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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 真実の行方 《ネタバレ》 結構長めなのに、緊迫感あふれる展開で飽きずに見られた。ストーリーの整合性という点では少々強引なラストだと思ったけど、無罪か有罪か、どちらに転んでも結局救われないという何ともやり切れない感情は秀逸。わざとらしく味付けしたようなラブラブエピソードは、はっきり言って必要なかった。9点(2004-05-13 01:32:51) 2. シャイン 人を愛せない人間が親になってしまうと、愛しているフリをして見返りを求めるという拷問のような仕打ちを子供に強いることになる。人は生まれる家も親も選べない。自分が強くなるしかないのだが、そう都合よく強くなれるはずもなく、やはり行き着く先は自分の世界しかない。そこから抜け出すには理解者が必要なわけで。ピアノも素晴らしいけど一番伝わったのはそこでした。9点(2004-01-25 21:06:59)(良:4票) 3. シックスティナイン 「トゥルー・ロマンス」と「ロック・ストック~」を足したような感じ。構成や雰囲気は真似っこと言われても仕方ないが、ただのパクリ屋に書ける脚本ではない。帰宅すると大金が家の前にあった。普通なら怖くて手を出さないであろうが、その日は丁度リストラされた日。この辺の流れが意外と丁寧で細やか。「シャイニング」や「ソナチネ」からいただいたような画もあったけど、余計なことしなくても十分面白い映画が作れる人。次回作がとても楽しみ。8点(2004-05-29 01:00:54) 4. 13F ジャンルはSFなのに、なぜか中世ヨーロッパの風景で始まるオープニングシーンからセンスがいい。ものすごく斬新かと言えばそんなこともないけれど、こういう現実世界に対する不安をかきたてるような作品は好きです。7点(2004-05-23 00:39:52)
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