みんなのシネマレビュー
だみおさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 650
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  人生スイッチ 《ネタバレ》 『人生スイッチ』というか『怒りのスイッチ』では? 最近、ひどいことや卑怯なことをした人間が何のしっぺ返しもないまま蚊帳の外になり、災難を受けた主人公が「それでも前向きに誠実に生きる」みたいな負け犬根性全開の映画とか、ポリシーもないただの犯罪者が犯罪を成功させて終わる映画とか、殺人を犯してまでものし上がっていく主人公の映画とか、気分があまりよろしくない映画が増えているので、この映画のように酷い人間にきちんとやり返すエピソードはスッキリします。ラストの結婚式のエピソードの女性には拍手でした。これくらいきっちり落とし前つけられる女性だったら、この女性と組める男は出世できそう! やったやられたばかりにならずに、このエピソードでの締めくくり方も好感持ちました。車の喧嘩は追い越した男に何の問題もなかったわけではないので、両成敗に終わったのも納得だし、2人とも「死後にそんな誤解されるんかい」という笑えるオチでした。飲食店のおばさんだけは、真実の確認もないまま一方の言うこと鵜呑みで、とんでもない事やらかすから、あれはただのアブナイ人でしたけど、確実に犯罪の責任取らされるはずだし、スッキリしたので目をつぶります。[DVD(吹替)] 7点(2016-04-17 19:16:14)

2.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 《ネタバレ》 どれだけ酷い出来かと思っていましたが、視覚的にはさほどガッカリ感はありませんでした。しかし、ミサイルやヘリや電気を使う道具が存在していたことを、人々が知っているという設定。原作ではおそらく遮断しているはずの情報を市民が知っている。ライトはあるし、移動は馬でなく自動車。科学が遮断されている中であの立体機動装置があるという原作設定が違和感を生み「もっと発達した首筋カットマシン作れるやろ」と感じてしまう。目の前で母を食われた設定は目の前でミカサを助けられなかった設定に変更。どうにもならない状況下だったのに、主人公を責めるような眼差しと態度のミカサには魅力なし。このストーリー運びでの「世界は残酷」も説得力無し。まるで「見ているだけで助けてくれなかった」とひねているような見え方しかしない。エレンが巨人化してミカサを襲うシーンは、このストーリーだと理由が分かりやすいが、原作やアニメでの「制御不能感」のスリルはゼロ。巨人化エレンは筋肉ではなくケロイドに見せたパフパフスーツを着ている感じで興醒め甚だしい。カッコ良くなくゾンビだ。奇行種はギャグになってしまうからか出てこない。巨人たちは最初から女もいる。ということは、この映画版では男性型ばかりの巨人の中に突如現れる女型の巨人のインパクトは予定されていないと思われる。仕方がないことではあるが、全員日本人なのも、古い西洋の街並みではなくなっているのも、正直残念。巨人初登場シーンも、その後の巨人と人間の追いかけっこも、人間側がボケーとつっ立ってたり、しゃがみ込んだままだったりで緊迫感ゼロ。ミサイルに描かれた海を見て「本当にあるんだ」はおかしすぎ。空想を描いたのではなく現実を描いたとは限らないのだから。ミサイルに立つエレンは「未来少年コナンか!」だし、ミカサをつかむ巨人エレンは「キングコングか!」という感じでした。とっても薄っぺらいドラマになってしまっていて残念でした。[DVD(邦画)] 3点(2016-04-16 03:51:43)

3.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 ホフマンの役は、実際の心境はどんなもんなんですかね? 自分の雇っているシェフが酷評されても、酷評された定番メニューだけを頑なにやらせる? 自分の店の味が酷評されてるのに。このキャラクターが僕にはとても不自然で、シェフが辞めていく過程がついていけなかった。息子とレグイザモがとっても映画の雰囲気を良くしていたと思います。今時、レグイザモみたいな人生選択をする人いるのかなか? 主人公が辞めて後任に就いた男がバーで「ゴミは捨てたか?」と言うシーンがあるが、あの辺りから察するに主人公が辞めたあとの職場は雰囲気悪くなったのかもしれないし、気持ち良い自由を求めたってことなんですかね…。1秒の動画を繋いだものが出てきて「もしかして『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいに終わらせる気か?」と不安がよぎったけれども、そうならずに後の展開が続いたのでホッとした。酷評した評論家がただの悪者で終わらないのはピクサーのアニメ『レミーのおいしいレストラン』的ではあるが、好きです。腕の立つイタリアンシェフだった人がサンドイッチ作りで満足できるのか疑問もあるけれど、「人間、失敗してもやり直しはできるよ」というような前向きで優しい視点には好感が持てました。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-29 15:20:45)(良:1票)

4.  シグナル 《ネタバレ》 いまどき、カセットテープレコーダーで会話の録音! どでかいボタンをガシャッと押す手元のアップを見ながら「このお話の時代設定はいつ?」と思いながら鑑賞していると、あのカセットテープレコーダを使っていた人物がボールペンか何かを「この時代にこんな古い道具がまだ生きているとは」とかなんとか言う。それはおかしいんジャマイカ?! 物語の大筋とは関係なさそうな、こんな細かいところで一気に不安になって行きました。通風口を通じて会話できちゃうわけの分からなさも。そしてわりと簡単に施設の外に逃げ出せちゃう。わざわざ外で追っかけっこしなくても、エレベーターで捕まえることは可能だったはずなのに。そして、引っ張って引っ張って、目にしたオチにガッカリ。頭のおかしなオバさんの「内側から外に開くのよ」だけは活きたけど…[DVD(字幕)] 4点(2016-01-03 23:43:03)

5.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 1作目のレジャー施設としてのウキウキするカラーリングと晴れ晴れした空の下で展開する風景が好きでした。それが2作目では終始くすんだ重暗い色調で、3作目でもあのキラキラ感は戻ってきませんでした。僕はそれがずっと残念でした。でも今回やっと第1作目と同じウキウキする明るく元気な風景が戻ってきました! しかも1作目では施設公開前のごく少人数専門家へのプレビューという形でしたが、今回とうとう多くの客で賑わうテーマパークとして描かれました! 過去大惨事になったのにハモンドじいちゃんは英雄の如く銅像に! 事故はあっても、手にした科学を「なかったことに」なんて人間はできないものかも。DNAいじれる時代、おとなしく実在した恐竜だけで満足しない金儲けってのも「だよね!」と感心の着目点。実際恐竜いたら飼いならせるのいるかもよという発想も脱帽。劇場代払って見るうえで、非日常を味わい、お天気良く人で賑わう恐竜テーマパークに旅行させてもらえるってのは嬉しいです。今日まで気づきもしませんでしたが1作目誕生からもう22年! あの頃あの映画を劇場で楽しんだ子供達がパパやママになってたりするんですね。そんなパパやママが我が子を連れて今回の作品を観る時、1作目のクライマックスの場所や乗り物が登場するのは「なつかしー!」て感じの嬉しさがあるんじゃないでしょうか。今作はユーモアも溢れていて好きになりました。登場の一瞬「ん、マルコム博士?」と思った登場人物は『ライフ・オブ・パイ』で成人したパイを演じたイルファン・カーンで、彼が「もう一匹はなぜいなくなった」と質問した時に受ける答えが「共食い」で、それを聞いて沈黙するアップとか、作品の枠を越えて笑いを用意するのが凄いと思いました。人でごった返すジュラシック・パークを見られるのは初めてですし、その中で恐竜版『ヒッチコックの鳥』が見られたのも楽しめました。これから親になる世代、親になったばかりの世代を意識したラストの落とし所は思わずウルッとしてしまいました。インジェン社の企みとか「母は強し」的展開とか、よく考えれば恐竜版『エイリアン2』な感じなんですけどOKです。飼い慣らしたはずの恐竜が知能犯的な裏切り…という驚き、と思いきや…という展開も良かったです。「そんな都合よくいくかい」とは思ったけど、細かいリアリティ求めないからOK。[映画館(吹替)] 7点(2015-08-25 23:18:00)(良:1票)

6.  ジャッジ! 《ネタバレ》 ちくわのツマラナイCMを入賞させないとクビ、というフリだけ知っていて観ました。作品を見る前は「そのつまらないCMをどうやって入賞させるんだろう?」と思ってました。きっとその過程での妻夫木君の奮闘を描くんだと。。。しかし、映画を見始めたら「なんか、ちくわCMが入賞するのイヤだな~」と感じ始め、でもそうなると妻夫木君はクビだし…と少々戸惑い、まんまとハメラレマシタ。『ラヂオの時間』を思い出すような、制作現場の諸々の事情で迷走したきつねうどんのCMでつかみはバッチリ。そのCMも出品されているのが分かった時、だいたいこの物語の着地点は見えてきて、安心して見れるようになりました。妻夫木君が大好きなCMのセリフに対して「振り返ればって、目的地から離れるやん、途中で引き返すのかよ」とツッコミたくなるものの、そんなことどうでもよくなるくらい「そうだよね、多くの人を幸せにするために仕事はあるんだよね!」とハッとさせられるものがある映画でした。「現実はそんなに簡単じゃないよ」というのはあっても、それでもやっぱり「こうありたいよね!」というところを、きちんと描いてくれていて嬉しく泣けてしまいました。こういうことこそが作り話に求められる大事なスピリットだと思います。自分の仕事についても考えるきっかけになりました。北川景子さんの「人はみんな嘘つきで正直よ」そのあとに続く言葉を含めとても印象的なシーンでした。[DVD(邦画)] 8点(2014-10-04 21:25:48)

7.  シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 《ネタバレ》 分子料理って何? と思ってたら、あんまりな正体で「マンガか!」と思ってしまいました。そして変装して敵陣に乗り込むシーンで、完璧にマンガのノリなんだと理解しましたが、この無茶な描きのわりにそこまで全体がハジけてなくて中途半端な感じがしました。主役2人の生TV料理番組が良かったです。あのノリをもっともっと観たかったです。[DVD(字幕)] 5点(2014-08-06 21:29:00)

8.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 なーんか『桐島、部活やめるってよ』の表向きの主人公のその後を見てる感じ。映画屋による映画屋のための映画バンザイ映画。ド派手にマンガチックに血が溢れ首が飛ぶ演出は「ここまでくればもうバカバカしくて真面目に文句言う気もしないでしょ」的な開き直りで観やすく、これまでの作品で観る人を限定したハードルをグンと下げてファン拡大を狙ったのかな~という感じがしました。ラストも入れ子にして完全にリアルから離れ、逃げ道はもう完璧だ! 「私ってバカじゃん」の場面だけ好きでした。[DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 13:21:53)

9.  終戦のエンペラー 《ネタバレ》 史実にどれだけ忠実であるか分からないため、感動的なシーンにさえ自分のなかで冷めたフィルターがかかってしまって、どうも乗り切れませんでした。マッカーサーを軸にした話かと思っていたら、彼の下で戦争責任の究明をする人物が主人公でした。主人公の恋人の日本女性と、通訳の日本人男性は知らない役者さんでしたが、2人とも存在感ありました。天皇陛下に関する様々に何の証拠も見出せないという事態が僕には胡散臭くて、視点も多角的に検証する感じはないので『真実』についてはこの映画では考えようがない気がしました。映画を観た感想としては、この映画の通りなら天皇陛下(昭和天皇)ってすごくカッコイイ人だったんだなと感じました。直接体に触れてはならないという人物との握手がとても印象的でした。マシュー・フォックスが竹林をうろつくと『LOST』のシーンに見えて仕方なかったです。[DVD(字幕)] 5点(2014-07-29 04:20:25)

10.  少年H 《ネタバレ》 実際の戦争について知らないので、なんだかんだ言える立場ではないんですが、爆撃が実際に起こるまでのジワジワと音もなく少しずつ日々近づいてくる危険な現実の、なんとも言えない恐ろしさを感じることができました。「ここまで来るわけないやろ」みたいに言ってた晴天の場面が妙に印象に残ってます。絵葉書見せた友達の気持ちを推し量る父親の弁も印象的でした。少年Hがもし自殺してたら、母親はどう思ったんだろうなとも思いました。子供をあんな気持ちに追い込むまで他人に善意を施すことが本当に善い行いと言えるのか疑問でした。あの辺りはもう少し母とHの葛藤を突っ込んで描くべきだったような気もします。母がタダのお花畑ジコチューにしか見えなくてそこが嫌でした。戦争が終わると教官らが別人になってるバカバカしい状況の寒々した描きも印象的でした。これまでに観た戦争関連映画にはない感覚を味わえました。 僕は正直言って水谷豊の演技って不自然すぎて苦手だったんですが、この映画での演技は変な感じがなくて観やすかったです。少年も自然でした。[DVD(邦画)] 6点(2014-07-12 20:29:28)

11.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 絵としては上手いけれど、それが動くことに対する感動があまりない。オープニングなどはもう許せないレベルで、お気楽CGと軽薄そうな声優の声が作品の第一印象を凄く悪くしている。「ちょっと上手いアニメおたくがパソコンで作りました」レベルを見せられている感じ。虫唾が走る。どうしてこんなもんをフィーチャーしたのか「?」でイッパイ。第一話「九十九」で軽薄さは消えたけれど、CG的動きで味がない。この段階でもう「昔のアニメは心血がこもってたよなー。CGのプログラムで絵が動いても感動ないなー」という印象が強烈に定着してしまう。「火要鎮」の絵はとても上手くて、とくに主人公女性の表情が美しい。大友克洋の描く女性としては珍しいタイプ。「ガンボ」は「キングコング」の巨大ゴリラと恐竜の死闘と同じノリで、そこに「もののけ姫」が混ざって来たような感じ。全く新鮮さがない。オリジナルのマンガから唯一映像となった「武器よさらば」は、絵の緻密さはあるし、動きもイイけれど、やっぱり「コンピューターに制御させてちゃ、アニメは芸術の域にまでは昇れないなぁ~」と感じてしまいました。全体を通してみて、やっぱりオープニングの軽薄オタク感は凄く許せない。『迷宮物語』再びのつもりだったのだろうか?[ビデオ(邦画)] 5点(2014-05-07 01:24:44)

12.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 ゲームには全く興味がないですが、そんな自分にでも分かる有名ゲームのパロディがいろいろ出てきてそれだけでも楽しめました。でも一番ツボにはまってしまったのはオレオでした。バグ持ちのヴァネロペはフィリクスのハンマーで直りそうなものだが、そう持って行かない展開だったのは良かったです。そうしちゃうとゴールしなくてもOKですしね。締めくくり方がジンときました。スノーボールの雪だるまと海辺の美女のショートフィルム思い出すけどね。ところで、この作品について、どうしても嫌だったこと一点、なんで『シュガー・ラッシュ』なんてタイトルに変更したんだろう。作品見たあとは「なるほど」で分からなくもないけど、どうにもイヤです。『ぶっこわせラルフ』でイイじゃん。品の良いオバ連がうるさいなら『ラルフ』だけでもいいよ。『シュガー・ラッシュ』じゃ見る気になれないタイトルだ。あと、ちょっと残念なのは日本語版の映像だと車やクッキーの文字が手書きじゃなく、しっかりフォント文字なこと。ヴァネロペからラルフへのクッキーだけでも手書き文字の努力して欲しかったなぁ(何ヶ国分レンダリングするのか知らないけど)。[DVD(吹替)] 7点(2013-12-26 01:05:53)(良:1票)

13.  ジャックはしゃべれま1,000(せん) 《ネタバレ》 最後に3枚残った時「I love you なんてオチだけはやめろよ」とヒヤヒヤしましたが、そこまでではなくてホッとしました。しかし、最後に残した3語がテーマであるなら、この映画はもうちょっとアダルトチルドレンの物語として内容を盛り込むべきだったかも。そしたらすごく感動できたかも。設定はすごくいいと思います。自分は生きている間に、誰にどんな質の言葉を発しているのか、言葉の使い方を意識させられた初めての作品でした。実際はあと何枚残ってるか木のそばにいなければ確認などできないから、最後の1単語が言えなかったりするかも。そんなヒヤヒヤまで織り込んでくれて、部下のサポートで残り枚数を確認しながら、ラストに言いたい言葉を1語足りない状況のなかで別の言い方を見つけ出して放つとか、そういう工夫を加えてくれてたら、もっと見応えあったかもしれません。自信ないけど、あの白服の宗教家は『トゥルー・ライズ』のテロリストだった人かな? とにかく何かの映画で見覚えあるけど、上品なイメージを演じているのが新鮮でした。[DVD(吹替)] 5点(2013-04-07 08:34:07)

14.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 斬新さや派手さは一切なく、全体的なムードとしては地味なので、誰にでもオススメという感じではないと思いますが、とってもいい映画だと思いました。登場人物それぞれがよく描けていて脚本がとても丁寧だと思います。父と息子の確執も、娘の可愛らしさも、亡くした妻への引きずる思いも、動物園で出会う女性と女の子の魅力も、主人公の兄も、ヒゲおやじも、全て印象的に出来上がってて手抜かりがない上手さだと思いました。最近の映画でこれだけキャラクターそれぞれをしっかり印象的に描けてる映画は貴重だと思います。「なぜこの動物園を買ったの?」になんて答えるのか気になっていたら「いけない?」という返事。僕にはとっても印象的だったこの切り返しが、ラストに泣かせるとは思ってもいませんでした。とっても上手い映画だと思います。いろんなシーンのコミュニケーションのやりとりが記憶に残る作品です。[DVD(字幕)] 9点(2013-03-18 10:23:20)

15.  幸せの教室 《ネタバレ》 とってつけたようなバイク仲間と女のコとその彼氏。主人公を引き立てていくのに都合よくストーリーのガイド役となってもらい、要らなくなったら学校やめさせてそのまんま。なんじゃ、それ。トムもジュリアもなんだかえらく歳を感じるし、この映画のジュリアはほとんど可愛げがない。あの女とキスしてそんなにはしゃぎたくなるか? ラストのスピーチだけ良かった。TVシリーズの『スタートレック』でお馴染みジョー・タケイの教授役と、スピーチ授業のトレッキー話がちょっとウケた。脚本も主演も監督も全部自分でやるほどの何ですかねぇ?[DVD(吹替)] 2点(2013-02-08 22:15:45)

16.  100,000年後の安全 《ネタバレ》 電力会社のコマーシャルや誘致関連の広報を見る度「土深くに埋めれば安全なのかよ?!」と、その愚かで無責任な解決策に寒気を感じていました。僕個人がどこに何を叫んだところで何も止められるわけでもないので、大バカ野郎だと思うだけで黙認・・・そんな日々のなかでこの作品に目が留まったのでレンタルしてみたのですが、まずはそれほど大した歌詞でもない歌をバックに意味のないスローモーションや眠くなるようにノロノロ這い回るカメラワークで尺を伸ばしているような作りに幻滅。ドキュメンタリーというのはただそれだけでもかったるいイメージがあるのに、ダラダラやられると余計に辛い。多くの人々に知らせるべきミッションを持つなら、もっと工夫すべきではないだろうか。核廃棄物が無害になるのに10万年かかるということは分かった。「それを地中深くに埋めれば安全なのかよ?!」という誰もが持つ疑問と不安に具体的に迫るものが、あまりにもない。何の材質がどれほどの遮断力と耐久性を持つか、地震や火山活動や地殻変動や腐食などに対してどれほどの数値を持っているのか、そういうところが全く示されない。だいたいウェルズ原作の『タイムマシン』でイメージしてしまうような10万年後の人間(あるいは新生物)の安否より、自分の子供や孫やひ孫の世代にどれだけの安全が保障されるかということのほうが心配なんです。気の遠くなる未来の社会のことばかりずっと言われてもね~・・・百年とか千年は何の心配もないって事ですか???[DVD(吹替)] 4点(2012-05-22 21:11:00)

17.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 まずグリブルのCGの出来が非常にリアルな存在感があって、思わず「すげぇ」と声を漏らしました。『アビス』ぽいけどクライマックスのヘルメットのシーンはやっぱイイですねー。地球に戻ってグリブルと別れた直後の「おえ~」も好きでした。自分的にはゼメキスさん最近は子供向けCG作品の監督さんといった印象なんですが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように大人も子供も楽しめる実写とか、『コンタクト』みたいに重量感あってしかもハートフルなSFとか、メリル・ストリープやブルース・ウィリスを使ってベタなオフザケさせた『永遠に美しく』とか、またいろいろ実写作品でお気に入りにできるものを見せてほしいなと期待しています。[DVD(吹替)] 8点(2012-01-04 04:07:28)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS