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プロフィール |
コメント数 |
1252 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。 【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。 【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。 5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。 また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。 |
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1. 生きていた信長 完全版
《ネタバレ》 「四月物語」の前座として見たが、これはひどい。どう突っ込めばいいのかわからない。
この信長は先見性というより何かよほどのズルをしている。ひそかに山川の歴史教科書でも入手したのか。こんな歴史操作が許されるなら、一向宗が信長を滅ぼしても文句は言えないだろう。そうなれば次は一向宗の天下だ(うちの寺は真宗)とも思ったが、この信長はあくまで歴史の正統性を盾にしているため対抗しにくいところがある。どうも小狡さの感じられる男だ。
こんな信長は尊敬できないので、悪いがいい点はやれない。だいたいこれで映画一本見たことにしていいのか。[DVD(邦画)] 2点(2013-02-10 19:24:44)《改行有》
2. 生きない(1998)
《ネタバレ》 最後の笑いの解釈にもよるのだろうが、何を意図した映画なのかは結局わからなかった。劇中で女子大生が言っていたことはまさに正論で、この人物でこの年齢ならそれで十分なわけだが、こういうのを叩きのめすのが目的だとすれば大人気ない。生きることの意味、存在の意味に疑念を抱く立場との間で相対化するなら納得できるとしても、ラストは結局後者のみを支持しているように見え、それなら一人で勝手にやれよと言いたくなる。あるいは単に破滅願望を満足させたいだけのようでもあり、それも世間的には一定のニーズがあるだろうが、他人を巻き込まなければ気が済まないというなら個人的には全否定する。
それから、世の中普通にしていても交通事故に遭わない人間の方が圧倒的に多いわけで、都合よく一度に全員死亡などというのは作為しか感じられず、TVの短編ドラマ並みの安易さである。これではとても世の無常などには考えが及ばず、死人の山ができて大喝采というようにしか受け取れない。シリアスな話でこれはないだろうと思うが、それとも最初からこの映画はブラックコメディだったのか? 何にせよ意図がよくわからない映画である。
以上、もしかすると優れた映画なのかも知れない(そのように取る人がいるのもわかる)が、クソ映画の懸念も払拭されないので念のため低評価にしておく。舞台版というのはまた違うのかどうか。
なお女子大生、及びその他の脇役の面々は好印象だった。映像面も音楽も悪くない。[DVD(邦画)] 2点(2012-09-02 19:52:38)《改行有》
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