みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 1917 命をかけた伝令 長回しが多いと言う事で、手持ちカメラの酔っぱらい映像ばかりの 疲れる映画かと敬遠してましたが・・・、周りの評判につられ先日やっと鑑賞してきました。 さすがに近年の撮影技術の向上で、手ブレ補正されていて落ち着いた絵が続きます。 ワンショットはそれぞれ30分続くかどうかで、編集が一切ないとは言えませんが、演劇的な同時進行感はある。 無理に長くして、絵や演出がおろそかになっては本末転倒であり、これでも充分に臨場感はあると思う。 CGが使われたのかどうか自分には情報が無いので断言できませんが、リアルな映像だと驚きました。 ただ、演出的にどうかと思ったのが、地下の閉鎖空間で爆発に巻き込まれたのに、体はともかく鼓膜が無事って 無いような気がします。鼓膜破れなくても、かなりの長い時間聴力は戻らないはずですが、役者は会話してました。 大正時代の戦争なので、後の戦争に比べ爆弾の殺傷能力は低めかもしれませんが、全体にバラエティ感が散見。 最近の映画にように、CGで人体が粉々になるシーンが必要だとは言いませんが、割と表現は控えめでしたねえ。 それでも戦場を駆け抜けるスコフィールド君の気迫は迫るものがあり、探していた人物との対面後の最後の表情は ラストシーンとして最高の時間になりました。 人気の有名な俳優が脇役に徹していて、映像がスコフィールド君に集中したところは正解でしょう。 反戦映画なのかどうかは置いといて、一人の若者の戦場での奮闘を疑似体験したような気分がしたので良しとします。 比較対象がジョーカーとパラサイトの昨年度なら、この作品こそが作品賞だったのではと個人的には思いました。[映画館(字幕)] 8点(2020-02-18 18:31:20)《改行有》 2. いぬやしき 《ネタバレ》 アニメは見ましたが、本心では都合のいい設定やストーリーを小バカにしてました・・ これを実写化したところで、良い映画になるとは思ってませんでした。 でも、もしかしたら、端々を修正して多少はまともなモノに変化・・を期待してレンタル。 やっぱ、変ってませんでした。 お話がポンコツなのが全てですが、映像はまあまあの出来でした。爆発シーンは今回も嘘臭いです。 基本、「予期せず強力な戦闘能力を得た2名が、善と悪に分かれて対決する話し」に肉付けするにあたり 悪に変貌する側の背景が薄い。これでは元々ダークサイドのサイコだったとしか思えない。 どーせなら、苛めの被害者の方をサイボーグにした方が、流れがスッキリしたかも。 モニターを通して銃弾のようなエネルギー波を撃てるとか、飛躍し過ぎなんですが・・??? いちいち現場で戦う必要なくなってしまう。警察幹部も、政治家も全て殺すのが簡単になってしまう。 もう少し面白いお話にできないものでしょうかねえ・・ て原作の批判になってしまったので これにて失礼します。 ひまつぶしにはなるかもです。[DVD(邦画)] 5点(2019-02-25 13:15:23)《改行有》 3. イコライザー2 《ネタバレ》 前作は家で見ましたが、今回は映画館で・・ 音がデカくてビックリ。 印象ワードは「騒々しい」 あの映画「ジェイソン・ボーン」の煩さに肉薄。 それでも、まあまあ面白かったです。 見かけた悪人を退治してしまうボランティア仕事人の日常と、出自の因縁でプロ同士の戦いのコントラスト。 今回は、ハリケーンの嵐の中での決闘。自然の驚異をも味方にし、負ける不安の皆無なヒーロー。 前回、鼻に付いたトドメの余韻の引っ張り過ぎも押さえられ、テンポは良いけど、サブキャラの黒人青年が 今一つかなあ。あの麻薬売人連中を野放しにしたのは、どうにも消化不良でした。 あのままでは青年は安心して出歩けないのでは? あいつらも始末して欲しかった(笑 さあて、パート3は創られるのか否か・・ 少し期待してたりする。 で、ココまで皆さん揃って6点・・ どうしようか迷いましたが7点とします。 追伸・・ パン屋の小麦粉で、粉塵爆発、こんなに威力あるの? 小麦粉怖くなったよ?[映画館(字幕)] 7点(2018-10-29 23:20:03)《改行有》 4. 祈りの幕が下りる時 このシリーズは、ドラマの方がマシという印象で、総じて好きではなかった。 特に、人を小バカにしたような加賀の印象が肌に合わず、今回は完全にスルーしようと思っていました。 それにしても、よくまあこの内容を120分以下に詰め込んだもんです。どう考えても150分は必要なお話。 その弊害で箇条書きのようなエピソードのブツ切り構成ですが、核になる浅居親子の虚構の人生は丁寧に綴っている。 このシリーズは、主人公の加賀の存在感が微妙な面がありますが、今回は更に薄くなってる印象。 ヒロイン?の浅居博美も、10代20代と別な女優が演じる為、印象が薄まっている。 結果として、新参者シリーズの作品というより、かつての名作「砂の器」のような映画になってしまった。 阿部寛演じる加賀恭一郎のクライマックスのような作品なのに、松嶋奈々子の印象が強烈に残ってしまった今作。 脇役の溝端淳平君、小日向文世もいい存在感ですが、意外に春風亭昇太さんの起用も面白かった。軽過ぎ? 一連のシリーズが好きではなかった自分には、大変相性が良い作品になったようです。 娘を持つ親父には、ど真ん中のストーリーでして・・ 点数甘くなったかも[DVD(邦画)] 9点(2018-09-18 20:57:00)《改行有》 5. インターステラー 《ネタバレ》 面白いんですが、頭の悪い自分、置いてけぼり感が否めません。 宇宙の事、時間の概念、ブラックホールとは何か等、ある程度の理解が無いと 何を話し合っているのか・・??? 小一時間のミッションに行き、戻ってきたら、母船では何十年も経っていた? とてつもないです。これって未来へタイムトラベルに近いけど別ですよね。 終盤で、過去が見える空間から、過去の自分の家族へアクセスしようと奮闘の シーンも、コレって何?・・・ 疑問符だらけ そういうものなんだと無理やり納得したつもりで最後まで見ました。 時間の交錯やら冷凍睡眠やらの結果、親父の数日の任務により、娘は100歳超え の悲劇でしたが、生きて再会の喜びは伝わりました。 アメリアとも再会を 果たすのだろうというイメージで幕引き。 うーむ、恥ずかしながら理解できませんでした。それでも、面白いです。 この監督、次は一体何を作ってくれるのでしょうか。[DVD(字幕)] 8点(2016-04-08 18:55:58)《改行有》 6. イコライザー 《ネタバレ》 見終わって直ぐは、なんだこの程度の映画か・・という感じでしたが 後で記憶をたどっていたら、無性にもう一度見たくなりました。 結果3回は見たかな・・。 やはり悪いやつをコテンパンにというのは、ツボですよね。 水戸黄門を何十年も見てしまう老人の心理と同じなんだろうなー もっとも悪いやつのレベルも、コテンパンのレベルも段違いです。 スタローン、アーノルド、ステイサムとは違い、アクションは地味で 渋いけど、結果は全員抹殺なのでスッキリ。 ホームセンターの店員が元はキラーエリートで、世直しヒーローに 立ち上がる、ベタな物語ですが、これで良いんです。 襲ってくるマフィアの殺し屋との戦いで終了かと思ったら、そこまで やりますか?ていうラスト・・ 更にアンコールでクロエちゃんが再登場してハッピーエンドの大サービス。 しかし、レジの金奪った強盗から、形見の指輪を取り返すのに使った 売り物のハンマーを、血を拭きながら店に返却って・・荒過ぎですう[DVD(字幕)] 8点(2016-04-06 23:55:07)《改行有》 7. インセプション 《ネタバレ》 ノーラン監督の傑作映画、しかも日本の謙さんも出ている。 夢オチ物は安易だという向きはありますが、こりゃレベルが違います。 装置で繋がった相手と、夢が共有可能になる。 夢の中で、夢を見ると時間は長くなる。 重ねた結果、50年の人生を過ごしてから目覚める事が可能に? なるほどそういう設定で来ましたか? 目の付け所チャイますね、この監督。 なんか毎年リプレイして見てしまうスルメの様な作品でした。[DVD(字幕)] 9点(2016-04-06 22:07:36)(良:1票) 《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS