みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. サイダーハウス・ルール トビー・マグワイア目当てで見ましたが(目の演技が深くて好き) ボンボン顔で心配しましたが、この役もやりこなしてます。 一見浮いてるようにも見える爽やかさ真面目さは、 このアカデミー賞男優のマイケル氏の言葉でリアルさが感じられました。 君は特別な子なんだ、そうどれほど愛していたかこの義父の演技は、 確かにさすがにうまいなと感心。これ以上の助演賞はないでしょう。 用事で二回に分けて見てしまい集中しなかったのですが、 それでも評価は低くはありません。確かに難しいどうにもならない ものを書いているのですが、それでもうまくまとめられ品も感じました。 とにかくピアノがいい。旅立ちと自立もテーマにしていますが、 この音楽や普遍的なテーマと映画の中の映画に、 ニューシネマパラダイスを重ねてしまいました。 ニューシネマパラダイスのより暗い一般受けしない題材でしたので、 損な作品ではありますね。 あと面白いことに、日本語吹き替えにすると、 カルピス子供劇場のふんいきですよ。8点(2004-06-15 04:34:22)《改行有》 2. ザ・ロック 《ネタバレ》 大雑把なマイケル・ベイ監督作のわりには、 一番良い出来だと私は思いますよ~! 見てる最中に(これは別の監督の作品に違いない)とか、 マジ思ったくらい完璧すぎてアレッ?とか思ってた(苦笑) しかし後半の連続爆破攻撃は(やはり)と嬉しくなってしまうということは、 もしかしたら私はけなしながらもこの監督の爆破演出が気に入ってる?? 前触れはもちろんありました。 あのひつこい大袈裟なカーチェイスはいらないのでは?とも思うし、 いらないとは言い切れないけど長かった(苦笑) それほどショーン・コネリーに大脱出させたいのか~(爆) この人派手さが似合うボンドだから仕方ないんですが、 呆れながらもまあコネリーだからいいかと変に納得。 まさにコネリー007引退した某国某スパイの老練なる役。 「レッドオクトーバーを追え」のほうがその演出はひつこくはなく好感。 まあしかし監督が違うから仕方ないか・・ ニコラス・ケイジを持ってきたのは意外にも合っていた。 やはり両方熱血だと映画が暑苦しくなる(爆) それでなくても熱い男を描くのが好きな監督です。 でも私は意外にもこのふたりの面白さよりも、 さらに熱い男エド・ハリスに釘つけになったのです。 この冷静で嫌らしくガンコな役はなんだ? 似合いすぎている・・ こういう時代錯誤なガンコオヤジ、 「海底2万マイル」のネモ船長のような役は好きです。 時代に置いてゆかれ自分の帝国を地下に作っている・・ こういう引きこもりのカリスマおやじの筋って面白い。 「某国のイージズ」の真田広之のようなニコラス・ケイジのラストは、 やはりこういう破滅型アクション映画はお金をかけないとダメだと痛感。 そのあとの爆破は成功したが海に沈むというパターンは、 実は観ていて楽しめた。 心から期待していたから。 爆破させろ!って・・ 映画の中くらい派手に破壊してほしい。 エンドクレジットにドン・シンプソンに・・とあり、 あああの有名な製作者が亡くなったんだと知り、 そうかだから娯楽作でよかったのかもとしみじみ・・ [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 08:01:07)《改行有》 3. ザ・カップ 夢のアンテナ 《ネタバレ》 すごく好きな題材ですね。 惜しい! 映画としてみたら・・教育テレビでやってるドキュメンタリー映画みたいな・・ 丁寧な(丁寧すぎて淡々)映画が好きで良い話が観たければどうかな。 僧侶が作った映画としては娯楽も多少あるし初作品とすればまあまあ。 ただ・・良心的すぎて退屈なところが多かったのは確か。 素人が作ったような和まされる作りなのです。 ということで4点なのですが・・ 私は題材やストーリーはよかったから、 僧侶が作る映画としては立場や社会的なことから限界もあるけど、 最後の(それでも中国は米を作らせている)と、 こんな見方がしたかったのにと残念。 風刺の効いたこっけいな社会派映画にもなっていたはず。 やっぱり映画を数見てゆけばそういった欲が出てきて、 こうしたら売れるのにとか色メガネで見ちゃうのは寂しいんですが、 ああ~もっとなんとかしてほしかったなぁ。 ここらの歴史や情勢も興味があるわけで、 こんな僻地にでかいパラボナアンテナを立てて、 僧侶たちが4年に1度のワールドカップを見ようと必死になる。 いいストーリーじゃあないですか。 もちろん大袈裟に世界平和とかの映画になったらつまらないけど。 主役の子供はよかったんですが他の俳優は素人みたいで、 表情が固いんですよね。 それがかえって良いのかもしれないけれど、 途中で寝てはいけないと思いながら観ました(苦笑) どこがどうしてサッカーにつながるのか。 どうしてコメデイなのに笑えないのか。 ワールドカップが始まる!というあたりまでが長い。 苦労して見ているWCは98年のフランス大会。 これはリアルタイムでもちろん見たから嬉しかった。 しかも白黒というのがいいです。 もしかしたら私の98年も白黒の思い出になっているのかも・・ サッカーの映像が出るたびにもう結果も内容も知っているから、 なんかタイムスリップしてるみたいだ・・ 今年のドイツ大会も何年かして映画の中の映像にされたら、 もしかしたらモノクロの思い出になっているのかもしれません。 時がたつのは速い・・ 共産主義とかインドの現状とか仏教や世界のこと・・ そんなことよりも一番感じたのが、 時がたつのは速い(苦笑) 変に(何かをやらなければ)とか思ってしまう映画です(変?) [DVD(字幕)] 4点(2006-09-21 07:59:06)《改行有》 4. ザ・プロデューサー このケビン・スペイシーはよいです。 作品が小粒ですので話題に上がらないのですが、私は好きですね。 言ってしまえばSM一人芝居みたいな役で、ほんとにうまいと思う。 まだ見たことがない人はだまされたと思って、見てくださいね。 ただし映画はたいした内容ではありませんから期待しないように。 あくまでもスペイシーの演技が面白いのです。 4点(2005-02-25 07:17:49)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS