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1. さすらいのカウボーイ
《ネタバレ》 映像がどこか懐かしく詩的でとても美しく、引き込まれました。
そして美術関係がかなりリアルで、アメリカの古典的な西部劇やマカロニウエスタンとはまた違った開拓時代のリアリティが感じられます。
ハンナがコリングス、というより「男の勝手気ままさ」そのものを憎悪しており、コリングスが旅先で知り合ったおっさん(ハリス)を浮気相手呼ばわりするところなんか、女の情念を感じます。コリングスが浮気した相手は「自由」であり「さすらい」なわけですね。コリングスとの平穏な暮らしの邪魔になるハリスを、決して悪い人間じゃないと分かりつつも、さっさといなくなって欲しいと強く願うところとか、何かリアルだな~と。
只、クライマックスで決着を付けるべき相手が只の小悪党過ぎてそこがちょっと減点。まあ、リアリティを追求するならばあの程度の小競り合いで丁度良いのかもしれませんが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-14 22:48:51)《改行有》
2. サイレント・ランニング
《ネタバレ》 VHSの時代からいつか見ようと思っていた映画の一本。SF映画としてはいろいろと雑だが、制作年を考えれば許容範囲かな。主人公がエゴ剥き出しで孤立して行く様が何かリアルで見ていて辛かった。うーん。気持ちは痛い程わかるけど他の仲間も仕事で来てるだけだしね。それこそ見る人の価値観によって感想が全く変わる映画ではないだろうか。ところでこの映画を実際に見るのは初めてのはずだったのだけど、なぜかドローン3号が足だけ残して行方不明になるモニター越しのシーンにハッキリ見覚えがあった・・・見たことあったのかな?でももしそうだとしたらあのラストシーンを忘れるはずはないと思うのだが・・・はて?[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-29 21:07:41)
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