが良いね。毎日変わる色とりどりのアロハシャツも良い。行ったこと無いけど、良いところなんだろうな。 『四季がないからバレない』その結果がもたらす良し悪しはともかく、出てくる人がみんな良い人で、親子に留まらず瑠衣の為を思って毎日細工をしている。リアリティはともかく、気持ちの暖かくなる映画。 大輔との触れ合いで、瑠衣の服が毎日変わっていくところ。無意識に瑠衣の気持ちに変化が起きているように思えて良かったと思う。 記憶が続かない自分に子供が出来ることへの不安。毎日自分のお腹を見て驚く事への不安は、想像しただけで恐ろしく悲しい。 リメイク作品とのことで、モトの方も観てみたいと思った。福田監督といえば、クドいくらいに笑いを取ろうとして、そこが私の好みに合わないこともあるんだけど、今回は作品のテンポを壊すほどには感じられず、程々の味付けに思えた。その辺りモトの方はどんな塩梅だったのか気になった。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-30 00:45:47)《改行有》

4.  極道めし 《ネタバレ》 囚人には貴重なご馳走、おせちの一品を賭けた戦い。 如何に聞き手の食欲をソソるか?が本作の醍醐味なハズ。だから聞く人に味が伝わりやすいメニューで勝負するハズ。南の海鮮BBQのように、聞き手に伝わらない残念話を交えつつ、“もう一人の囚人”である私が鑑賞後“そうそう、あれ美味しいよな、よしこれから食べるか!”と思わせなきゃいけないんだけど、それが何故か、母ちゃん、息子、飲み屋の女、元カノと、食べ物あるあるより、ホロリと来る人情話ばかりを入れてきた。 原作はいわゆる“飯テロ漫画”だったけど…オムライスにカレーを掛けるまではアリとして、奥にカルボナーラとなると未知の味になる。何よりガチッと厚い卵に覆われた、粘土みたいなオムライスはシズル感がまるで無い。普通のお母さんが作るようなオムライスのビジュアルで良いのに。 土鍋ごはんに産みたて卵(あのオレンジの黄身は美しかった)に醤油だけで充分なのに、バターに焼いたとうもろこし…余計なもの混ぜ過ぎ、入れ過ぎだ。そしてこの元ホストの食べ方が汚い。食べ物を含んだ口の中見るの苦手。でもこれは役者さんの演技のせいではなく、『勢いよく食いながら全身で悲しめ』とか、監督なりの要求であんな事になったんだろう。 原作では大体ひと晩で淡々とバトルが行われたのを、何日も跨ぐモンだから、飯話の合間にオナラとかウンコとか食欲減退シーンを挟んでくる。アレ面白いと思ったんだろうか? チャンコが手紙を食うのも意味が解らない、ってか怖い。それで栗原が独房に入るけど、後ろ手に縛られて食事を犬食いさせられるとか、暴れた栗原が顔ボコボコになるまで暴行受けたりとか…日本の刑務所であんなこと実際あるの?田中要次が人情刑務官っぽく出てくるけど、あの暴行で全部ブチ壊し。 栗原がしおりにした仕打ち(しおりの家に女連れ込むとか)も許せるものじゃなかった。そもそも社会で悪さをした囚人たちが、今まで一番美味かったものの話をする時、つい滲み出る人間臭さがこの物語の魅力だと思っているから、栗原の出所後(お勤めを果たしたあと)がどうであろうと… 俳優さんは皆さん頑張ってるし、牛のアニメ?は工夫の跡が見えたけど、地方の古民家でロケするお金がないからセット。時期的に海岸で撮影できないからセット。人気漫画が原作のグルメ映画だから、時間もお金もケチったって、そこそこお客は入るだろう的な内容。もっと丁寧に作っていれば『極道めし2』も創れただろうに、もったいない。[インターネット(邦画)] 2点(2021-11-25 01:35:44)《改行有》

5.  こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 《ネタバレ》 鹿野靖明さんの事はよく知らない。この映画を観ただけの感想。 宣伝で何となく中身は知ってたから、ムカついたら負けかな。と思って観てみた。 映画を観てる側の気持ちは美咲が代弁してくれた。そうだ、もっと言ってやれ! 田中は役割だから仕方なく対応してやってるように見える。そりゃそうだ、本音はやりたくないわ。 私から見てまともな反応の2人に対し、ボラのメンバーは呆れ笑いしながらも鹿野の要求に律儀に対応する。何でだ? 現実には、美咲のようにアタマに来ても、田中のように仕事だから仕方なく介助する人も多いだろう。 講演会とかで注目される障害者なら、金の為に我慢する人も居るかもしれない。でもこのボラの人たちは、そういうのとは違うように描かれている。 鹿野は英検2級に受かってアメリカに行くという高い目標、夢がある。 でもアメリカに行くだけなら行けたハズ。鹿野もプロ障害者になれば、きっとプロ市民やマスコミが鹿野を利用して後押ししたハズだ。 そんな楽な道を選ばないで、自分に『英検2級に合格して』という高いハードルを設けて、結局アメリカに行けなくなるような人。 こんな人だからボラの仲間も「ハハハ、しょうがねぇなぁ」と世話をする。大変だしお金にはならないけど、世話しないと鹿野死んじゃうから。 この映画が伝えたかった“対等”の意味がわかった気がした。 鹿野との関係を問い詰められた美咲の戸惑い方と、思ってても言っちゃダメな事を言ってしまう田中。 突然のプロポーズを言葉を選びながら断る美咲と、それをジッと聞くしかない鹿野。 辞める決意の固まった追い詰められた田中と、それを引き止めようと息が詰まりながら話す鹿野。 主演の3人ともナチュラルな演技がムチャクチャ上手だから、特に大事な会話のシーンはとても引き込まれた。[地上波(邦画)] 6点(2021-01-12 23:48:35)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS