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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 息もできない 《ネタバレ》 なぜだか惹かれていく、チンピラと女子高生。おそらくお互いの不幸の匂いで惹かれたのだと思うが、実はお互いの不幸のことをあんまりわかってはいないという心許ない風情。また、主役のヤン・イクチュンの、とんぼの頃の長渕剛みたいな息苦しさ。それらが魅力の本作なのだとは思うが、しかし。暴力がヒリヒリしすぎで見てられなかったなあ。どうしようもない嫌悪感。切実なものを見ているような気持ちにもなっていましたが、おそらく切実なのは「貧困」だったのだろう。オラは好きじゃない。[DVD(字幕)] 3点(2023-07-29 14:04:48) 2. 1980(イチキューハチマル) 《ネタバレ》 あああ。これは、もう観たオレが悪いのだと思うが、しかし。言わせてもらうならば、「ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013)」を観たときと同じような気持ちになりました。ピンぼけの試写会で、何のてらいもなく踊るシーン。イケてる高校生の傍若無人っぷり。一瞬で寒気がして、今、ワタシ本当に風邪を引いたのではないかと思っています。本作において、三女の映画作成パートはほんの一部ですけど、1980年といえば、監督が高校生の時(ワタシもほぼ同学年)であることを思えば、あのパートは監督の青春記なんでしょう。あのころ屈託まみれだったワタシの視線がおかしいのは十分認めますが、若気の至りが目に痛いんだ。[DVD(邦画)] 2点(2020-10-29 16:41:43) 3. インファナル・アフェア 《ネタバレ》 上手い。そして、ラウ刑事がえらいかっこいい。そのラウ刑事のみが生き残り、無間地獄を生きていくっていうラストがいいです。ただ、ワタシはヤン警官もまったく名誉を回復することなく、チンピラのまま死んでいくのがこの映画の本筋だと思います。やるせなくっていいじゃないですか。【追記】とはいえ、ヤンにラウが献花するラストシーンも是非とも欲しいわけですので、本作の筋がやっぱり妥当なのですね。[DVD(字幕)] 7点(2019-07-21 21:36:14) 4. いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 ベストセラーの映画化という鬼門。ここでの高評価をいぶかしく思っていたモノです。観てみてなるほど。よかった時の大林宣彦チック。ワタシは、なによりも巧の高校時代を演じた浅利陽介が良かったと思っています。登場するたびに放つ、田舎くさくていたいけでひたむきな輝き(なんだそれ)に目を奪われました。大塚ちひろと一緒の、小さなケツ持ちがいるおかげで、主演の二人がこの映画は面白くなるという自信を持って役を演じている。鬼門をくぐり抜けたポイントだと思います。[DVD(邦画)] 8点(2016-01-17 14:01:11) 5. いのちの食べかた 《ネタバレ》 食物を扱っているのに無機質な感じ。それで色彩豊かとくれば、キューピーのCMを彷彿させます。地下の塩田、拉致された宇宙人のような屠殺されたニワトリなどはSF映画みたいでしたし、リンゴの出荷場など工場見学のようでした。だからもっとこちらを引きつけてくれると思いきや、しかし。何かこちらを寄せ付けない感じ。この映画には「表情」が一切ない。まるで作り手は「飽食」とか、「いのちの尊さ」とか、「安全・安心」とか、「食物メジャー」とか、そういうものには興味がない体(てい)。「Our Dairy Bread」。私たちの日々の糧(かて)。そのまんま。意図したものではあると思いますが、そんな作り手のあり方が怖くなる作品でした。なんでそんなに冷静なんだ。[DVD(字幕)] 6点(2014-08-30 20:01:46)(良:1票) 6. E.T. 20周年アニバーサリー特別版 《ネタバレ》 うーん。自転車を空に飛ばしたいという願望があって、そのための後付けの物語のような気がする。[DVD(字幕)] 3点(2013-11-23 11:51:24) 7. イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 教祖様はジグソウの方かと思いました。でも、そうではないのですね。本作中でカールが観ていたTVに「ソウ」映ってたから、完全に勘違いしましたよ(ワタシだけ?)。もうこうなったら、監督は、あえて「そっくりさん」を起用したもの、とますます手前勝手な解釈をしてしまい、教祖様には、集会で「おまえたちは、せっかく与えられた生を生きていない」とか言って欲しかったです。あるいは、誓約の際に「アイワナプレイゲーム」とかも言って欲しかったです。…いや、これは、完全にお門違いですね。理不尽でした。すみません。いやー、しかし、そう思いませんでした?ホント?オレだけ?[DVD(邦画)] 5点(2010-11-06 18:14:19) 8. イン・ザ・プール 《ネタバレ》 田辺誠一のエピソードを最後に持っていって、スパッとしめる構成は良かったです。ワタシも、これで、三木監督作品はみんな見たクチ。次回作も期待。松尾スズキ氏の伊良部医師は、この正月見た「志村けんのバカ殿様」を彷彿させるものでした。これは、これでいい。[DVD(邦画)] 6点(2010-01-09 23:54:22)(良:1票) 9. インスタント沼 《ネタバレ》 本作のテーマと思えるものを、ラストシーンでヒロインが、そのまんま、セリフとして叫び上げます。モノを表現する上で、なんぼなんでも、そんな「乱暴」はないだろう。しかし、「人生、リセットしたい」とのたまう主人公の言葉を、一瞬で唾棄するシーンはよかったので、3点。[DVD(邦画)] 3点(2009-12-11 08:19:01) 10. 硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 最後の探険隊の人たちよ。せっかく見つけた大事な手紙、落とすなよ。[DVD(字幕)] 4点(2009-09-05 00:16:54) 11. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 んー、本人が、自分のものまねをやってるのを見てしまったみたいでした。スピルバーグが、原爆実験のシーンをどうしても撮りたかったので作った映画みたい。[DVD(吹替)] 6点(2008-11-29 13:52:12)
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