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プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  11:14 《ネタバレ》  アーロンとシェリー。二人の若者が死ぬ。その死ぬまでの過程と謎を、多角的視点から少しずつ明らかにしていく軽いタッチのサスペンスコメディ。手法としては真新しいものではないです。よって、その内容が大事になるのですが、個人的には面白くありません。  犯罪者は一人もいません。小市民しか出てきません。にも関わらず、1つのアクシデントがもとで、次々と『犯罪者』と『けが人』と『死者』が出ちゃうっていう構成そのものは面白いと思います。  でもそれだけです。『こんな偶然重ねてみました。』っていうのを映像にしているだけでは、正直言って物足りないのです。こーゆー作風でいくなら、あっと驚く仕掛けや真相が欲しいものです。  登場人物も、『自己中』と『頭の悪い人たち』ばかりなので、気が滅入ってきます。そして気の抜ける音楽が眠気を誘います。まあこの作品にぴったりっちゃあぴったりな音楽なんですけど。  それにしても結構有名な方々が出ているのに、このB級感あふれるテイストは凄いですね。  一番大変だったのは警官のおっちゃん。お疲れ様でした。[DVD(字幕)] 5点(2017-12-21 10:43:13)《改行有》

22.  幸せになるための27のドレス 《ネタバレ》  ラブコメの王道をいく作品。安心してみていられる心地良さがあります。テンポが良く、笑いもほどよく、下品なネタもほとんどない。  『ブライズメイド』という日本ではあまりなじみのない職業。ですがすごくわかりやすいストーリーのおかげで、『ああ、そーゆー職業があるのね。』とすんなり受け入れられます。  『主人公のジェーン、仕事が出来る上司に片思い。だけど妹に上司をとられてしまう。自分にちょっかいをかけてくるのは嫌味なライター。二人は会えばケンカばかり。だけどいつの間にか惹かれあう二人。』なんでしょう。このベタな展開は。でもラブコメはベタなほうが良い。  『酒場で意気投合し、大盛り上がり。結ばれちゃう二人。その直後、ファミレスで暴露記事を目にして天国から地獄へまっさかさま。』こーゆーお約束の展開は、ラブコメが確実に盛り上がる鉄板の演出です。  共感しづらい点があるとすれば2つだけ。1つめは、『何も仕事やめなくていいじゃん。』作品のテーマに沿っての結論なんでしょうが、仕事とプライベートをきっちり分ければ済む問題。ジェーンにとってのブライダルの仕事って天職だと思います。それを否定して欲しくはなかったです。  2つめは、『妹、簡単に姉と仲直りしすぎ。』確かに妹にも悪い部分はありましたが、結婚を破談にされたのに、わりとあっさり姉と仲直り。あまりにも無難にまとめすぎちゃいましたね。  それにしてもこの映画って、映画よりむしろ連続テレビドラマにしちゃったほうが、面白いかもです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-23 13:23:55)(良:1票) 《改行有》

23.  下妻物語 《ネタバレ》  ときどき『思い込み』が暴走するクセがある自分。『幼妻』『美人妻』などは聞いた事があるが、『下妻』とはいったい・・・?エロティックコメディ?いや、でも主演は深田恭子だし。まさかね・・・。って、まさかの『地名』かよ!  とゆー勘違いで始まった下妻物語。『内容が全然ないよう』の前半が個人的に結構きついです。桃子、桃子の父、母、イチゴ、出てくる人が変な人ばっか。マンガ原作・・・。知らんかった。だからこんなコテコテのキャラになっちゃうわけですね。現実感がないわけです。  中盤以降はストーリーが意味を帯び始めるので、ちょっと面白くなりますね。桃子が刺繍の才能を認められる話。イチゴがチームを抜ける話。そして桃子とイチゴ、社会から阻害された二人が友情を育むメインストーリー。どれも悪くないと思います。特にヤンキー漫画全盛期を生きてきた世代にとっては、こーゆーノリって理屈抜きに面白いんじゃないでしょうか。  生きてきた環境、趣味嗜好、価値観、そのすべてが全然違う二人。共通点は『二人には友達がいない』ということだけ。そんな二人が少しずつ友情を育んでいく様子は、確かに心地よいものがあります。  桃子とイチゴ。自分の生き方、ポリシーを貫くブレない姿勢が、次第にかっこよく見えます。確かに、こーゆー人達は、大衆に迎合しない。だから、友人もできづらい。でも、友人がいないことと孤立していることは、厳密に言うと違うと思います。桃子やイチゴみたいなタイプは、本人達が気付いていないだけで、実は周りの人達からは一目置かれていたりするから面白い。それをわかりやすくドラマ化してくれたような作品ですね。  個人的には、凄く良い面と、全く好みに合わない面を併せ持つ本作。映画として凄く面白いかと問われれば微妙。人に勧めるには、ちょっとクセが強すぎる作品です。    [DVD(邦画)] 6点(2017-09-22 06:54:02)(良:1票) 《改行有》

24.  Gガール/破壊的な彼女 《ネタバレ》  Gガール登場シーンのつかみはばっちり。ただのラブコメかと思っていたので、これはまさかのヒーローものかと期待が高まります。  次に始まったのはマットとジェニー(Gガール)の恋愛ストーリー。なるほど。ヒーロー(ヒロイン?)と恋に落ちてしまうわけね。これはワクワクします。そうかそうか、秘密は話せないわけね。わかるわかる。と思ったら、あらら、結構すぐに秘密をばらしてしまいましたよ。それでそれで?え?ジェニーのことは愛していない?なんだか話が変な方向に・・・  と、いうわけで、決して予定調和なストーリーではありませんから、飽きることはありません。ですが、このストーリー展開、後半のキャラクター、どう考えても好みが分かれるところじゃないでしょうか。  『Gガール登場シーンのヒロイックな演出』『ジェニー登場シーンから恋に落ちるまでの知的なイメージ』これと、後半のGガールとのギャップ。前半で築き上げられたGガールに対する好感度を、後半でがらがらと崩されるという残念な展開。人はそれを『幻滅』と呼ぶのですよ。マットはマットで優柔不断な性格と不誠実なスタンスが好きになれません。自分から声かけといて、やっぱ別れたいなんて自分勝手。メインの二人がとても共感できる人物ではないのがいかんですね。  脇のバリーやハンナはとても良いです。特にハンナはかなりキュート。そしてやっぱりスーパーパワーを使った演出ってのは見ていて楽しいものです。ラストもそれぞれがなんだかんだ言ってハッピーエンドを迎えるので、『まあいいか。』って感じですっきりします。  とは言え、Gガールの復讐が度を越えているので笑うに笑えない部分も多々あり。マットも決して良いやつではありませんが、さすがに車を破壊して仕事をクビにさせるのはあまりにやりすぎなんじゃないかと。その辺の演出をもっとソフトに抑えてくれたら、もっと評価は上がったかもしれないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-09-16 11:09:52)(良:2票) 《改行有》

25.  シンデレラマン 《ネタバレ》  実話ベースで、伝記。剛速球で有無を言わさず感動させられた名作。  栄光、衰退、そしてまた栄光。一人の人生とは思えないくらいの激動の人生。そーゆー時代だったんですねぇ。  『株とタクシー会社設立』に手を出さず、堅実に生きていれば、もしかするとそこまで苦労しなかったんじゃ・・。なんて野暮な考えを吹き飛ばす、文句なしの王道サクセスストーリー。  また、夫婦の強い絆を描いた夫婦愛のドラマでもあります。タイトルマッチの前夜。生活がどんなに苦しくても、決して夫を責めなかった妻が、唯一激高するシーン。その理由は、危険な試合をしてほしくないから。家族を貧困のどん底に突き落としたライセンス剥奪のときでさえ、妻は教会で神に感謝していた・・!これぞ至高の愛。奥さんこそ、このストーリーのもう一人の主人公。  ポール・ジアマッティ演じるジョー。彼もまた素晴らしかった。『もっとジムを助けてやれよ』と思っていた自分が恥ずかしくなるくらい、彼も生活に困窮していた。まいった。『最後の家具を売り払って、ジムのトレーニング費用を作った』って、いったいどこまで感動させれば気が済むんだ。もう、この作品にはあまりにも見せ場が多すぎます。  ピンチヒッター戦、ラスキー戦、タイトルマッチ、何もかもがベストバウト。前予想を覆す試合ってのは、かくも感動するものです。  ラスキー戦で、KOされそうになったとき浮かぶ、苦しかった生活、子供達の顔、たまらないですね。そこからの逆転劇。  そう言えば、どん底だったジムに手を差しのべ、仕事場でかばい、ビールをおごったマイク。そのマイクの死のエピソードだけは救いがなくてつらいです。ですがそれもこの時代の一つの真実なんでしょうね。  私が一番涙したのは、お金を恵んでもらいに行くシーン。ジムが唯一悔し泣きをこらえるシーン。そしてこらえることができなかったシーン。男の悔し泣きはマジでやばいっす。  この映画は人生の喜怒哀楽をすべて表現しています。  これを見た後は、『自分はなんて恵まれているんだ。』と思えて、その日一日めっちゃ頑張れます。  でも一日経つと忘れる。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-06-09 02:11:06)(良:1票) 《改行有》

26.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》  ゾンビ映画は大好き。この作品も良かったです。  特に、前半から中盤にかけてが良い。  ゾンビ映画の常識を、ちょっとだけスカす、おとぼけ演出の数々。  カフェの外でキスし合っていた男女が、カフェから出ると片方がゾンビ化していたり、ショーンは予兆には敏感なくせに、実際のゾンビには鈍感だったり。このノリってドリフのコントといっしょですね。  後半、パブに立てこもってからは、シリアス色が強くなりましたかね。その一方で、クイーンの曲に合わせてゾンビをぽこぽこ殴っちゃう演出もあり、ちょっとコメディとホラーのかみ合わせが悪くなったような気がします。  コメディだと思って見ていれば、それは『粗』ではなく『演出』。狙ってやっているのだから、良しと思えるし、気にならない。  でも後半、変に作り手の真面目な気持ちが伝わってきちゃうと、粗が気になり始めて仕方がありません。  『窓際に立つなよ。』『言い争いしている場合か。』『結局リズたちのマンションにいればみんな無事だったじゃねーかよ。』  などなど。まあ、いろいろ言いましたが、走らないゾンビを見られただけでも良しとします。  終盤にかけて、仲間が次々とゾンビの餌食になっていく展開にいたっては、従来のゾンビ映画とまったく同じテイスト。もちろん、ゾンビ好きにとって、それはそれで面白いのですが、前半のオリジナリティあふれる演出から期待されるようなクライマックスでなかったことは確かです。  ですが、オチで少し盛り返しましたね。  ゾンビとの共生をさまざまな形で紹介するメディア。こーゆー不謹慎なブラックユーモアてんこもり作品をイギリスが作っちゃったことに、時代を感じます。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-22 01:04:33)(良:2票) 《改行有》

27.  呪信 999 《ネタバレ》  ホラー映画の定石を踏んだ手堅い作品。  演出やシーンとシーンのつながりに、拙い部分もありますが、最初からクオリティには期待していないので問題なし。  むしろ、プロットが思ったよりしっかりしていて好感が持てます。  発想は『ファイナルディスティネーション』で、ギミックは『着信アリ』ですね。  怖くはありませんが、その手口やグロ描写はそれなりに見応えがあって面白いですね。  この手の作品の登場人物って、誰も人の話を聞かないし、自分勝手だし、うっとうしいし、勝手に死ねよって思っちゃうので見ていて悲壮感はありません。いや、逆に、その辺の馬鹿さ加減って、アメリカもタイも同じなんだー、と変に感心しちゃいますね。こんなところにもグローバル化の波が。  ただ、『レインボー』なる女の子の正体だけは、最後までよくわかりませんでしたね。  もちろんそんな細かく追求するような作品でないことは確かなんだけど、気になります。  あの女の子が電話の主なのか。  それともただの『99999999』の伝導士なのか。  謎を残したまま、女の子は次の標的の元へ。いいですよ、この悲劇が繰り返されちゃう感じ、嫌いじゃないです。  高校の先生が授業で講義していた『パンドラの箱』の好奇心ばなしが、しっかり伏線として効いていたのはなかなか良い。  人は、『かけちゃだめ』と言われるとかけたくなるもの。  単純明快で、何のひねりもないけれど、そのとーりでございます。[DVD(吹替)] 7点(2017-01-16 04:44:05)《改行有》

28.  シンデレラ・ストーリー 《ネタバレ》  現代版シンデレラ。それ以上でもなく、それ以下でもない。  継母たちは性格が悪く、意地も悪い。主人公のサムをいじめまくります。  ライバル同級生も同様。  そして王子様役は中身も外面もイケメン。  友人や父親、仕事先のロンダはさしずめ、姫の願いをかなえる魔法使いといったところでしょうか。  ご都合主義は当たり前。  何故ならこれは映画だから。  ラストはこれでもかっていうくらいの完璧なハッピーエンド。悪者達はこてんぱんにたたきのめされ、主人公たちはこれ以上無いくらいの幸せを手に入れます。  胸がすく思いというのはまさにこのこと。  『シンデレラ』を見たい人には、まさに期待通りのものを見せてくれる、変化球なしのストレート一本勝負。  観た後はきっと幸せな気持ちに浸れることでしょう。  ですが期待以上のものはいっっっっっっさい出てきませんよー。[DVD(字幕)] 7点(2017-01-04 05:57:47)《改行有》

29.  シンドバッド/7つの海の伝説 《ネタバレ》  ビジュアルが美しい。アニメーションがなめらかできれい。スピード感があって面白い。声優さんも完璧。  特にお気に入りのシーンは、『ドラゴンの牙』のセイレーン。恐ろしさと美しさを併せ持つ名場面。さすがはディズニーですね。  ですがストーリーは一本調子。基本的には逃げの一手。途中で飽きます。  また、他のキャラクターのビジュアルは申し分ないのですが、カオスの女王エリス、シンドバッド、マリーナ、メインの3人のビジュアルが好みでありません。これは致命的。誰か一人でも好みに合っていたら、ストーリーの拙さをカバーできたのに。  子分たちも登場シーンはイカしていたのに、それ以降は完全にモブに成り下がります。  副官みたいな人、武器をいっぱい持っている人、やたら身軽な人。  魅力的なキャラクターも結構登場させておきながら、全然活躍しません。  日本の人気漫画『ワンピース』なんかに慣れ親しんでしまうと、物足りないのです。  バトル系やアドベンチャー系では、やはり日本の漫画はトップクラス。すべてのキャラクターに見せ場があり、イキイキと活躍するのです。  この作品も悪くはありませんが、日本の漫画には遠く及ばないですね。[DVD(吹替)] 6点(2016-11-13 15:06:06)《改行有》

30.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》  「ジュラシック・パーク」と「ロストワールド」は見ていたのですが、「Ⅲ」をまだ見ていなかったので、このたび鑑賞。  前2作に比べると、随分ストーリーが単純化されたような。  コスタリカのソルナ島にベンとエリックが避難着陸。エリックの両親ポールとアマンダは、「Ⅰ」でおなじみ、アラン博士をだましてガイド役として島に連れて行く。そして恐竜に襲われ、ひたすら島の脱出を目指すというもの。  ここまでストーリーが単純化かつ一本化されてしまうと、映画と言うよりアトラクションみたいな感じですね。  まあ個人的には『恐竜』も『アトラクション』も大好きなので、全然構わないのですが。恐竜が動いているだけで大喜び。  ただ、さすがに映画としてはどうかな、という印象。映像技術に頼りきっているだけの作品に見えなくもないです。  それに『ジュラシックパーク』とは違い、この作品では最初から恐竜は脅威の存在として描かれています。よってホラー演出にはどうしても限界がある気がするんですよね。  とはいえ、飛行機の窓から覗くスピノサウルス、霧の中から現れるプテラノドンなど、それなりにドキドキさせてくれるシーンはいくつもあります。スピノサウルスのお腹から鳴り響く衛星電話も良い演出でしたね。  そう、恐竜好きにとって、スピノサウルスやプテラノドン、ちょっとだけの登場ですがアンキロサウルスやパラサウロロフスなんかいろんな恐竜が見られたのは嬉しい限りです。  広い草原に草食恐竜たちがたくさんいる様子は感動的。欲を言うと、こういうシーンをもっと見たかったものです。  肉食恐竜も、ただ恐怖の対象としてだけ描くのではなく、肉食恐竜ならではの美しさというものを見せて欲しかったですね。  ひたすら人を襲うだけの描き方だと、エイリアンやゾンビと変わらない気がするんですよね。  恐竜って、そういうものでは無い気がします。  あくまで自然の驚異として扱ってほしいですね。ただの私のわがままですが。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-20 03:43:33)(良:2票) 《改行有》

31.  シービスケット 《ネタバレ》  序盤の人間関係が結構わかりにくい。  騎手、オーナー、調教師。それぞれ違う人生を歩んでいた三人の主人公のストーリーが交差する物語だと知っていれば、もっとわかりやすく見れたかもしれません。  そもそもミステリーではないわけですから、このジャンルは最初からあらすじを知っていても差し支えないですね。すべて観終わった後に、予告を観るのが好きなのですが、予告を見てから本編見ると楽に見れたと思います。  始めのうちは、シーンや人物がとにかくころころ入れ替わるので、全然物語に入り込めません。  三人が出会うのが、映画が始まって40分くらいした頃。その辺りから、どういう状況なのかがわかりはじめて、ようやく落ち着いて見ることができます。  ストーリーの起伏は少ないですね。実話ですから仕方ありません。演出も控えめです。過剰な演出はほとんどありません。その分洗練された映像がカバーしている印象です。よってサクセスストーリーとしては、手堅くまとまっていると思います。  ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパーは抜群の安定感。特にクリス・クーパー演じる調教師はしびれるほどにかっこいい。  それに対して、トビー・マグワイア演じるレッドは、成功してからも何かやらかすんじゃないかという、変な意味での存在感が常にあります。若者特有の精神的な未熟さというものがうまく出ていたと思います。願わくば、もう少しレッドの精神的な成長が見られるとより良かったかもしれません。レッドよりむしろオーナーのほうが、心の変化がよく描けていたような気がします。特に『車』⇒『馬』はわかりやすかったですね。  レッドのライバルジョッキー、〝アイスマン・ウルフ〟が、脇役ながら素晴らしい存在感を放っているのも見所かも。  期待していた程ではありませんでしたが、爽やかな充足感が得られる良作の部類に入ると思います。[DVD(字幕)] 7点(2016-10-10 14:49:15)(良:1票) 《改行有》

32.  ショウタイム 《ネタバレ》  ストーリー性のあるコメディは好きです。  特に刑事もので、ベタなやつならなお良い。  そういった意味ではこの作品は自分好み。  ですが、最初のうちは笑えることより、イライラすることのほうが多いかもしれません。  なにしろ、前半のトレイ(エディ・マーフィ)がうざすぎます。  TVプロデューサーのチェイスは、あほすぎます。  そーゆーキャラ設定なのはわかるんですけどね。さすがにミッチ(ロバート・デ・ニーロ)がいたたまれなくて。  ですが中盤以降、特にラストに向けて面白さが加速します。  コメディタッチは崩さず、それでいてサスペンスアクションのノリもまあまあ。それなりの爽快感すら感じられます。  あれだけ否定していた『ボンネットダイブ』を結局やらされるハメになるシーンは面白すぎます。  そして、事件解決の瞬間を、『SHOW TIME』のタイトルでしめくくる演出はあざやか。  事件は解決。番組は大ヒット。トレイとミッチは本当の相棒に。  ですがトレイが本物の刑事に昇進できたのが、一番後味が良かったかもしれません。  あくまでB級、ポップコーンムービーに違いはありませんが、こーゆー映画が心をリフレッシュさせてくれます。  大絶賛はできませんが、私にとって、こーゆー作品は必要なジャンルなんですよねー。  『エディ・マーフィー』『マーティン・ローレンス』『ジャッキー・チェン』『クリント・イーストウッド』、親が吹替えで見ていた世代なので、もはや吹替えのほうがネイティブに感じるのが悲しい(笑)[DVD(吹替)] 7点(2016-06-18 10:01:43)(良:1票) 《改行有》

33.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》  涙腺が崩壊する感動のドラマ。  わかっていても泣いてしまう。  筋が読めていても泣いてしまう。  どう転んでも泣いてしまうようにできています。  それはこの作品が、人の心の琴線にふれるようにできているからです。  『僕の貯金の46ドルを使っていいよ。』と言っていた少年が倒れる。余命わずか。息子の命を助けるため、奔走する父親はデンゼル・ワシントン。完璧に感動が約束されているシナリオです。  父親が病院を占拠する直前までのシークエンスが非常に大切。  皆から募金を集め、役所を駆け回る姿。息子はいつ死ぬかわからないのに、『役所からの回答まであと1週間。』とか、『あと1ヶ月』とか。息子死んでしまいますよ。それでも、ヤケを起こさず、ルールにのっとって、ひたすら役所を回り、治療費をかき集める両親。このシークエンスがあるからこそ、突然の強制退院によって精神的に追い詰められる父親に気持ちが入ってしまうのです。  ジョンQと共に、一人称視点で見るのか、第三者的視点で見るのかで評価が分かれそうです。  なぜなら、第三者的視点で見た時、病院を占拠するというのは、やはり倫理的に問題があるからです。  『自分の息子の命さえ良ければ、他の人はどうでも良いのか』と。それは至極真っ当な正論です。  そして私は、このケースに関して言えば、『自分の息子の命さえ良ければ、あとはどーだって良い』と思うタイプです。なぜなら、どんなに命のタイムリミットが迫っても、社会のルールの中で息子の命を助けようとした父親を、その息子の命を、先に見限ったのは世の中のほうだから。それは公的機関であり、会社であり、医療です。  映画の結末として、強いて言うならば、ドナーが間に合わず父親が死んでいたら満点。  そしていくらなんでも警察に心が無さすぎ。ですがそれ以外はすべて完璧。傑作。[DVD(字幕)] 9点(2016-05-29 02:53:00)(良:1票) 《改行有》

34.  シリコンバレーを抜け駆けろ! 《ネタバレ》  ドラマ性の強いコメディで、サクセスストーリー。  夢を追う主人公が、落ちこぼれ3人とチームを組み、逆境に次ぐ逆境から最後は栄光をつかみます。まさに私にとって、どストライクの映画です。  大企業の第一線で活躍する主人公。しかし誇りを持つ仕事をしたいと、技術系の会社へ転職。そこで、人間的には落ちこぼれだけど、技術者としては超一流の3人と、1台99ドルの格安PCを作り上げます。  このPC、格安なだけではありません。まさに『あったら良いな』を体現した夢のようなPCで、超クールなんです。  いいですねー。夢があって凄く面白いです。  いろいろ人間的な欠点を抱えていたメンバー。チームの夢をかなえるために四苦八苦。少しずつ自分の短所を乗り越えていきます。それはもう見ていて気持ちが良いもんです。頑張る4人にずっと感情移入できます。  次から次へと妨害があり、逆風が凄いので、ラストの緊張感とカタルシスは半端ないです。  ですが、正義の鉄槌がくだるのが、アイデアを横取るフランシスだけってのが、何とも物足りないです。  99ドルのパソコンを完成させるなと圧力をかけてきた大企業の社長。負け犬呼ばわりした元カノ。この辺りにも何らかの『罰』や『後悔』を与えてくれたらもっともっとスカッとしたんですけどね。  とは言え、この作品は、笑いあり感動ありで、かなりの掘り出し物。  主人公アンディは騒いでばかりで何も作っていない気はしますが、そんな細かいことが気にならないくらいスカッとする気分爽快でご機嫌な映画です。[DVD(字幕)] 8点(2016-05-27 12:46:54)《改行有》

35.  死びとの恋わずらい 《ネタバレ》  ジャパニーズホラーを満喫できる佳作。  転校生、占い、未解決事件、廃墟、悪夢。ジャパニーズホラーに必要不可欠な要素がぎっしり。『日本の湿ったホラーが見たい!』というときにはまさにうってつけです。  カッター、カビ、冷蔵庫、お堂、古い新聞、破れかけのポスターなど、雰囲気を盛り上げてくれるギミックも盛り沢山。  さあ、舞台は整った。あとは、『謎』が充実していれば、完璧です。  『龍介君とはいったい誰なのか?』『おかしくなっていく母親が執着する壁のカビに隠された真実とは?』『女子高生の間で伝わるいわくつきの「辻占い」とは?』  怖いけれど、怖すぎない。血しぶきが舞うけど、グロすぎない。そして続きが気になって仕方がない。  この吸引力こそが、日本のホラーが持っているパワーです。  ・・・そして、ラストのオチで期待を裏切るのも、日本のホラーでは、本当によくあること。  この作品も例外ではありません。  現実と悪夢、リアルと幻想の境界をうまいことぼかし、抜群のバランス感覚で完璧なまでの進行を見せていたのに、最後の最後で何故ファンタジーに逃げるのでしょう。だって精神病院から抜け出した頭のおかしい二人が、転校手続きなんてできるわけないじゃん。せめて二人は本当の親子で良かったのではないですか。奇をてらえば良いってもんじゃないのに、とにかくあっと言わそうという日本のホラーの悪いところが最も残念な形で出ちゃってます。  ラスト15分ですべて台無し。ですが、龍介君が榎本はるかに殺されるくだり。ここだけはサイコティックで現実感もあり、現在とばっちりリンクするのでグッジョブ。むしろ、それだけで良かったのです。[DVD(邦画)] 6点(2016-05-18 14:54:40)《改行有》

36.  17歳 ~体験白書~ 《ネタバレ》  まさに17歳の若者の体験記。  そこには笑いも無ければ、驚きも感動もありません。とりとめのない、少し脚色されたドラマがあるだけです。  おそらく、イライジャ・ウッドが出てなければ、途中で観るのを止めていたと思います。  映画として、そのストーリーに面白さは感じません。  ただ、アパートの同居人を含め、登場人物が皆個性的なのは、この作品最大の長所でしょう。  個人的には、マンディ・ムーア演じるリサのほうが、ジェーンよりよほどかわいいです。  イライジャ・ウッド演じる主人公のジョーンズが、ジェーンではなくリサに惹かれ、二人の恋が成就するようなストーリーであれば、もっと興味を引かれたかもしれません。  一人の若者が精神的に成長し、自立していくドラマとしては、無理のない自然なプロットで良いと思います。  もちろん、『良いこと』と『面白いこと』は別のものだとして考えなくてはなりませんが。  ラストはジェーンと再会しないほうが良かったように思います。  ほろ苦い恋愛を経験し、今までの自分をアパートに置き、一人バイクを走らせるからこそ、主人公の成長を感じる終わり方としては最高だと言えます。そこでジェーンとのラブストーリーでしめてしまうと、結局主旨は何だったのか、物語の一番大事な部分がブレてしまいます。  [DVD(字幕)] 5点(2016-05-15 19:07:38)《改行有》

37.  真実ゲーム 《ネタバレ》  ミステリー要素がかなり強い作品です。ホラーではありませんね。  この作品の真相は同性愛。この頃の韓国映画って、こーゆーの多い気がします。  ここからは壮絶なネタバレします。  女子高生のハン・タヘとヨンジュは相思相愛。しかしヨンジュは自殺。タヘはヨンジュが好きだった歌手、チョ・ハロクのファンクラブの会員になり、利用できるものは何でも利用して、会長にまでのぼり詰めます。  ところがチョ・ハロクは盗作疑惑と麻薬によって破滅寸前。タヘは今は亡き愛するヨンジュのため、チョ・ハロクを人気絶頂のうちに殺害したのがすべての真相。  まずこの『真実ゲーム』が面白いのは、ミスリードが非常に多くあることです。冒頭のレイプシーンですらミスリードという徹底ぶり。タヘにとっては、ヨンジュのためというのがすべてであって、それ以外のことはどれも取るに足りないことだったのでしょう。  ですからストーリーは二転三転します。興味が尽きることはありません。とにかく、『真実』がどうしても知りたくなってしまうのがこの『真実ゲーム』という映画の醍醐味なのです。  逆に弱かったのは動機の描写でしょう。特に、タヘのヨンジュへの想いというのが、全く描ききれていません。タヘのヨンジュへの歪んだ恋愛感情が、より深く、鮮明に描かれていれば、タヘの異常性や猟奇性というものをより強く感じ取れたかもしれません。それはイコール、ラストのオチへの説得力にもつながると思うのです。丁寧に描かれるべきはその『動機』でしょう。  ついでに言えば、ヨンジュの死もかなり唐突です。更に、彼女の死因、自殺なのか他殺なのか、それすらもはっきりとは示されません。つまりは、ストーリーの鍵を握るタヘとヨンジュの行動原理に不可解な点を残したまま、ラストのネタ晴らしへといってしまうのが、この作品の一番の減点ポイントです。  『問題』は大変面白かったのに、その『解答』を教えてもらってもなんかピンとこない、といった感じでしょうか。  それでもこの作品のもつパワー、えげつなさは凄まじいものがあります。  私個人としては、傑作の部類に入ります。[DVD(字幕)] 8点(2016-04-05 13:52:58)《改行有》

38.  シックス・デイ  前半が何が起きているのかわかりづらくて退屈です。  普通は『謎』に対して『知りたい。』『解明したい』『推理したい』などの気持ちがわくんですが、この作品にいたってはそういった気持ちがおきません。人に興味をひかせるような求心力に欠けるんでしょうか。  それでも前半飽きずに見続けられたのは、頻繁にでてくる近未来ネタが面白かったからです。  近未来ものが楽しいのは、人の想像力、夢の世界が感じられる瞬間です。それがわかりやすく具現化されていればいるほど楽しくてわくわくしますね。ただ女の子の人形だけは不気味でしたけど・・あれが売れるとは思えないんですけどね。  後半は人々の思惑がはっきりしてきて、わりとあっさり謎だった部分が明らかにされていくので、メインのストーリーも面白くなります。  クライマックスはあまり盛り上がりませんし、サスペンスアクションならではのハラハラドキドキも足りませんが、暇つぶし程度には楽しめます。ただ少なくとも期待して見るレベルの作品でないことは確かですね。[DVD(字幕)] 6点(2015-11-17 13:49:12)(良:1票) 《改行有》

39.  人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》  暗いしわかりにくい。アニメならではの良さが感じられない。でも世界観や雰囲気は好きです。アニメーションもなめらかで良い感じだし、戦闘シーンは特に良い。適度に過激で程よい匙加減です。  ラストの戦闘はどうかと思いましたけどね。強化服に身を包み、どれだけ撃たれても『カキーン。カキーン。』じゃ、緊迫感も高揚感もあったもんじゃないです。味気なさすぎます。  まあですが本作の最大の問題点はやはりストーリーのわかりづらさでしょう。  はっきり言って、状況、ストーリーを理解するのにかなり頭を使わなければならないので、アニメを純粋に楽しむことができません。  それに、『難解』なのと、『不親切』なのは、また違うと思うんですよね。ついでに言うと、『暗い』作品は嫌いではありませんが、『暗いだけ』の作品は嫌いです。  ラストシーンだって、主人公が撃ったのか、狙撃手が撃ったのか、よくわからなかったのですが、レビューを見てみると、どうやら撃ったのは主人公のほうのようですね。確かにテーマ、ストーリーともそのほうが合致しますし。  だとしても、これじゃあ、この作品中のいろんな箇所でいろんな人の誤解や曲解を招いきかねないです。それは観ている側の責任ではなく、製作者側の責任ですので、世に出す以上は『難解でもわかりやすい』っていうプロの技を見せて欲しいものですね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-07-03 05:26:01)《改行有》

40.  呪怨<OV>(2000) 《ネタバレ》  まったくの予備知識なしで観賞しました。オムニバス形式になっていたので、関係のない話かと思いきや、実は全部関連しているのですね。「村上柑菜」の章で気付きました。(遅い?)  更には時系列がばらばらになっているうえに、他のシリーズを見ていないとわからない部分まであって、単純なホラーだと思っていたのにあまりに???な部分が多い作品です。おかげで随分と頭使っちゃいました。そのため、多少気持ちが集中しきれないところがあったかもです。  ただそれでも面白い作品でした。怖いというよりかは、不気味と言ったほうが良いかもしれないです。特に、かばんに入れた○○をふりまわすシーンと、階段を上る女子高生のシーンは、今まで見たホラー映画の中でも、不快感、おぞましさ、トップクラスでした。階段を上るシーンは、「由紀」の章とのコントラストがかなり効いていると思われます。「由紀」の章で見られる村上柑菜の日常、それが階段のシーンでは見事に非日常へと反転し、そのギャップに恐怖心が煽られちゃうんでしょうか。更にはお母さんの存在がスパイスとして見事な役割を果たしています。  ちなみに「村上柑菜」の章で何があったのかは、「片隅」という別のエピソード(※このDVDには収録されていませんが)で確認しました。なるほど、そーいうことだったのか。でも結局あごをどこで落としちゃったのかはわかりませんでしたねー。  続編も見てみようかと思っているんですが、平均点低いなー。つまんないのかなー。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-23 02:41:29)《改行有》

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