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プロフィール |
コメント数 |
363 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。 このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。 |
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1. 紳士協定
「差別」この人間社会における普遍のテーマに対して、真っ向から取り組み、差別の構図に肉薄した、骨太な社会派映画である。私の心に深く残っている作品だ。
「差別的な行為を傍観することはそれに荷担したことになる」本作の中でグレゴリー・ペック演じるフィルは言う。
至極尤もで反論の余地などない。
しかし、このような「正義」を振りかざすことは、また次の争いや差別の種になるということも、一方で悲しい現実であるということは言えないだろうか。争いは常に正義と正義のぶつかり合いである。
「差別」の原因・背景については掘り下げることがなかったという点もやや残念だ。
とはいえ、先述したように、決して浅はかなものにはなっていない。
この難しいテーマを、極めて真面目に誠意をもって取り組んだ本作を、私は称えたいと思う。
翻って、この素晴らしい作品を観て、カザンの生涯を思うとき、あらためて思うのだった。「正義とは自分の良心にこそ、突きつけるものだ」と。
8点(2004-04-20 16:59:10)(良:2票) 《改行有》
2. 市民ケーン
世界映画史上不朽の傑作とまで言われるこの映画。
「カット毎にアイディアに溢れた緻密な演出がなされていて、当時としてはそれはまったく斬新な手法だったんだろう」程度のことは、知識として知っており、理解できたとしても、それに感動できるかどうかは、全く別問題だ。
映画の見方っていうのは、極めて個人的なもので、楽しみ方は千差万別なんだなあ、ということを本作は改めて気付かせてくれる。
だからこそ、誰かと映画について話すとき、いつも新しい発見と喜びがあるのだとも言える。
で、結論を言うと「薔薇の蕾」の謎解きと、一人の孤独な男の生涯に引き付けられはしたものの、ストーリーもオチもややセンチメンタルに過ぎる感もあり、またこの主人公の生涯にさほど魅力を感じることもなく、恐縮ながらこの点数でございます。7点(2003-12-23 18:09:52)(良:1票) 《改行有》
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