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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. スパニッシュ・プリズナー 《ネタバレ》 これはもう僕の理解力の問題かもしれないです。全部見終わっても、すっきりしない。釈然としないのです。ちゃんと理解できていないのでしょうか。 つまりはクライン社長がすべての黒幕で、ジミー・デルは雇われ詐欺師ってことですか?スーザンも?FBI役の人たちも?なんかよくわかりません。みんなグルってことですか?そして目的は『プロセス』なんですか?そのために殺人までやっちゃうわけですか?そもそも、一般人を本人に無断で囮捜査に使っちゃって良いものなんですか? もう気になるところが多すぎて全然すっきりしません。 ちょっとずつだまされていることに気づき始める主人公のジョー・ロスの様子が緊迫感があって良かったです。ですがそれだけですね、この作品。 『ミステリー』と『説明不足』は紙一重です。[DVD(字幕)] 5点(2014-11-04 05:28:35)《改行有》 22. スポーン 《ネタバレ》 こーゆーアンチヒーローものって好きです。『ダークマン』しかり、『クロウ』しかり。ただ、惜しいのは、本作にはやや爽快感やカタルシスに欠ける部分があるんですよね。 また、子供向けにしては表現やセリフがきわどい部分があるし、大人が見るにしては子供っぽすぎる気がします。子供の心を残したまま大人になっちゃった、僕みたいな人にはきっと楽しめるんじゃないでしょうか。 マント。鎧。ヴァイオレーター。良かったです。個人的には、この3点の造形はかなり良いです。特にマントはいけていますね。もう少しマントと鎧を使った活躍を観たかったくらいです。でもカリオストロはいるかな?原作読んでないので何とも言えませんが。 ストーリーが、はっきり言ってイマイチです。敵も味方も、なんだかスケールが小さく感じます。それはきっと、ストーリーの中心にワンダがいるからなんです。たとえダークヒーロー、アンチヒーローでも、もう少しぴりっとした意義や大儀が欲しいものですね。 最後に、地獄での戦いが結構ひどいです。これはもうCG使い過ぎて、もはや映画っぽさがなくなっています。『いったい何を見せられているんだろう』という気持ちでいっぱいでした。このシーンで興醒めしちゃいました。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-07-28 04:14:42)《改行有》 23. スウィンガーズ 《ネタバレ》 コメディだからと思って我慢しながら見ていたんですが、30分くらいまでに何回か観るのやめようと思ったくらい、つまらなかったし、イライラしました。群像劇ではないですが、群像劇っぽい雰囲気になっているのがあまり好きじゃないです。ストーリーなんかあってないようなもんです。 ただ、しばらくするとこの雰囲気やキャラになれてきたのか、不快な気分がやや収まり、割と冷静に観られるようになりました。そうすると不思議なもんで、割と面白いシーンやトークが楽しめるようになってきます。とは言え、人に薦められるレベルではありませんが。 これって所謂「あるあるネタ」を楽しむよーな作品なのかもしれないです。それこそアメリカで生きている人には「わかるわかる」みたいな。だから観る人を選ぶ作品だとは思うんですよねー。 友人達がなんせ友だち思いなので、その辺りの押し付けがましくない友情は見ていて清々しいものがあります。ですがそれ以外には映画としてそんなに魅力は感じません。 マイクが情けない雰囲気を漂わせながらも、大事なところ(主にナンパ)は自分の力でしようとする姿勢は好きでしたけどね。 ラストの小ネタも爆笑です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-30 01:17:44)《改行有》 24. スティーヴン・キング/痩せゆく男 《ネタバレ》 ジプシーから呪いを受ける3名が、もともと社会的地位が強い立場であり、人として同情しづらい人間であることがまず致命的ですね。3名が極悪人であればまだ良いのですが、微妙な立ち位置なので、同情もできないし、かといって3人がやられちゃうことに対するカタルシスだって感じないわけです。 更にはジプシー側の人間性にも問題あり。 結局、どちらにも肩入れできないまま、成り行きだけを目で追っていくばかりでした。登場人物たちのキャラもいささか不愉快です。行動には一貫性がなく、方向性がはっきりしない部分も気になります。呪いをかけた本人には報復行動を起こさず、嫁と友人への報復を優先するラスト。全く理解できません。それがゆえの、あの救いがないくせに皮肉だけは残すようなオチ。途中からは映画の着地点だけが気になって観続けましたが、正直最後まで観る必要は無かったです。 ジプシー側も共倒れになるような、まさに「人を呪わば穴二つ」みたいな締めくくりにしてくれれば、ありきたりかもしれませんがもう少し評価も変わったかもしれません。[DVD(字幕)] 4点(2014-04-30 00:26:49)《改行有》 25. スウィーパーズ 《ネタバレ》 今まで見た中でもとびぬけてつまらないアクション映画。キレなし。迫力なし。スピード感なし。説得力なし。緊張感なし。とにかくテンポが悪いです。アクション映画で得られるカタルシスを一切得られないまま終わりを迎えます。 そもそも観客を置いてけぼりにしたまま、ストーリーが勝手に進んでいくのが良くないです。《ストーリー》アンゴラの地雷撤去グループに主人公のエリクソンがいる。そのグループには、新型地雷のビジネスをこっそりやっている悪い奴もいる。エリクソンの息子が死ぬ。⇒5年後⇒新型地雷A6バタフライがアメリカで見つかる。⇒アンゴラから密輸されているっぽいので、もう一人の女性主人公率いる調査団が派遣される⇒女性を除いてみんな死ぬ⇒密輸組織が女性を狙う。⇒それをエリクソンが成り行きで助ける。⇒なんだかんだで組織を壊滅に追い込む。 たったこれだけの事が、説明がへったくそなので、全然伝わってこないんです。おそらく脚本が悪いのでしょう。作っている人間達だけがわかっている状況で、だらだらした展開が延々と終わりまで続きます。誰に感情移入できるわけでもなし、そんな中でいくらドンパチやって爆発させても面白いわけないです。 アクション映画はエンターテイメント作品。派手である前に、『わかりやすさ』が何より大事だと思います。複雑なストーリーでもわかりやすい映画はいくらでもあるんです。自分達だけ楽しんで、自己満足で終わらせるような作品はダメだと思います。[DVD(字幕)] 2点(2015-01-02 20:42:31)《改行有》
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