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61. シンプル・プラン 《ネタバレ》 XYZマーダーズや死霊のはらわたⅡの時のような、どこかコミカルチックな描写ではなく、普通にサスペンスしてるんで、やっぱりライミっぽくないような気もしますが、裏を返せば、彼ってこんな作品も撮れるんだな~と思いました。作風については、近年の彼は皆真面目路線ですが…やっぱり、人間ってのは金が絡むと人が変わるんですね。単純な計画のはずが、どんどん拗れていって、挙句には殺人、新たな敵の登場など、次々に展開するストーリーはとても面白く、最後まで飽きないで見れてしまいます。それにあのラストは、とても皮肉が利いてて、やはりライミだ!と思わせてくれました。やっぱり、人間は真面目に働かないとダメですね。7点(2004-08-01 17:33:08) 62. ジム・キャリーはMr.ダマー アホキャラ奮闘劇では個人的に「オースティン・パワーズ」よりも面白かったなぁ。下ネタとか下劣ネタダメな人には受けが悪そうだけど、ロードムービーにもなってるし、友情物語にもなってるし、(一応)犯罪もの?にもなってるし、それらを全部足して馬鹿で割ったような映画かな。「必要なだけ拝借して、ちゃんとあとで返す!」で、泊まってるのが超高級スイートで、乗り回してる車がディアブロだもんね(笑)でもやっぱりあのラストは呆れると同時に笑いがこみ上げてくるよ。あんた等馬鹿だ、大馬鹿野郎共だよ(笑)6点(2004-07-07 00:44:45) 63. 少林寺三十六房 ↓の方達のコメントを読んで先ず謝りたいです。皆さんはこのDVDを10年以上待ったのに、俺は全く待たずしてこれを買えてしまった事を。もうとにかく面白い。確かにアクション面ではリンチェイ主演の「少林寺」よりは“やや”劣るものの、エンターテイメントとしては抜群にこちらの方が出来が上!三十五房の修行場もどれも印象深いし、後半の敵の将軍との戦いもとにかく激しい!「カンフー映画の最高傑作」という看板に偽り無しの、正に傑作です![DVD(字幕)] 8点(2004-06-20 03:16:09) 64. G.I.ジェーン 今までの軍隊モノと違って女性がしごかれるってところが新しいですけど、それだけって感じですね。差別や偏見にも屈せずに男と同等の訓練を受けるデミは凄いんですけど、激しい野次が飛ぶ訓練シーンは先に「フルメタル・ジャケット」を見ているせいかどこかピンと来ないし、後半の展開も少しありきたりな気がする。まあ、それなりには面白かったけど、間違いなく筋肉質でスキン・ヘッドが似合う女性はデミ・ムーアではなくシガニー・ウィーバーだって言うことをつくづく思ってしまった(笑)5点(2004-06-10 23:40:49) 65. 十二人の怒れる男(1957) 終始一つの空間で進む物語。BGMは全くといって良いほどなく、ただそこには有罪を主張する11人の男と、それに疑問を持つ1人の男とのやり取りが繰り広げられる。最初は有罪だと思っていたものも、徐々に証言の曖昧さや些細な疑問に気付き、一人、一人と無罪の方に傾いていく。互いの信念を貫き、持論を思う存分主張し、心のそこからぶつかり合う“静かな闘争”その議論の題も、新商品の案や株投資などではなく、一人の人間の“生死”を決めるもの。これ以上白熱し、また興味をそそる題材はほかにない。度派手な音響や演出、奇抜な衣装や撮影方法など用いなくともここまで映画は面白くなるという事を見事に証明した傑作!9点(2004-05-30 16:45:04) 66. 60セカンズ 《ネタバレ》 設定云々はとにかく安直過ぎて全く説得力もないけど、町中を巻き込んでのカーチェイスや様々な高級車等は見ていて面白いので普通に楽しめる。車好きだったら余計楽しめるかも。作品全体としては5点、+最後まで不機嫌だった“エレノア”に1点の合計6点という事で。6点(2004-05-08 04:47:08) 67. 仕立て屋の恋 うーーーん、確かに変態だけど、それがストーカーになるとか倒錯した形で表れないで、ちゃんと本人に打ち明けた事が凄いなぁ。徐々にでいいから愛してくれって、変態って言うより物凄く一途にも取れるな。普通の人間だったらラストの裏切りに恨むどころか復讐するのに、恨んではいないよ。もの凄く切ないだけだって…並大抵の人じゃこんな事は言えないな。凄い。でも可能移入は出来なかった…なので6点。6点(2004-05-06 02:10:01) 68. 死の王 ほほう、貴方が死の王ですか。ワタクシは深紅の王です。畑は違えど同じ王としてこれからも頑張っていきましょうか…ハイ、全然関係ありませんね!(爆)この映画、非常に評価に困る映画なんですね。確かに、【ネクロマンティック】のヒットでそのテの好事家の間で一躍有名になってしまったユルグ・ブットゲライト作品な為、グロ映画であることは確か。しかし、それだけで切り捨てるには少し惜しいような気もするんです。人が生きていく上で必ず通らなければならない死を、こういう形で映像にして、見る者に問い掛けてくるんですから。しかし、まあエログロの類がダメな人にはてんで駄作には違いないんですけどね(笑)死体が時間が経つごとに徐々に腐敗していく過程を早回しで見せたり、レンタル・ショップのポスターや陳列棚に他の作品に紛れてさり気な~く自作品の【ネクロマンティック】を登場させているところがニクいなぁと思いました(笑)5点(2004-05-04 13:59:26) 69. 食人族 世に言う食人映画の代表選手ってやつですね。映画の出来以前にカテゴリ自体がもう最低に位置してるようなものなんで、最低映画と言われることもしばしばだとは思うけど、そう云うこと抜きに考えるとなかなか質はいい映画だと思う。劇映画だとは見れば一目でわかってしまうが、劇中の“擬似ドキュメンタリー映像”は、荒い映像や手ブレなどがとてもリアルに描かれ、尚且つ最後にはちゃんと観客が求めてるものを見せてくれるので、ブレア・ウィッチ等の作品よりははるかに楽しめるし面白い。亀の場面が動物愛護教会の逆鱗に触れたそうだが、そのときの監督の言葉が、「ああ、確かに殺したさ。でもその後にちゃんと食った」ってのがなかなかやってくれる(笑)何はともあれ、ブレア~の先祖である事は間違いなく、その点からしてみれば評価に値するという事は確かだ。まあ、たとえそうでなくても、この作品にはちょっとした思い出深い出来事が幾つかあって忘れようと思っても忘れられないんだけどネ(笑)5点(2004-03-30 13:56:26) 70. 食人村 カンニバル 《ネタバレ》 明らかに【ハンニバル】を意識してるとしか思えないジャケットとタイトルロゴ。しかしそんな事はもはやどうでも良い。さすがドイツ!いかがわしさ抜群だぜ!(笑)どう見てもアマチュアにしか見えないビデオ映像やベタな演出がさらにいかがわしさをアップさせてる!これがドイツの真価か!(笑)それにしても凄い。何が凄いってその残虐描写。明らかに無理!人間はあんなことならないって、多分(笑)食人気っていってもゾンビじゃないんだから…と思ってたらホントにゾンビ化!駄目だぁこれは付いていけない…。3点(2004-03-22 22:48:10) 71. JSA 冒頭の事件がストーリーが進むに連れて段々とわかっていくあたりでこの映画の魅力にはまりました。南北を越えての友情、それがふとしたきっかけで全て崩壊してしまうというのはなんとも皮肉で残酷な事か。深刻な南北の問題を抱える韓国だからこそ撮れた映画だと思います。7点(2004-03-20 21:00:43) 72. ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 そう、確かに前半部は良いんだよね、これ。激突!を彷彿とする冒頭のカーチェイスから古びた教会の地下でのまさに地獄絵図を見つけるところ、その後の謎の女性からの電話とかパトカーが襲われるシーンとか…でもね、問題は後半。確かに暗黒の中惨劇が繰り広げられてるから近年の似非ホラーのような事はないんだけど、さすがに“あれ”をダイレクトに見せちゃうとねぇ、恐怖感が吹っ飛ぶんだよね。いい具合に見せないのが恐怖を余計に駆り立ててくれるんだからさ。それに最後の姉弟愛もいらない。もう少し捻ってくれれば面白くなったのに…残念。5点(2004-03-13 03:44:56) 73. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 同じキング原作の刑務所モノで【グリーンマイル】がありますけどこちらの方が遥かに評価が高いですね。キングの映画化された作品は外れる事が多い中、これは成功した部類でありますね。ただ…個人的にはこの作品からは何も感じられませんでした。ブルックスのエピソードや仮出所したレッドのエピソードは感傷深いと思いますがこの作品のもう一人の主役であるアンディの最後が…どうも納得できませんでした。「無実の男が20年間信じ続けたもの、それは希望」てっきり僕は無実の罪で投獄されながらも最後はそれが認められて晴れて自由の身になるというような(言うなればベタな)ものを想像していたのですが…確かに希望を持ち続け自由を勝ち取ったのは事実ですけどどうもあれでは心に引っかかるものがあります。なので、それらを総合してみても個人的には5点がが限界です。5点(2004-03-06 18:51:11) 74. 17歳のカルテ 重苦しいというか深い題材を扱ってますね。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーの演技も凄いしウーピー・ゴールドバーグなどもとても印象に残った。何が正常で何が異常か。そんなの誰にだって判らないんじゃないでしょうか?少なくとも今の時代は。自分自身と向き合うという誰でも通る道を痛烈に描いた作品であると思います。それと個人的には劇中でTHE BANDのThe Weightが流れたのも良かった。7点(2004-02-20 02:39:36) 75. 史上最大の作戦 戦争映画の殆どの場合アメリカ又は戦勝国の視点で主に描かれていますが、これはノルマンディー上陸作戦決行前夜および当日を戦勝国、敗戦国を均等に描いた大変良い映画だと思います。さすがに史上最大の作戦と謳ってるだけあって戦闘シーンなどはダイナミックそして長回しに撮ってありますね。でもそれだけじゃなくそれぞれの国の心理戦のようなものもきちんと盛り込まれてるし、偏りのないバランスの取れた作りをしていると思います。7点(2004-02-19 02:02:14) 76. 少林寺 まず一言。これを見ずしてリー・リンチェイを、いやカンフー映画を語ろうとしていた自分が恥ずかしい!と言う位凄い作品。中国武術界の至宝、リンチェイを筆頭に各流派の達人たちが集い全編通してカンフー!カンフー!カンフー!カンフー!カンフー!の天こ盛り!だれるシーン一切なし、というよりだれていても無理やり引き込むと云うか引きずられていくほどの勢いでもうこれでもかぁ!という位のテンポの速さ&激しさ!ストーリーは典型的な復讐劇だけれどもそんなのお構いなし!純粋にカンフーだけを極めた~といったものでカンフー映画好きにはたまらない1本。今の作品と違ってワイヤーでごまかすような事はしてない(と言っても、ほんの少しは使ってるんでしょうけどね)ので本当の激しさそして優美さをこれでもか!というくらい堪能できる作品であります!今の似非カンフーに飽きた人には絶対お薦め![DVD(字幕)] 8点(2004-02-15 20:43:22) 77. ジョニーは戦場へ行った 今更僕のようなボンクラが付け加える事もないと思うけどあえてコメントしたい。これまで反戦映画というものを幾つか見てきたがこれほどに痛烈に反戦を謳ってるものは本当に少なかった。個人的に衝撃を受けたシーンは3つ。第1に、主人公が自分の顔に何もないということに気付くシーン、第2に、空気を取り入れるチューブをふさがれ、やっと死ねると思った主人公が看護婦に「ありがとう」というシーン、第3に、暗闇の中1人孤独に取り残された主人公が「助けてくれ、助けてくれ…」と悲痛な叫びをあげるシーン。特に、「ありがとう」というシーンは恥ずかしながら涙を流した。普段なら助かって涙を流すはずなのに、死ねることに泣くとはどういうことだろう?その答えは主人公が置かれた境遇。頭と胴以外を失って尚生き続けなければならない主人公。「生きてることは素晴らしい。だから死にたいなんて馬鹿なことは言うな」果たして、自分が彼と同じ境遇になって尚そんな事が言えるだろうか?いや、恐らく誰もが殺してくれと願うはずだ。↓へちょちょさんの言葉を借りるが、ラストを見ても尚「へぇ~、だから何?」というようなノーテンキな考えしか浮かばない連中とは個人的に永遠に親しくはなれないと思う。[ビデオ(字幕)] 9点(2004-02-13 00:03:46)(良:2票) 78. 地獄墓地 死霊のうめき 《ネタバレ》 見るからにソソられる題名、パッケージ、そして「耳にこびり付く怨みの声」「全米のホラーファンから熱狂的支持を受けながらも今まで決して見ることの出来なかった作品が遂に日本上陸!透明ゾンビが、女を襲う!」というスバラシイ宣伝文句!見る前から相当期待が高まります。そしていざ見てみたら、これが期待を裏切らない位スバラシク“駄目”な作品でしたぁ~(笑)なんてったって透明ゾンビ!劇中じゃ透明人間(!?)といってますが、どッからどー見たってただのゴリラ(マジ)!しかも最後の10分程度しか出てこないっていうなんともスバラシイ演出!勿論地獄墓地も怨みの声も出てきません(女の襲うシーンは出てきますが…)いや~なんか、久しぶりに面白い(ある意味)作品を見た気がしました~。いや~映画って、ホントに面白いモンですねぇ~。2点(2004-02-05 02:31:14) 79. JFK 《ネタバレ》 20世紀最大の謎であるケネディ大統領暗殺事件。最年少で合衆国大統領に当選、しかも彼は今までのWASP層ではなく、アメリカ始まって以来のアイルランド系のカトリック、公民権運動を推進したり、キューバ危機を平和的に解決、そして(直接の原因を作ったのも彼なんだが)ベトナム戦争も、「この戦争を戦うのはベトナム人であるべき」として米軍を撤退させるなどしたので、戦争が主な商売だったアメリカでは殆どが彼の敵であった。この映画も、全てが事実というわけではないけれど、事実に基づいた情報を元にケネディ裁判を忠実に再現。役者も全員が全員とも“彼ら”になりきっているので恐ろしいほどにリアル。結局、最後まで真実はわからず終いだけど、一つの説として充分な説得力をもっている。あとは、全ての情報が公開される時を待つのみである。[DVD(字幕)] 9点(2004-01-25 00:07:30) 80. シュリ シュリってのは魚の名前なのか~ふ~ん…なんてこと考えてました…作品というより銃撃戦のテイクが長いせいかそこが妙に印象に残ってますけどその他は…まあまあって感じですね。いやでも、内容というよりも今の朝鮮の嘆き、というか心の叫びが込められてると思います。それだけでも見る価値はあるかな、と思います。5点(2004-01-18 23:21:24)
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