|
1. イノセンス
アニメでなければできないことを通して、アニメという枠を昇華してしまっている画期的作品。画の素晴らしさ、独特の世界観などはもちろんだが、人間存在のありかたや、他者性、自己とは何かなど近代思想の系譜にきちんとのっとった思想(=テーマ)が素晴らしい。それがちっともスノビッシュにならない演出も流石。原作マンガはよく知らんし、おそらく換骨奪胎しているのだろうが、押井守という人は、ちょっとすごいんじゃないか。アニメとかクリエーターとかいう狭い世界で、という意味ではなく。「攻殻機動隊」(映画)も素晴らしいし、「パトレーバー」などもよいが、本作は圧巻ですね。突抜けすぎていて、言葉を失いました。アニメ好きでない人にもぜひ見てほしい。10点(2004-03-14 23:26:37)(良:1票)
2. 犬神家の一族(1976)
金田一映画もののなかではもっともつまらない。謎が謎でなく、ストーリーが見えちゃう後半はいかがなものかと思う。「悪魔が来たりて笛をふく」「獄門島」「悪魔の手毬唄」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」そして名作「八墓村」、この蒼々たる顔ぶれと比較すると、見劣りしますね。ところで、11月に金田一シリーズのDVDが出るそうな。絶対買いです。7点(2003-10-20 22:45:40)
3. イントゥ・ザ・サン
つまんない映画にコメントもないもんだが、あまりに酷いので、DVDレンタル店で本作を手に取った自分の不明を恥じて一言。ハリウッド映画のわけのわからない東洋趣味が、大抵無惨な結果に終わることの反省をそろそろしていい頃。「ブレードランナー」とか「AKIRA」とか「攻殻機動隊」とかまともに見てたら、こんな馬鹿馬鹿しい映画にはならないはず。まずストーリーがわからない。演出の意味がわからない。アクションもすごく陳腐。セガールの日本語には字幕を入れないと普通の日本人は絶対に理解できない。こんなしょうもない映画で400円ものレンタル料をとる配給会社は猛反省してくれ。[DVD(字幕)] 2点(2006-03-04 22:59:44)(良:1票)
0 | 1 | 1.28% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 1 | 1.28% |
|
3 | 6 | 7.69% |
|
4 | 4 | 5.13% |
|
5 | 6 | 7.69% |
|
6 | 4 | 5.13% |
|
7 | 17 | 21.79% |
|
8 | 12 | 15.38% |
|
9 | 9 | 11.54% |
|
10 | 18 | 23.08% |
|
|
|