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1. 真珠の耳飾りの少女
前々から評判を聞いて見たかった映画でした。どの場面を切り取ったとしても絵になる素晴らしい作品です。この作品にたずさわった人達の衣装やセット、小物などのすべてにいきわたる心配りとこだわりにホントに圧倒されてしまいます。フェルメールの絵は光の使い方が素晴らしいと良く言われていますが、この作品の中の光の使い方もフェルメールの絵画と並ぶくらい美しく魅せられました。セリフは少ないですが、ストーリーを追わずとも映像だけで説得力のある作品で、久しぶりに本当にいい映画を見たなという思いがしました。「真珠の耳飾り~」の絵は、絵の中の少女の表情、しぐさ、様子からお腹の大きな奥さんにはほんとに酷な絵だったと思います。こんな表情をして自分の夫の前に長い間いたこと、そして描くためにじっと凝視していた夫の胸中.....そして自分だってもっとそんな風に見ていてもらいたいのに....という感情と思考がその絵を目にした一瞬で彼女の頭の中をごちゃごちゃにしてしまうほどの名画なのだということがラストの場面で怖いほど思い知らされました。また機会があったらゆっくりと鑑賞してみたい作品です。9点(2005-01-20 14:29:44)
2. シンドラーのリスト
内容の重さに正直この映画について見ている最中はしっかり観賞できませんでした。「どうにかしてこの人々をもっと多く助けられないのか」という思いを押さえきれずにただ観ていた...。AIを見た時がそうだったのですが、時間がたつと考えさせられるのがスピルバーグ作品なのかもしれない? シンドラー自信は全く自らの考えからその行動を起こしてはいない、しかし結果的には多くの人々を助けることとなるそのことをやはり言いたかったのではと..。地球上の権力ある人々が手を差し伸べられられなかったが彼の行動ではあるが彼の真意以外の力によって助けられたと解釈する。見えざる「神の手」と言ってはどうだろうか? シンドラーは「神」の手駒であったのではないでしょうか? (ホロコーストの話しに神もへったくれもないのかもしれないが....)この映画を見た後何度にもはんすうする間に私の出した結論です。 6点(2004-01-24 12:22:00)
3. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 この映画を観ているとついつい、本当においしいチョコレートを口にしたくなってしまう。実際この映画を見終わった後何ヶ月かは、濃厚なココアや口溶けの良いチョコレートがマイブームになってしまった私です。話の流れもさることながら、主演のジュリエット・ビノシューの明るく華やかなすてきな着こなしに引きつけられました。しかし一番私的に魅力を感じるところは彼女のチョコレート作りをしている時の手つきや動作です。確かイングリッシュ・ペイシェントの中でも身近にある少ない材料を使い美味しそうなお料理を作っている様子がとても印象に残っています。映像もお話も素敵なので二度も観てしまい、原作まで読んでしまいました。しかし原作はルーの最終的なお相手は夫から暴力を受けていた彼女で、だんだんと接近していっている様な締めくくりとなっている所が一寸気になります。私としては、映画のストーリー進行の方が好ましいかなって思います。 9点(2004-01-04 10:34:10)
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