みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 砂の城 コ・ホードマンの映画は温もりがあって子供も楽しめる一方で、ポエティックな面も持ち合わせていて大好きです。この映画では自分が子供の頃に遊んだ砂遊びを思い出させます。何でも自由自在に好きな物を形作ることができる砂、次の日に訪れてみるともう影も形も残っていない公園での砂場の光景と、最後の砂の城の運命がダブります。まるで一瞬の間の夢だったかのように…、子供心に想像力をくすぐられます。最初は不気味でグロテスクだと思っていた生き物たちにも次第に愛着が湧いてくるから不思議。8点(2004-12-25 00:00:19) 2. ストーカー(1979) 《ネタバレ》 成る程、ほとんどの人が最後の部屋まで辿り着けないのは途中で眠くなってしまうからですか。と、冗談はさて置き、これほどしんどい映画もありませんでした…。恐らくはもう二度と観ないでしょう(とは断言できないものの)、本当にただ散歩しているだけの映画ですからね。↓【エスねこ】さんの仰る通りまさに命がけのピクニック。たまに横になってゴロゴロしたり、たかがトンネル如きでビクビクしてんじゃねえぞ!と思わず喝を入れてやりたくなりました。しかし物語前半の廃墟のイメージには思わず失神しそうになるぐらいの美しさ。ユーリ・ノルシュテインの『アオサギとツル』、もしくは『話の話』を彷彿とさせます。劇中にはハリウッド最先端のCGや超自然現象も無く、特別凄いセットが組まれているわけでもないのにそこには確かに"ゾーン"という聖域があり、その奥には何でも望みが叶う"部屋"が存在するという圧倒的なリアリティが備わっています。よくよく考えてみればこれほど馬鹿らしい話もありませんからね、大の大人三人が子供騙しのトラップゲームに参加する。それなのにここまで観客を自分の世界へと引きずり込んでしまうタルコフスキーってやっぱりヤバイ。最終的には自分もゾーンに魅せられてしまいました。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-02 19:06:06) 3. 彗星に乗って 《ネタバレ》 まずはオープニングタイトルのセンスの良さに脱帽。次いでセピアからレッドへ、レッドからグリーンへと変わる画面の色調にもうっとり。原作がジュール・ヴェルヌというだけあって(?)、ストーリーが上手い具合に荒唐無稽で面白いです。地球に帰れると知るや否や再び争いを始める辺りは「馬鹿だなぁ」なんて思いながらも、オチの方向性から「そっちの方に持って行っちゃうのね…」と暫し呆然でした(^^;。7点(2004-10-16 23:50:30) 4. スラップ・ショット ただの暴力ホッケーとしか思えん。6点(2004-04-12 20:48:32)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS