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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 女王蜂と大学の竜 石井輝男、吉田輝雄コンビによるお馴染みの新東宝映画。 今回は、アラカンがアカンかった。 元々苦手な俳優だが、どうにも演技としゃべりが好きになれない。 おまけに、三原葉子のグラマーぶりも苦手(笑)。 路線というか、作品自体に関して言えば、石井輝男のエネルギッシュさと新東宝の良い意味でのチープさが出ていて、大いに好きなタイプの作品。 吉田輝雄が暴れん坊的なキャラ設定だったのだが、このキャラ設定も合っているとは思えず。 吉田輝雄と言えば、“異常性愛シリーズ”の数々の作品で魅せてくれた、あの妙ちくりんな真面目演技が、個人的には大好きだ。 石井監督の創り出す、ふざけた作品設定の中にあって、浮きに浮きまくった“あまりに真面目すぎる空気読めない男”的なキャラの吉田輝雄を、私はもっと観てみたい![CS・衛星(邦画)] 5点(2011-02-18 06:21:14)《改行有》 22. 新宿泥棒日記 《ネタバレ》 やっと観ることができた。 でも面白くはなかった。 良くもなかった。 当時の新宿をもっとリアルに細かく描写しているのでは?と勝手に期待していたが、期待はずれ。 新宿の野外シーンがもっと出てくるのでは?と勝手に期待していたが、これも期待はずれ。 紀伊国屋のシーンが多すぎて、当時の新宿の雰囲気とか喧騒とかが伝わってこない。 ところで、1970年前後の新宿、つまりは、野坂昭如辺りがたむろっていた頃の新宿を、ドキュメンタリーに映し出した作品ってないんだろうか? もしそんな映画が存在するのなら、是非観てみたい。 とにかく期待が大きかっただけに、かなり残念だった。 ATGなのだから、考えてみれば予想がついたことだが、前衛的な作風でなく、新宿で当時を起っていた様々な事象を、もっと客観的に描いてほしかったのだ。 唐十郎や麿赤児、そして横尾忠則など個性的な出演陣が出演している。 個人的には、どれも生理的に受け付けなかった。 その辺も居心地の悪さとして、観た後にもマイナスのイメージを遺してしまったようだ。[ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-25 23:35:27)《改行有》 23. 情事(1960) 期待してみただけに、肩透かし。ラブシーンはいらない。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 16:14:38) 24. 自然の歴史(組曲) 「自然の歴史」というか、爬虫類や哺乳類や魚類や鳥類などを、ヤン・シュヴァンクマイエル特有のセンスで紹介していくという内容。 途中まではまずまずだったが、哺乳類辺りからヤン・シュヴァンクマイエルお得意のグロテスクな実写アニメーションが登場。 ここで一気にげんなりしてしまった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-04 23:49:21)《改行有》 25. シシリーの黒い霧 《ネタバレ》 コスタ=ガヴラス辺りのシリアスな社会派劇と比べてしまうと、面白さにしても、緊迫感にしても劣る印象はぬぐえない。 それにコスタ=ガヴラスの作品には、アートとしての画的な美しさもあった。 シシリー島内での、マフィアや山賊、そしてイタリア軍部や警察などの争いを、克明に描いている。 シシリー島の雰囲気や、その歴史を知る上では意味がある作品だ。 だが逆に言えば、よっぽどシシリー島の歴史に精通していないと、理解が中途半端になる気がする。 イタリア人が観れば楽しめると思うが、日本人にはあまり合わない作品なんじゃなかろうか。[ビデオ(字幕)] 4点(2010-11-27 21:21:38)《改行有》 26. 執炎 前半はまあ普通だったが、後半がとにかく間延びしていた。 伊丹十三(一三)も、役者として魅力があるかといえば疑問が残る。 芦川いづみの出番が少なかったのもマイナスポイント![映画館(邦画)] 4点(2008-12-03 20:03:00)《改行有》 27. 心中天網島 あまりに斬新過ぎてついていけない部分がありますが、岩下志麻の色気に免じて4点を献上します。[DVD(邦画)] 4点(2007-10-13 10:17:04) 28. 四季(1969) 本作は、ユーリ・ノルシュテインがアニメーション監督として参加した作品。 無言劇で、一切セリフがない。 ユーモラスでいて幻想的なユーリ・ノルシュテイン作品とは異なり、本作はただひたすら芸術作品的なアニメーションである。 セリフがない分、あの愛くるしい登場人物たちの声を聞けないのが残念! 四季折々の景色の中を、流れるように進んでいく展開は、確かに美しいことは美しいが、ノルシュテインのユーモラスさと独特の寂寥感みたいなものが感じられないのは少々不満かなぁ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-26 02:32:07)《改行有》 29. 春婦伝 《ネタバレ》 鈴木清順監督にしてはストレートな作品だが、面白くない。 戦争映画というものが嫌いになるほど面白くない。 野川由美子の顔立ちが苦手というのも手伝って、余計にダメ。 そして暗い。 心中という形で幕をおろすが、これもまたありがちだった。[ビデオ(邦画)] 2点(2010-05-07 00:39:06)《改行有》 30. シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック その独創性は強く認めるが、虫がやたらにクローズアップされたり、人間のマスクの造形が気色悪いなどのセンスが、全く理解できない。 ここまで気色悪くする必然性はどこにあるんだろうか。 ユーリー・ノルシュテインの様な造形美の方が断然好みである。[CS・衛星(字幕)] 1点(2011-04-30 09:13:53)《改行有》
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