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1. 素晴らしい風船旅行
《ネタバレ》 来たー!癒し系映画の真骨頂。近頃は心身共に疲れているので何か美しいものでも見て
気持ちをリフレッシュしなければ、ということでこの『素晴らしい風船旅行』を観てみました。いや~、本当に素晴らしい映画ですね。時にはゆったりと、また時にはダイナミックに動く俯瞰カメラの映像にはまさに脱帽。はっきり言って『WATARIDORI』よりも「一体どうやって撮ったんだ?」と思うシーンが満載。しかし気が付けばムニャムニャ…なんてことにもなりかねないから怖い。怖いと言えば一回目の着地の時になかなか気球から降りられなかったり、車の手放し(なんてものじゃない)運転や、小型の気球が爆発したかと思えば次のカットでは森が燃えていたりと、けっこうハラハラ・ドキドキの連続でもあったりする。そして極め付けはラストの決死のダイビング、ある意味息も付かせぬ展開とはこのこと。もしもこのサイトに美観評価なんていうものがあったら確実に満点でしょう、少なくとも鑑賞後の後味は絶対に8点以上。風に飛ばされた洋服が空中でヒラヒラと舞うシーンは、まるで陽気なゴーストが空の上を泳いでいるかのようで楽しく印象的でした。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-08 09:04:58)(良:2票) 《改行有》
2. 砂の女
《ネタバレ》 砂が少し、また少しと崩れていく光景に異様な美しさを感じる。昆虫採集をしに砂丘へとやって来た一人の教師が、どういう訳か砂の穴の中に閉じ込められてしまう。そこにいた女の正体も謎だし、男を閉じ込めた張本人の人々がやけに親身というところも不気味。最終的に脱出することに成功した主人公も、結局はまた自ら穴の中に舞い戻ってしまう。穴を掘るという行為から、都会では見つけることの出来なかった自分の居場所を砂の中で見出してしまうというオチ。何か妙に”現実的”な感じのする話、順応するって怖い・・・。8点(2004-07-07 22:42:55)
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