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1. サボテンの花
《ネタバレ》 ゴールディ・ホーンが滅茶苦茶可愛い!まさかこんなにも魅力のある女優だったとは。一方のイングリッド・バーグマンも成熟した大人の女性を感じさせる風格たっぷり。それにしてもそんなに彼女は駄目ですかね?確かにコメディからはちょっとかけ離れたイメージがあるけど、個人的にはこの役は彼女以外に有り得ないと思ったのですが。どちらかと言うと僕もゴールディ・ホーンよりも寧ろバーグマンにオスカーをあげたい派です。歯医者のプレイボーイを演じたウォルター・マッソーはそんなに魅力があるのかな?と思いつつもコミカルな役どころを好演。脚本はさすがビリー・ワイルダーの作品を多く手掛けたI・A・L・ダイアモンドというだけあって、様々な登場人物が入り乱れる後半(特にカフェでのダンスシーンは圧巻!)は、最後の最後まで話の展開が読めません。衣装や小道具の色使いもカラフルで、台詞も洒落ていて、もしこれでモノクロだったら本当にワイルダーの作品では?と思えてしまいそうです。最後のサボテンの花同様、とても愛すべき作品だと思いますよ。8点(2004-12-13 18:19:57)(良:1票)
2. 酒とバラの日々
《ネタバレ》 こういう映画を観ると思わず、「これから先絶対に酒は飲まないぞ」と自分に誓いたくなってしまいます。アルコール中毒者の悲痛がこれでもか!と言わんばかりに存分に伝わってくる。酒を追い求めるアル中患者の心理描写としてはビリー・ワイルダーの『失われた週末』の方が上だと思うけど、こちらは夫婦揃って酒浸りなのでその分どんより感も二倍。どうしようもない悲哀感が漂ってきます。最終的に二人の内片方はやめられて、もう片方はやめられないというラストが何とも無情ですが、「どうせ最後はハッピーエンドなんだろ?」と高をくくっていた僕には良い意味で期待を裏切られました。ハイ、ごめんなさい。文句なしの傑作です(^^;。それにしてもこれほどオープニングとラストのギャップが激しい映画も珍しいですね。8点(2004-06-20 11:03:33)
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