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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. サンダーアーム/龍兄虎弟 《ネタバレ》 身体をはってるからとか、大怪我したから傑作とは限らないわけで。 いつも通りのジャッキー映画とは言え、今回はいつも以上にストーリーが稚拙。そこをお約束の肉弾アクションで補っているんだろうけど、そのカンフーやカーチェイスも今作は中途半端。ふたりの相方にもまったく魅力が無い(特に男)。金持ちの女も命の危険があるのに、わざわざついて来る理由が分からない。ついでに存在理由も(笑)。20年前の作品とは言え、お笑い部分のセンスも古臭いし、三人の恋愛ドラマも薄っぺらい。 他の方の指摘にもあるように、てっきり世界各地の遺跡に「神の武器」を取りに行くアクションアドベンチャーかと思っていたら、お笑い要素で誤魔化すご都合主義的なストーリー展開や、邪教徒なのに正々堂々と肉弾戦を挑んできたりと、緊迫感の無い戦いばかりが目立つ、中途半端なアクションコメディ。ラストもめちゃくちゃ中途半端な終わり方。ラスボスのような強敵と戦うでもなく、何の盛り上がりも無いまま終了って…。気球に飛び移るシーンも木の枝が見えてるし。 とにかく話の持って行き方や演出にセンスが感じられない。相変わらずエンディングのNG集の方が面白い。 ジャッキーファンには申し訳ないけど、いくらなんでもここの平均点は高すぎると思うので、この点で。 [地上波(字幕)] 3点(2007-01-21 02:59:10)(良:1票) 《改行有》 2. サボテン・ブラザース 《ネタバレ》 「ギャラクシー・クエスト」(以下「GQ」)の元ネタという事で見てみた。 「勘違いで話が進む」という発想は本当に面白い。ただ、今作を下地に、より発展させた後発の「GQ」に比べると、人物描写や展開に物足りなさがある。 難点は「GQ」よりもさらにコメディ寄りのため、「ギャグによるご都合主義的展開」と「命がけで村を救うという真面目さ」とのバランスがイマイチ取れていないところ(命をかけるべき危険なシーンほどギャグで誤魔化されてしまうため、救出劇そのものに説得力が無くなり、肝心の感動も半減している)。 また、途中の「歌う木」とか「透明人間」の出現も唐突だし、ギャグとして見てもあまり笑えない。時間が少し長く、無駄に思われるシーンもあるので、もう少し編集して娯楽映画としてのテンポを上げて欲しいところ。[ビデオ(字幕)] 5点(2004-05-14 09:26:54)《改行有》 3. サイコ3/怨霊の囁き うーん、確かに傑作はシリーズ化するごとに、つまらなくなっていくという法則には当てはまってはいます(笑)。しかし、それほどひどくもないですよ。やはり「サイコ」が余りにも有名な古典的名作のため、見る側も既に見る前からその影響に捕らわれてしまっているように思えてなりません。ストーリー的にも演出的にも物足りない部分が多い内容ですが、ノーマンが創り上げた内的な世界を自ら崩壊させるラストは、シリーズの正統な完結編として見てもいいと思っています。アンソニーパーキンス自身が、俳優として捕らわれてしまった「ノーマンベイツ」というキャラクターに終止符を打つための作品でもあったのでしょう。そう思ってみれば、非常に感慨深い作品とも言えます。ちなみに「サイコ4」は、もはや続編というよりは外伝的な内容で、この「3」からの繋ぎとしても強引なので(あれだけの殺人を犯しておきながら、数年で仮出所できるはずがない)、この作品が事実上の完結編だと思っています。さらにちなみに、「4」の点数は3点。 7点(2003-11-26 19:08:06) 4. サイコ2 うーん、前作「サイコ」が、余りにも神格化され過ぎているのではないでしょうか?(私もRPGの「ドラクエ」はファミコン版の「1」が最高傑作だ!と言ってしまうタイプですが)。個人的には、今作はストーリー的にも「正統な続編」として見ることに違和感を感じませんし、サスペンスとしての完成度もかなり高いと思います。8点(2003-11-26 18:55:57)
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