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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS 私の第一印象も「トゥルーマン・ショー」(よりは良かったけど)。「思念が他人に伝わる」という設定のお陰で、掟破りにバンバン「ナレーション」が使用できるという解り易さ。更にサトラレ本人以外にも、鈴木京香の報告書等が頻繁にナレーションされる。そんな作る方も観る方も全く頭を使わないで済むナレーション説明映画と化してしまっていながら、最後は泣かされて誤魔化されてしまったような感じ。それに全体的にBGMが大仰でうるさいし(巻頭のアメリカ製戦争映画のパクリみたいな映像と音楽は必要なのか?)、脚本は凡庸の上、後半はクドい。しかし近年の邦画の中では、設定や映画的作り込みがかなりしっかりしているとは思いました。ということで、流した涙にも免じておまけの6点献上。6点(2002-06-06 00:09:22)(良:1票) 42. 魚と寝る女 世界中のファンタ系映画祭の世紀末をスペイン映画「ネイムレス」と共に席巻した韓国映画「the isle」が、「魚と寝る女」という邦題(観てみればこの邦題はなかなか秀逸)で公開されていたとは迂闊でした…。しかしてこの映像表現は一見の価値有り。ホラーなのかラヴ・ストーリーなのか、現実なのか幻想なのか、過去なのか未来なのか? とにかく物語も台詞も廃し、愛への渇望と埋められない孤独を静かに、しかし文字通り痛烈に描いた秀作(デビッド・リンチより遙かに面白いけど、「自虐」って世界的な流行なの?)。ということで、7点献上。7点(2002-04-28 18:07:45) 43. ザ・コンテンダー いやまったく【mmm】さん、同感です。アメリカ人、お前ら何でも大統領に演説されないと理解できねーのかよ!(大統領だって、ただ「女」を利用してただけじゃん) どこが自由の国なんだよ、かなりファッショ入ってんじゃねーの? 事故が狂言だったっていうオチは何とか許せても、ラストは許せん。そこまでが本当に本当に本当に(「本当に」の三乗)いい映画だっただけに残念至極。こんないい映画をこんな滑稽な形で劇的にする必要がどこにある? お陰で政治、フェミニズム、信条等、全てのテーマが雲散霧消してしまったので、5点献上。5点(2002-04-07 17:45:13) 44. 13デイズ ただひたすら緊張感の連続、そして合衆国大統領の神の如き責任の重さよ、こりゃ並の精神力じゃ務まりません。面白くなくもないですけど、なんかNHKスペシャルみたいな感じ。政治や近代史に興味がない人は、映画としてはつらいんじゃないかなぁ。ところどころモノクロにする演出も余り感心しません。でもこういう映画をきちんと作るハリウッドに6点献上。6点(2001-09-09 22:54:03) 45. ザ・セル イマジネーション先にありき、後からストーリー付けした印象が拭えない。実写(CGですけど)の迫力はあるけど、何かルパン対マモーのシーンみたいな…。ジェニファーが制止を振り切りマインド・ダイブする理由が弱い上に結局救えない(これが救いと言えば救いなのかな)。とりあえず映像とジェニファーの美しさに6点献上。6点(2001-09-08 19:20:05) 46. さくや妖怪伝 妖怪のぬいぐるみは昔の大映映画へのオマージュったって、あれはなかろう。亡霊武者や最後の松坂慶子の大暴れが台無し。画面からは情熱と勢いは伝わってくるけど、取りあえず安藤希のひたむきでクールな可愛さだけに5点献上。5点(2001-07-11 12:55:36)
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