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プロフィール |
コメント数 |
363 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。 このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。 |
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1. 知りすぎていた男
ものすごく個人的なことだけれど、まだ幼かった頃、映画好きな父に連れられて名画座でほとんどのヒッチコック映画を観てしまったことは私の悲劇だと思う。
本作にしても、今、観直してみたら、小道具使いや、序盤で張った伏線が後半できっちり結実している点や、はく製屋でのドタバタとジリジリするスリリングな展開の緩急など、ただならぬ演出の巧みさに唸らされる。
こういう事を感じ取れるほど成長していなかった当時の私は、ただドリス・デイの歌声の美しかったことくらいしか印象にない。
まぁしかし、3歳からピアノを習わせ、5歳でケストナーを読ませ、小学生で名画座通いをさせた私が、まったくそれらの体験を生かすことなく、ただの普通の人になったことが、父にしてみたら一番の悲劇かもしれない…などと思いながら楽しく再見した。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-19 11:26:44)《改行有》
2. 情婦
アガサ・クリスティの原作を、ビリーワイルダーが映画化。
良い素材を、最高のシェフが、最適な調理法で仕上げたとも言うべき本作。
緊迫の法廷劇を、個性豊かな登場人物とユーモアで、一気に飽きさせずみせます。
それにしてもビリーワイルダーのコメディセンスは素晴らしい。
およそ半世紀前とは思えぬテンポの良さで、ばりばり現代っ子のうちの娘たちをも魅了してしまうのだから。
上質なものは色褪せないという良い見本ですね。
9点(2003-12-20 13:49:35)(良:1票) 《改行有》
3. 十二人の怒れる男(1957)
あらゆる法廷モノの中でも群を抜いている不朽の名作。素晴らしい脚本と、着実な演技、豊かな発想の演出、この3つが揃ってしまうと、このシンプルな設定でも、こんなに凄いものが出来上がるのか、という意味で衝撃的ですらある。息苦しくなるほどのスリリングな展開のエンターティメントの中に、民主主義の理念を示した監督の志にはまったくもって敬服する。成熟した民主主義とはつまり、少数の権利をどう考えるかということであり、結論に至る過程こそが重要だという、極めて深いテーマを、短い時間で明快に描いている。しかし、これを上回る法廷モノ……。いつ出てくるんでしょう?※見事に描き分けられた12人のキャラクターについては、【へちょちょ星人】さんのコメントに思い切り楽しませていただきました。かけ寄って話し掛けたい気分ですぅ。10点(2003-05-03 13:25:22)(良:1票)
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