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1. シークレット ウインドウ
映画館と言うよりテレビ画面で見てちょうどの作品かな。殆どジョニー・デップの一人内面芝居に頼った構成なのに、退屈せずに引っ張られたのはさすがの役者っぷり。
あとは淡々と、かつ単純に謎解きを楽しみました。ここの皆さんは頭いいのかな~、最後までちっともわからなかったデス。ただ、「結末をどうしても書き直さねば」の動機がわからない。モートが最初に書いた結末と、あの結末を比較したかったのにそこが弱いのはなんとも・・・それがすべての始まりになってる割には。
オープニングの工夫はわりと秀逸と思いました。あと、室内とか服装のディテール、目立たないけど凝っていて色彩が美しい。こういう丁寧な仕事が見れるのは嬉しいですね。
小作品として、自分的には評価します。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-23 14:45:02)《改行有》
2. ショコラ(2000)
これは女の映画ですね。放浪の母子、がんこばあさん、虐待を受けていた妻、それぞれに強い生命力を感じる。チョコは道具立てでしょう。この作品のベクトルそのものが心地よい。ジュリエットは適役だけど強すぎて、ナイーブ系のいい男ジョニーじゃ太刀打ちできなそうなのがご愛嬌。あの恋愛は色付けでしょうか。しかし全体に音楽が何よりよかった、映像も丁寧だし。こういう風に丁寧に作られていてなおかつ人間のよきパワーを、清濁合わせて肯定する作品は見終わったあと気分がいいもんです。8点(2003-10-15 13:26:54)
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