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プロフィール |
コメント数 |
496 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。
2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。
私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp |
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1. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 泣きました。映画館で号泣です。昔の映画はエンドクレジットが短いので恥ずかしいの何の!
でも、最後に到達するまでの過程はそこまで面白くは無かったですね。ストレートにストーリーで勝負する作品としてかなり期待していただけに、コメディ色やファンタジー色が強めの演出にはちょっとがっかりでした。この映画は「ここ笑うとこ!」みたいな笑いの押し売り感がちょっと強すぎる印象です。前半はややしんどく感じました。
また、良い奴は良い、悪い奴は悪いという単純なキャラクター設定が、昔の映画の醍醐味でもあるし限界でもあるような気がしました。ジョージの徹底的な良い人ぶりが、現代の映画に慣れた目で見るとちょっと嘘っぽいですよね。ジョージが「自分がいない世界」をクラレンスに見せられる部分でも、あまりジョージに感情移入できないんです。だってジョージは仏様のように超良い人で多くの人を救っているわけで、その人が「自分の人生捨てたもんじゃない!」って思うのは当たり前な感じがするんです。むしろ見せられる前に気づけ!と言いたい。もっと悪いこともしてる普通の人が主人公じゃないと、この映画の無条件に生を肯定するというメッセージが伝わりにくいような気がしました。例えば、「クリスマス・キャロル」のスクルージはこの映画のポッターみたいな超悪い奴です。そんな彼が更生を誓うから感動できるんです。でも、この映画はジョージの人生を全面的に肯定していますから、その人が自殺を思いとどまるのは、当たり前とも言えると思うんですよね。そのあたりが観ていて気になりました。
それにしてもポッターは可愛かった!本当は絶対悪い人じゃないんだろうなあ。人間味があって、この映画の中で一番愛せたキャラかもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2011-07-04 23:24:24)(良:1票) 《改行有》
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