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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  白い恐怖(1945) 《ネタバレ》 -Spellbound-“呪文で縛られて”“魅せられて”。  OPで精神分析を当時の現代医学として紹介しているから、きっと、心の病気を現代の魔術になぞらえて、前者のような解釈になったのかも。併せてカタブツのコンスタンスが謎多きエドワーズ先生にアッサリ恋に落ちるところから、後者の意味も捨てがたい。 全盛期のイングリッド・バーグマンの美しさと、まだ新人のグレゴリー・ペックの若さを堪能できる。 定番だけど異なる筆跡、精神が不安定なJBにカミソリを持たせ、犯罪者とミスリードしてのブルロフ博士とのやり取りなど、なかなかスリリング。今の目で観ると、分析結果にちょっと決め付け感を感じるけど、事件解決に精神分析を取り込んだのは当時としてはかなり斬新だったんだろう。 そっちよりストッキングの破れだの、指のマスタードだの、初デートの顛末をあれこれ詮索されるのキツい。 ダリの絵画のような夢の中を、セットや合成を多用して映像化したものは、リアルな夢の世界って感じでなかなか見応えがある。…って思ったら、ダリ本人が制作に関わってたんだな。びっくり。 それと幼少期のトラウマな回想シーン、止まれない、避けさせられない。は、こちらまでゾワッとする見事な見せ方だった。 一方で現実世界の合成(スキーの場面)にリアリティが無いのは、当時の技術的な問題としても緊張感が無い映像。 それと最後の拳銃。変なアングルだなぁ?と思ったらクルリンと向きを替える違和感。何か実験的な映像に思えた。 夢のシーンと回想シーンがリアルで、現実シーンがウソっぽさ丸出しって、どこかチグハグな感じが、今としては面白いかもしれない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-01 16:36:58)《改行有》

2.  市民ケーン 《ネタバレ》 ~Citizen Kane~邦題そのまま。 20年ほど前に初めて観た。“ばらのつぼみ”って何だろう?だけで引っ張り、ケーンという人物の幼少期から最後までを描くスタイルの斬新さに驚いた。 色々な説が出てきた結果、トンプソン記者が出した『人生は一言では語れない。“ばらのつぼみ”はケーンの人生の、失われたパズルのピースなんだろう。』は、ここまでケーンのド派手な人生を観せられた私には、充分に説得力のある結論だった。 その後倉庫のガラクタとともに映る“ばらのつぼみ”。それが人知れず燃やされる。最後のわずか数分で本当の正解を知らされたことにショックを受けた。 何だこの『誰も正解に辿り着けず終わるのに、私だけが知ってしまった』感。この衝撃を誰かに伝えたかったけど、こんな古い映画見た人なんて周りにいないし、どうにももどかしい気分になったっけ。 「彼が求めていたのは愛だけ。相手に愛を与えられないから愛を失った。彼は自分自身は愛していた。あと母親を愛していた。」 あのソリは母親が、クリスマスか誕生日にプレゼントしたものだろう。少年には、他のおもちゃと違って恐らく特別なものだったに違いない。当時の生活水準では高価な品だったとか、ねだって無理に買ってもらったとか。とにかく“ばらのつぼみ”は少年の宝物だったんだろう。 スーザンと出逢った日、ケーンはだいぶん前に亡くなった母の遺品の整理に、マンハッタンの倉庫へ向かっていた。思い出探しの感傷旅行のつもりだったと。恐らくその後、倉庫には行かなかったんだろう。 母親は幼い頃に手放したケーンの宝物“ばらのつぼみ”を捨てていなかった。ケーンが改めて倉庫に向かっていれば、ソリは見つかっていたかもしれない。 “おかえりなさいケーンさん、467名の従業員より”従業員たちが感謝の気持から給料を出し合って作ったであろう記念のカップ。 従業員たちと積み重ねた信頼より、大統領の姪エミリーとの新しい愛と野心を優先するケーン。 数年後、エミリーとの関係は冷え切っていたが、スーザンとの関係を暴露されたのち、一人息子まで失ってしまった。 ザナドゥの山のような未開封の木箱。彫刻、絵画、貴重品の数々。金で買えるものは何でも手に入るケーン。スーザンを失った時、スノーボールに幼少期のふるさとを見て、自分の欲しいもの、失ったものはもう手に入らないことに気がつく。 親元からNYに連れて行かれたケーンは、クリスマスにサッチャーから新品のソリをもらう。 同じソリでもこれはケーンが大事にしていた“ばらのつぼみ”じゃない。 自分の大事な宝物、自分の求めた愛。一度失うと、そのあと他のどんなものでも、埋め合わせることなんて出来ない。[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-08-21 01:44:10)(良:1票) 《改行有》

3.  深夜の告白(1944) 《ネタバレ》 ~Double Indemnity~倍額保障。 条件が整えば死亡保険金が倍になる制度で、パッと調べたらかんぽ生命くらいしか出てこない。時代遅れだからか、レアなのか。 フィリスがネフを誘導して保険金殺人に導くんだけど、この倍額保障に拘らなければ、キーズにここまで執拗に調べられることもなかっかもしれない。もちろん、保険加入から死亡までの期間が短いとか怪しいところは多々ありだけど。 事故ではなく殺人の疑いが出た際、ネフの関与は疑わしいのに、キーズが無罪・無関係を信じたのが意外というか、ネフの考えるような人ではなかったところが面白かった。証拠とか関係なく、長年の同僚に対する無償の信頼とでも言うのか。私がネフだったらあのボイスメッセージを聞いたら泣いてしまうな。 登場人物が少ないためにとても関係が濃い話になっていて、振り返って考えるほど、フィリスの悪女っぷりがとんでもない。死刑は免れないだろうけど、ネフが彼女を撃ち殺したのは、フィリス本人とローラへの優しさかもしれない。 名前があるだけの脇役と思ってたザケッティが、あそこまで事件にかかわってくるのも意外。そして入り口でザケッティを帰すネフがカッコいい。 1944年のクライム・サスペンスで、ここまでの完成度とか、恐ろしいセンス。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-04-10 17:07:18)《改行有》

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