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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 115
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから8年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ジャイアント・ウーマン 《ネタバレ》  レンタルDVDで【妖怪巨大女:1958年‐以下、オリジナル版と表記します】を観た後、このリメイク版も取り寄せ可能と知り、引き続き鑑賞しました。  元々、オリジナル版の存在は、少年時代に読んだSF雑誌で知っていました。その解説文は「浮気した夫を、巨大化した妻が追いかけてくる…恐ろしいと言えば恐ろしいが…」という意味深なものでした。  そして、実際に観たオリジナル版は、ドラマ自体は真面目なものの、特殊撮影の“質”があまりにも低いために、作り手の皆さんが意図していないシーンで笑いを触発してしまう残念な仕上がりになっていました。  さて、当作品は…予想外に(失礼…)リメイクとしては良く出来ている印象を受けました。  まず【夫は、主人公の財産を我がものにしようとする/主人公はUFOとの接触を機に巨大化する】といった大筋や「女性を撃つのは抵抗が…」「ハリー(夫)は、やっとナンシー(主人公)のものに」といった台詞が継承されています。しかも、クライマックスにおいてドライブインシアターで上映されていたのは、オリジナル版であり、粋な計らいだと思いました。  登場人物も、主人公のナンシー・アーチャーを始め、概ね、同じ名前で登場します。違いは、①オリジナル版で主人公を守ろうと尽力する執事‐ジェスの代わりに、父親のコブが配されている、②精神科医のクッシングと保安官助手のチャーリーは女性、ということです。  ①により【自信が無い主人公の性格の背景には、強権的な父親の影響があること】を示唆していると私は感じました。また、②により【クッシング医師:専門家として独立して生活している/チャーリー:女の子らしく育ってほしいという親の願いとは裏腹に保安官をめざしている】というように、主人公とは異なる女性像を提示することで、このリメイク版ならではのテーマを強調しているようでした。  そのため、父親や夫へ初めて本音をぶつけた主人公が、気持ちの高ぶりと共に巨大化する場面(父親と夫はたじろぎ、クッシング医師は微笑む)に対し、私は痛快な気持ちに!しかもオリジナル版と異なりコミカルな演出を加味しているので、良い意味で笑うこともできました。この場面に限らず、オリジナル版を鑑み【真面目に演出しても笑われてしまう】のを予測し、敢えて笑えるようにしたかのような印象を受けるところが多々あり、その意味でも上手にリメイクしているな…と思いました。  特殊撮影もきちんとしています。オリジナル版のような【合成された人物に対し、背景が透けて見える】は皆無です。  また、巨大化してラストまで約40分ありますが、その大半は、主人公と関係者との会話にあてられています。そして同じフレーム内にしろ、交互にカット割りで表現するにしろ、会話する者どうし、互いに視線が合うよう配慮してあります。これは本編(ドラマ)班と特殊撮影班とが綿密に打ち合わせた賜物でしょう。  これらのことは“当たり前”かもしれませんが…オリジナル版では、それがやれていなかったわけで…ある種“当たり前”が如何に大事かを再認識できました。  もっとも、全面的に肯定できるわけでもありません。オリジナル版自体、SF作品としては非常にアバウトで、UFOが主人公に近づいた理由も、主人公が巨大化した理由も、説得力ある説明がなされているとは、到底、言えないものでした。リメイク版も同様であり「そういうところは継承しなくてもいいのに」と残念に思います。  勿論、製作にも携わったダリル・ハンナさんを始め、作り手の皆さんが伝えたかったのは【SFとしての緻密さ】ではなく【男の従属物ではない、自立した女性像や新たな女性の生き方】と思われるので、さほど重要ではなかったのかもしれません。   なお、当作品が発表されて今年で30年経つわけですが…作品に反映されている女性に対する世相が、現在はすっかり過去のものになったかというと…まだ、そうとは言えない印象を受けます。そのため当作品のテーマは、目新しさは無いものの、現在でも十分通じるのでは…と思われます。    さて、採点ですが…リメイク作品の佳作として、当サイトの採点基準である【見た後、率直に面白かったぁ…って言える作品=8点】に…いや、実のところ「あまりにも出来の悪い(失礼…)オリジナル版との比較で、好印象になっているだけでは…」という面は否めず1点減。また、楽しめるかどうかは【女性が巨大化する設定自体を、陳腐と感じてしまう気持ちを乗り越えられるか】にかかっていると思います。そのハードルは、巨大化した主人公の身長を遥かに超えるほど高く「誰にでもお勧めできるわけではないよなぁ…」という意味でも1点を減じ、6点とさせていただきます。それでも高得点すぎ?…[DVD(字幕)] 6点(2023-09-15 23:21:15)(良:1票) 《改行有》

2.  ジュラシック・パーク  まず、はじめに。上から目線を承知の上で、当作品を観賞する上での私なりの注意点から。  当作品の魅力の根幹は【恐竜が本当に生きているように見える臨場感】であって、これがあってこそのサスペンス・迫力・盛り上がりでないか…と思われます。  極端な例えを申し上げるなら…もしミュージカル映画に対し「歌やダンスに興味が無い自分としては、観ていて魅力を感じなかった。歌やダンスを見るなら、わざわざ映画でなくてもいいのでは?」という感想を述べる方がおられるとしたら、【ピント外れ】と言わざるを得ないのでは…と思われます。  もっとも、当作品は、同名原作小説の映画化であり、【文字情報】ならば【恐竜が生きているように見えるかどうか】という要素を抜きに楽しめるでしょう。したがって【恐竜が生きているように見えること】に興味が無い方は、原作小説をお読みになることをお勧めします。  さて、私にとって当作品は、恐竜の名誉を回復してくれた作品であり、この映画を機に、日本でも、現在に至る【活発な恐竜像】がポピュラーになったのでは…と思っています。   私が幼児期・少年時代をすごした1960年代後半から1970年代の恐竜像と言えば…たとえフィクションでは怪獣のように勇ましく描かれたとしても、メディアでは「本当は身体が大きいだけでノロマ」「知能が低く、ある個体が動くと、それにつられて他の個体も何となく動くことはあっても、哺乳類のような群れの行動は出来なかったと考えられる」「劣った生物だったから、地球環境の変化に適応出来ずに滅んだ」と散々な言われようでした。実際には、私が産まれる前の時期にデイノニクスの化石が発見されて以来、【活発な恐竜像】を提唱する【恐竜ルネッサンス】という新たな研究の潮流が産声をあげていたようですが…少なくとも日本では一般的ではなかったのです。  1980年代になると、一応、【尻尾は地面に引きずらずに水平に立てて、歩行時のバランスをとっていた】というスタイルが紹介され始めましたが…あくまで恐竜好きの一部の人々の間だけの情報に留まっていたようです。  それだけに、当作品を映画館で観たときの、周りの観客さん達の感激ぶりは嬉しかったです。映画が終わり、劇場が明るくなった後のドヨメキと共に「すげー恐竜!」「カッコいいぞ、恐竜!」という声が次々と聞こえてきました。今なら“やばい”と表現されることでしょう。  以降、【活発な恐竜像】は、NHK特集をはじめ、メディアで積極的に紹介されるようになり、現在に至ることは、皆さんもご存知の通りです。  なお、特殊撮影についても【恐竜が本当に生きているように見える臨場感】を可能にしたCGが用いられた革新的な作品だったことは、私が詳しく言うまでもないでしょう。  それ以上に私が貴重だと思うのは…当作品が発表されてもうすぐ30年近く経とうとしている今日にあって、CG技術は当作品に比べて格段に進歩しているはずなのに、当サイトでは、さほど【時代遅れ/チープ】呼ばわりされず、肯定的なレビューが寄せられていることです。単に【最新技術の映像だけが売りの見世物映画】だとしたら、急速に古びてしまうはずです。そうならなかったのは、たとえアラがあるにしても【娯楽映画としての普遍的な面白さ/恐竜への愛情】が詰まっている証ではないか…と思われます。  さて、採点ですが…鑑賞環境は【映画館】とし、これまで申し上げた通り【活発な恐竜像をポピュラーにした/CGを本格的に取り入れた革新性】という歴史的な意義に加え【普遍的な面白さ/恐竜への愛情】が込められていることを踏まえ、10点を献上します。 ~備考~  私は、当作品へのレビュー投稿以前に、恐竜グワンジ(1969年)に10点を献上していますが、現在も、この点数には変わりはありません。CGが皆無だった時代に、暗さやスモーク等でごまかさず、サンサンと太陽光が降り注ぐ明るい画面で、活発な恐竜と人間の動きが見事にシンクロした特撮の数々は、私にとって、けっして色あせることは無いからです。  キングコング(1933年)に感化された少年・ハリーハウゼン氏が大人になってグワンジをはじめとする恐竜・モンスターを産みだし、それに感化された子供達の中から【ジュラシックパーク】の作り手さん達が現れた…というように、世代を越えた“つながり”を感じながら、私は一連の作品群を観ています。[映画館(字幕)] 10点(2020-07-26 18:03:13)(良:1票) 《改行有》

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