みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. シュトロツェクの不思議な旅 《ネタバレ》 あまり利口とはいえない人間にとって、社会は刑務所よりも厳しい環境なのかもしれませんね。 夢を求めてアメリカへ・・・というあらすじから、もう少しワクワク感のある映画かと思ったら、どんよりしたトーンでパッとしない、最後はもう救いようのない結末でした。 踊ったりピアノを弾いたりするニワトリは、当時の社会の象徴なんでしょうか。生きるために踊り続けなければならない、それができなかったシュトロツェクは社会に抹殺されるしかない・・・という皮肉なのかもしれません。 でも、彼らがアメリカにやってきた時、そして一人で立ち去ろうとした時のギラギラした夕焼け空、それに合わせた音楽など、印象に残るシーンも多く、映画としてのクオリティは高いと思いました。 ところで、アメリカの競売人ってみんなあんな感じ? あれは笑いどころなんでしょうか?(笑)[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-08 16:46:23)《改行有》 2. 修羅雪姫(1973) この映画は、ただただ梶芽衣子の美しさを鑑賞するための作品ですね。話もまぁ、そこそこ面白かったですが、雪が梶芽衣子でなければ、すぐに観るのをやめていたと思います。それに挿入歌の「修羅の花」も、最後のシーンに激しくハマってます!梶芽衣子を見るたびに「この人で“実写版・サザエさん”を作ってほしかった」と思うのですが、今のところ賛同者ゼロです(笑)[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-07-20 01:29:51) 3. 新幹線大爆破(1975) 《ネタバレ》 見応えのある作品でした。2時間半という長さがまったく気にならず、最後まで食い入るように鑑賞しました。やはり高倉健という役者はすごいですね。演技がうまいとかどうかより、存在感が違うと思いました。こういう役者さん、最近いないですよね。また、千葉真一、宇都井健もさすがでした。とても面白い作品でしたが、警察のマヌケぶり、特に、柔道部員に「犯人だー、捕まえてくれー」と叫ぶシーンや、図面が火事で焼けるという設定、センスのかけらもない音楽など、いま見るとツッコミたくなるところはたくさんありました。でも出来の良い作品は、何年経っても色あせないということを証明してくれるような映画でした。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-05 23:46:38) 4. 幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 子供の頃に見て「面白い!」という記憶があり、最近観てもかなり面白かったです。やはり高倉健の演技力・存在感はすごいですね。細かいところの演技も印象に残りました。冒頭の食堂でビールを飲むシーンの時、少し震えるところや、旅館のふとんで寝るシーンで、刑務所を出たことの喜びを実感させる演技は、子供心にも「役者ってすごい!」と思わせてくれました。途中、昔の歌声喫茶にいたような人達が「銀座カンカン娘」を演奏するシーン、あれはいったい何の目的があるのか、未だにわかりません。[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-20 22:24:09)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS