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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. スモーク(1995) ロバート・アルトマンのような辛辣な視線も、ポール・トーマス・アンダーソンのような溢れる激情もない、例えて言えば近所のスナックに来る常連客のような連中が織りなす日常の群像劇。なのに登場人物達それぞれのエピソードと人となりが脳細胞の一つ一つに染み入って、深く静かに感動させてくれる名作。ポール・オースターの生活者への愛情溢れる脚本とウェイン・ワンのオーソドックスで暖かみのある演出と映像、うまい役者達の、そこにいれば声をかけたくなるような演技。雑踏の効果音等もブルックリンの街角にいるような気にさせてくれる程のこだわり。人と人との繋がりの大切さを教えてくれる素晴らしき日常生活に、10点献上。10点(2001-10-14 16:52:24)(良:3票) 22. スフィア 原作マイケル・クライトン、監督バリー・レビンソン、主演ダスティン・ホフマン、シャロン・ストーン、サミュエル・L・ジャクソン、これだけ聞けばとてつもない映画ができそうな気がしますが、出来上がったのが訳の分からないこの映画。原作知りませんが、要は人間の深層心理に潜む恐怖を描きたかったのでしょうか? スフィア(球体)の正体やいかに? 可哀想なので4点献上。4点(2001-10-04 15:36:01) 23. スピード2 この映画の予算のほとんどを船が港町に突っ込むシーン(の実物セット)に費やされていると聞きます。もっと別の所に予算を使って欲しかったです。皆さんの書いている通り、だだっ広い海の上では「スピード」感は皆無。ましてジェイソン・パトリックでは役不足もいいとこ。A級アクション映画がB級パニック映画になってしまったので4点献上。4点(2001-10-03 11:16:28) 24. スピーシーズ/種の起源 優良な遺伝子を求めるのはシルばかりでなく、世の雌の習性なり。映画としては、ほとんどSFっぽいシーンが無くて、最後のエイリアン描写は超三流。脱ぎっぷりの良すぎるナターシャ・ヘンストリッジの完璧な美しさに5点献上。5点(2001-10-03 11:09:20) 25. スニーカーズ ハイテクではなく、音を頼りに「カクテル・パーティの音」が「アヒルの群」だったってとこと、最後に登場するジェームズ・アール・ジョーンズの存在感が印象的。考えてみればものすごく勿体ないキャストのオン・パレードなのに、映画自体はライト・サスペンスって感じでしょうか。で、6点献上。6点(2001-10-03 10:55:42) 26. スリー・キングス オープニングから兵士にとっての戦争の無意味さを、まざまざと見せつけてくれる。弾筋を追うカメラワークや(↓にもある)被弾表現は斬新。戦争映画と言うよりは当事者達のエゴ丸出しのブラックコメディ。評論家筋には異様に評価の高い一本ですが、深く理解は出ませんでした。タイトルの意味も不明。すみませんが6点献上。6点(2001-08-15 11:43:02) 27. スクリーム2 【pimple】さんに同感、私も1よりはいいと思います。多少スケールアップしてたし、ラストの展開も1よりは許せます。でも流石に3を観る気にはさせてはくれなかったので4点献上。4点(2001-08-04 10:56:28) 28. スクリーム(1996) ある意味むちゃくちゃな映画。どうしてアメリカで大ヒットしたのか分からない。ホラーって言うより連続殺人鬼もの。オープニングのドリューちゃんや中盤の伏線、また、ホラー映画の豆知識的なところは面白いけど、ラストの展開を許せるかどうかで印象も変わってくると思います。私は許せないのでネーヴ・キャンベル好きだけど3点献上。3点(2001-08-04 10:52:57) 29. スターシップ・トゥルーパーズ 究極の戦意高揚映画(原語には広島を侮辱した台詞さえ出てくるらしい)。作り方は「ロボコップ」とまるで同じ。自身の美学を極めるのはいいけど、バーホーベン、も少し成長しろよ! でも、虫に刺されちゃうデニス・リチャーズに惚れたので3点献上。3点(2001-08-01 16:54:15) 30. スピード(1994) 確かにすばらしい(バーホーベンと共に海を渡ってきた)ヤン・デ・ボンの出世作。でも、こっちはダイ・ハードを観た後だからなぁ。設定やアクションにスキのない作りは流石ですけど、どうも色眼鏡で見てしまう。2が散々だっただけにこれはまぐれか? てことで7点献上。7点(2001-07-30 10:34:35) 31. スティグマータ/聖痕 確かに結局は取り憑きものってことで…。でも、法王庁ってこの手の映画では良くこんな感じで描かれていますけど、本当にこんな感じなのかなぁ。だとしたら法王庁の存在自体が怖い。どんな陰謀でもありって感じ…。映画としてはまあまあだと思うので、6点献上。6点(2001-07-30 10:26:48) 32. スーパーの女 素人が作ったのが見え見えの流通映画。勧善懲悪を誇張する余り、リアリティのかけらもないスーパーの内幕が描かれています。ま、サクセス・コメディとしたら邦画では完成度は高いんじゃないでしょうか。というわけで6点献上。6点(2001-07-30 10:21:07) 33. ストレンジ・デイズ/1999年12月31日 「ブレインストーム」に出てきた、人の記憶を記録する装置。やっぱり気になるのは「性と死」だよね。しかし、そんな装置はお構いなしにストーリーは進む。世紀末と新世紀を迎える熱気を描き、映画にも熱気があった気がしました。しかし、映画としては?なので、5点献上。5点(2001-07-23 13:15:30) 34. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス これが面白くないのは歳とったせいでしょうか?(確かに前三部作を観たのは十代だった…) ポッド・レースを「ベン・ハー」の戦車競争と比べたり、最後の戦いを「史上最大の作戦」のノルマンディー上陸のシーンと比べるのは酷? 全てが電気紙芝居みたいに見えちゃって、前作で感じたスリルやユーモアが何もなかった。最も気にくわない「ジェダイの復讐」に近いお子さまノリの映画でした。従って4点献上。4点(2001-07-08 13:45:36)
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