|
プロフィール |
コメント数 |
617 |
性別 |
|
自己紹介 |
監督はスタンリー・キューブリック 俳優はジャック・ニコルソン 原作はスティーブン・キングが好きです。 要はシャイニングがドンズバなんです。
ホラーが一番好きだと思っていたんですが、自分の評価を見直すとどうも感動系が好きらしい。
9点以上は余程面白くないと付けません。 |
|
1. イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
《ネタバレ》 「あいつ、結局カネかよ。ビジネスの才能あるかもしんないけど、ホントはあいつ、アートの才能なんて無いよ。」と嘆くBanksy。要するにBanksyがMBWをdisってるお話だ(よくHIPHOPの世界でもあるよね、こういういざこざw)。MBWとBanksyのどちらが勝者かというと、貨幣経済から見るとMBWの勝ちだ。まるでMBWはホリエモンのようだ。Banksyは、全ての価値はお金ではないと論す。しかし世の中は違う。観客は、その作品の目的がアート志向なのか/ビジネス志向なのかよりも、「その作品に触れて自分の心がどう揺さぶられたか」が重要なのだ。作者の意図は得てして伝わらないものだ。感想は受け手の自由だ。ただし、MBWのようなビジネスアートは短命そうだし、価値はその時代がジャッジするだろう。もしくは本当の意味で才能が開花し、Banksyをも超える奇才になる可能性だってある。MBWにオリジナリティがあるのかどうかを問い始めると、だったらBanksyは全てがオリジナルなのか?1%もコピーやサンプリングのないアートが現代に存在するのか?という面倒な議論になってくる。。。Banksyは、みんな粛々と意義をもってやってるのに1人だけビジネスライクにアートを安売りしてる事に腹が立ってるんだろう。その気持ちは理解できる。自分がBanksyだったら、きっと同じ事を思うに違いない。 ただし、日本人は昔からMBWのようなモノマネで食ってきてるからなぁw[DVD(字幕)] 8点(2012-05-25 23:36:40)
2. 一命
《ネタバレ》 今の時代に「武士」はいません。「武士」の代わりに「仕事」があります。「武士」と「仕事」を置き換えて考えることができます。上流階級(役所広司たち)で生きていくには「武士道>人間性」っていう公式のもと動かないといけない。この階級の人達は、色んな物事が満たされているから、より満たされるためには武士道を優先しないといけない。仕事を中心に考えて生きることができるわけです。反対に下流階級(市川海老蔵たち)で生きていくには、逆に「人間性>武士道」っていう公式で動かないといけない。武士云々よりも、前提として日々生きていかないといけないから。仕事は単なる生きていくための手段で、そこに固執する暇なんて無い。これ、貧富の差によって見えてる世界が違うから、どっちが良い悪いとかじゃなくて、仕方ないって言えば仕方ないんですね。海老蔵寄りの目線で見れば、武士は「見栄やプライドに固執しているSNOB野郎」として描かれているし、役所広司寄りの目線で見れば、海老蔵たちは「嘘つきは泥棒の始まり。運が悪くて貧乏なのを人のせいにするな」と見えるし。まぁ、どっちかっていうと海老蔵寄りの目線で描かれてるので、SNOBな武士に対し「人の為なら見栄やプライドも捨てられる、それが真の武士じゃないの?」というアンチテーゼを言いたいんでしょう。傑作です。[映画館(邦画)] 8点(2011-10-21 20:59:32)
3. インセプション
《ネタバレ》 現実と夢の世界がミルフィーユ状態に折り重なっていく様が面白くて目が離せなかったです。どんどん込み入った展開になっていって、見ている側の頭が混乱していくようで・・・。ただ、そのミルフィーユな光景を見ていくにつれて、もっと作り込めるんじゃないか?っていう期待が膨らんできちゃいましたw 監督!もっとできるはずでしょ!っていうw まぁ、あんまり作りこみすぎちゃうと本当に視聴側が話についていけなくなっちゃいそうだから、このくらいが妥当だったのかもしれないな~と思いました。時間が経ったら再度見てみたい映画です。[映画館(字幕)] 8点(2011-01-15 15:52:28)
|