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1. 座頭市(2003)
その昔テレビで観たジョージ秋山の『浮浪雲』や、アレックス・コックスの映画『ウォーカー』を思い出しました。その時代設定にはあり得ないアイテムを見せるとか物事をはさむのは昔からある手法ですね。僕は時代劇というジャンルにもっと生々しさを求めているので、その辺りは実に惜しいところだと感じます。"めくら"がその存在と言葉自体と共に、さらに誰かの罵りや皮肉まで許されているのなら、なんとかもうちょっと時代を反映したオドロオドロしさやリアリティーを追求してもいいのかな、と思います。ただ、色は出ていたなと感じました。いずれにせよ反体制側でしかも不具者のヒーローには僕は弱いので点数は甘くなります。もう時代劇で体制側のヒーローはいりませんので(暴れ将軍、黄門様、金さん、などなど)。えとシリーズ化希望します。7点(2004-08-16 05:41:35)
2. サスペリアPART2
謎解きの要素があるからといって、ロジカルに観ないでください。
あくまでもエモーショナルに感じて欲しい作品です。
僕が思うダリオ・アルジェントの最高傑作。
主人公が初めて目撃するヘルガ惨殺シーンは、屈指の美しさ。
無音&クローズアップで心臓が止まります。
物静かな狂気、刃物という凶器。黒手袋。そしてゴブリンという音響。
やはり、せめて鑑賞中はエモーショナルに感じてください。
理屈やお怒りはその後で。
あと、できるだけ多感な時期に観たほうがいいかもしれません。10点(2004-06-12 07:04:13)《改行有》
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