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プロフィール
コメント数 496
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。

2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。

私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  すべて彼女のために 《ネタバレ》 実話かと疑ってしまうほど真実味のある映画だった。ジュリアンは大学の先生で何となくおじさん臭い男。妻のリザはジャーナリズム関連の仕事をしており、若くて美人。まずこの配役がうまい。ジュリアンにとってリザは明らかに身に余る妻なのだ。二人の間にはオスカルというまだ幼い息子がいる。ラブラブで何一つ不満の無い幸せな日々を送っていたある日、突然リザが殺人罪で逮捕されてしまう。凶器の指紋という物証もある上、運悪く状況証拠も揃っており、有罪の判決が下る。残されたジュリアンにとってはまさに青天の霹靂であり、状況の打開を試みるべく、彼は妻の脱獄計画を練り始める。 この映画のテーマはズバリ愛である。ジュリアンは一切妻を疑わない。この設定が映画の面白みを殺ぐという意見もあるかもしれないが、これは映画のテーマ上、仕方が無いことであろう。私にとっては、この設定だけでかなり心を打たれるものがあった。美しい最愛の妻を取り返すためなら、全てを擲っても良いと開き直るジュリアンの姿はとてもかっこいい。私も将来結婚するなら、そこまで深く妻を愛したいものだ。 当然ながら、ジュリアンは犯罪にはど素人なのだが、その彼が脱獄計画を練る様も興味深い。着実に少しずつ決行に向けて準備を進める描写にはリアリティがあった。時には悪党に騙されながらも、妻を助けたい一心で決してあきらめず何度もチャレンジする彼を観ていると思わず応援したくなってくる。それだけにいよいよ決行に移る終盤では、思わず手に汗握ってしまった。 ただし、上映時間が短いだけに、粗い部分があるのも確か。ジュリアンとその父母兄弟との関係については、もっと設定を作りこめるし、リザがいなくなった後にジュリアンが公園で出会う女性との間にももう少しドラマがあって良い。そのあたりをきちんと修正してくるであろうハギス監督によるリメイク版も楽しみだ。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-20 23:41:58)《改行有》

2.  水曜日のエミリア 《ネタバレ》 後妻が主人公というのは、家族モノの中でも比較的珍しいと思う。テーマに興味を感じて鑑賞した。 愛を貫いての結婚だったはずなのに、なぜか万事がうまくいかないと感じる主人公のもどかしさには共感できた。一筋縄ではいかない先妻の子供、ヒステリックな態度を取る先妻、いつも子供の側に立って自分を詰る夫。それらの存在の集積が彼女を苛む。なぜ自分の努力が報われないのか?そう感じて周囲に攻撃的な態度を取ることで、更に孤立していく彼女の姿は観ていて痛々しかった。そして、その焦燥感の根っこにあるのは、生後数日で亡くなった彼女自身の娘の存在である。彼女の死を乗り越えられず、常に後ろ向きの思考をしてしまうから、周囲との関係もうまく行かないのだ。地味だが、俳優陣の演技や丁寧な脚本に救われ、なかなか見応えのある展開である。 ただし、先妻の協力により贖罪が果たされる終盤の展開はやや安易に感じた。主役のエミリア自身が努力することで壁を超える展開の方が、もっと感動的だったような気がする。主演のナタリー・ポートマン自身が製作に関与しており、キャストも好演している力作ではあるが、エンターテイメント性やストーリーの奥深さの点でやや劣ると感じた。[映画館(字幕)] 6点(2011-09-19 19:45:32)《改行有》

3.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 期待値が上がりまくった中で観たので、ちょっとした肩透かし感は否めないが、こういう映画があってもよいのではと肯定的な判断はできた。人によってはもっと酷評しそうな気もするが。 まず、良かったところを褒めるとすれば、圧倒的な躍動感!特に子供時代の警官との追いかけっこは、巧みなカメラワークによってスラムの活力が伝わってきて興奮した。色彩も鮮やかで、インドの魅力がもろに伝わってきた。「シティ・オブ・ゴッド」はリオのスラムを描いた傑作だが、それを髣髴とさせるシーンだった。子役の自然さ、元気さ、かわいさも特筆に価する。人生のどん底や頂点がこれでもかと詰め込まれているにもかかわらず、少しも食傷しないのは、監督の才能によるところが大きいのだろう。 一方で少し残念だったのは、心の動きの捉え方が甘いところ。兄のサリムがラストで自殺的行為に出るのは、あまりにも唐突で違和感を拭えなかった。ボスを殺して自分が組織をのっとるくらいの行動に出るのかと思いきや、意外とセンチメンタルな行動に及ぶのは説明不足だろう。ストーリー上、何らかの布石を打っておいて欲しかった。また、ジャマールのラティカに対する強烈な想いも理解はできるが、もう少し子供時代のジャマールとラティカのエピソードを描いておいたほうが、もっと分かりやすいだろう。2人の親密さが愛に変わっていくことを示すシーンが欲しかった。 映画中にちょっとした暴力シーンや残虐シーンはあるが、女性が観ても許容できる範囲だろう。明日への活力が湧いてくるポジティブなエネルギーを与えてくれる映画であることは間違いない。日曜日の夜に観たのは正解だった。[映画館(字幕)] 7点(2011-05-05 22:55:39)(良:1票) 《改行有》

4.  スコルピオンの恋まじない どれを観ても、ウッディ・アレンは面白い。この作品でも、肝心のからくりは観客に完全に教えておきながらも、次に話がどう展開するのかやきもきさせる手法は流石だ。途中で若干中だるみする部分もある(2件目の窃盗のあたり)が、ラストのオチは僕の予想のもう一つ上を行っていて、すっかり騙されてしまった。 字幕では彼のせりふ回しを完全には理解できてはいない気もするが、それでも笑っちゃうんだから仕方が無い。男の持つ滑稽さを冷静に見据え、さらに絶妙なシチュエーションを設定することでその滑稽さを最大限に増幅して観客を笑わせるのは、毎度ながら本当にすごい職人芸だと思う。小品なれど安定した一作。シャーリーズ・セロンの使い方がもったいないのが、アレン映画らしくてまた良い(笑)[DVD(字幕)] 7点(2010-08-08 23:29:58)《改行有》

5.  スーパーバッド 童貞ウォーズ おバカコメディとしてはそれなりに面白かったが、期待したほどではなかった。卒業パーティーの酒を買いに行っただけなのに、次から次へと災難が降りかかるさまは笑えるが、災難と下ネタがうまくかみ合っていない印象だった。どちらもそれぞれでは面白いのだが、うまく相乗効果が生み出せていない。DVDスルーもやむをえないか。ただし、主役3人は皆うまい!特にジョナ・ヒル。[DVD(字幕)] 5点(2010-07-12 20:56:42)

6.  スルース(2007) 《ネタバレ》 ケインもロウも好きだが、さすがに二人芝居を2時間見せられるとしんどい。変装には全く気づかなかくて、そこで「おっ!」と思ったが、その後また眠くなった。ロウは試合に勝って勝負に負けたんだろうが、あれほど試合にこだわる奴ならそれもまた本望か。[DVD(字幕)] 4点(2010-06-19 18:38:41)

7.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 評価するのに物凄く迷った作品。たいていは見た直後にレビューするのだが、この映画はその決心をするまでに1週間近くかかった。 結論からすると、バートン作品の中ではどちらかというと凡作の部類に入るのではないかと考えるため、この点数となった。映像美はもちろんすごい。でも、一方でこの監督の作る作品はたいてい美しすぎるくらい美しいから、標準程度の出来ということもできる。ただし、ここまでの流血描写には今までお目にかからなかっただけに正直驚いたし、これはこれで独特の美しさがあるとも感じた。特にラストシーンは美しすぎて思わず涙が出た。陰惨な地下室に流れ出す暗赤色の血液。出だしのタイトルロールとシンクロしていて心を打たれた。 しかし、やはりどう考えても流血シーン(もしくは噴血シーン)はグロテスクすぎる。ホラー好きでないと耐えられないレベルだろう。ユーモラスなのは「誰の肉がどんな味か」を歌うシーンと剃刀を手に道行く人に理髪を勧めるシーンくらい。でも、笑っているとすぐグロシーンにつながるので、ホラーの苦手な僕には、余裕を持って観られなかった。いつも手に汗握っていた。 この映画で、監督のやりたかったことはよく分かったし、確実に成功している。でも僕には合わない。次は違うことをやってみたいと思うように祈るしかない。願わくば、バートン監督が血の道に迷い込まざらんことを。そうなったら、僕にはかなり痛い打撃です。[映画館(字幕)] 5点(2010-06-19 18:37:26)《改行有》

8.  砂と霧の家 《ネタバレ》 地味で暗い話なんですが、アカデミー賞ノミネートということもあってか、意外とレビューされている方が多いですね。レビュワーの皆さんの間で不人気なのは、やはりあの副保安官のようで。まあ、確かにとんでもなく激しやすいアホですし、全ての原因は彼にあると私も思います。一番、公権力を握らせてはいけないタイプですよね。しかし、キャシーとベラーニがどうなのか?については、皆さん賛否両論おありのようで。全体的にキャシーが責められている(ex.バカ女)んですが、ベラーニも悪評高い(ex.父権主義者)。 でも、私は二人は弱いだけで、悪い人間ではないと思うんです。確かにキャシーは定職についていないんですが、優秀な兄と比較されて劣等感に悩んでいる繊細な女性なわけで、ベラーニは軍人で粗暴な一面もありますが、良き父であり、良き夫でもあるわけで。原作のプロットが巧みでしっかりしているだけあって、人間と人間が遭遇した時の化学反応みたいなものをうまく表現できていると思いました。結果、大爆発を起こしてしまうんですが。個人的には、もう少し救いがあってもと思います。これは純粋に好みの問題ですが。ズーンと来ますが、これもアリかも。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-19 18:27:07)《改行有》

9.  ストロベリーショートケイクス 里子はデリヘルの電話番で秋代はデリヘル嬢。ちひろはOLで塔子はイラストレーター。この2組の女性の群像劇。原作は魚喃キリコという漫画家で本人も塔子役で出演している。彼女のマンガは前から読んでみたかったので、偶然この映画に出会ってちょっと得した気分になった。映画としては、脚本も演技も共に自然で全く違和感は感じなかったし、飽きずに最後まで観られた。ただし、異様に登場人物の声が小さく録音されているのがストレスフル。終始イヤホンをつけて鑑賞せざるをえなかった。 男性が観れば、「女って怖い」という感想が自然と出てきそうな映画だ。「女ってこんなこと考えてんだ」とか「女性に比べて男は子供だ」とか。女特有のねっとりとしたというか隠微に淫靡な雰囲気が濃厚に感じられる。それはそれで面白かった。でも、ちょっとこれはやりすぎと言うか何と言うか、「男には分からない女」を描くことに固執しすぎたがゆえに、嘘っぽく見えてしまうところもある。 世の中は、女性が男性を打ち負かすことを良しとする戦闘的なフェミニズムの時代から、女性が「ありのままに」「自分らしく」生きていくことを是とする時代になった。この映画は完全に後者の視点で作られており、それが少し俗っぽく感じられた。例えば、この映画にはデリヘル嬢が出てくるんだけれども、一抹の寂しさはあれど、彼女の生きかたはまったく否定されていない。それどころか、この映画を観た女性のレビューは概ねこの4人の生きかたを支持しているものが多い。彼女たちの色んな意味での奔放さは「何かかっこいい」のである。 となると、この映画はリアルではないのではないか?という疑惑が生まれてくる。人間は、普通自分にないものを持っている者をかっこいいと感じるからだ。男性に隠されている女性のリアルな部分が濃縮された結果、この映画はリアルではなくなったのではないか。この映画のもつ不自然な「女臭さ」(「男臭さ」と対比して)が同性の支持者たちの憧れの対象なのではないか。ということで、結論は以下のとおり。 結論:この映画はリアルではなく、「女臭い」映画である。したがって、女はそんなに怖くない。 でも、僕は所詮男だから「いや、本当に女はあんなふうに考えていつも行動してるんだよ。」と女友達に言われたら、信じるしかなくてちょっと怖くなる。「女なんて怖くないさ!」と嘯く僕はまだ子供なのかもしれない。[DVD(邦画)] 7点(2010-06-19 18:19:21)(良:1票) 《改行有》

10.  スペル 《ネタバレ》 出だしでちゃちゃっとプロローグとヒロインの紹介を済ませ、あとはもうひたすら怖がらせる演出の連続。怖がらせ方も昔ながらで、音と映像でシンプルに攻めてくる。和製ホラーの精神的な嫌らしさは全く無く、どこまでも陽性な攻撃を仕掛けてくる。 いや、でも本当に一人で見なくてよかった。一人だったらマジで怖かったはず。安心してるところで急に襲い掛かってくるから、本当にこのジプシーの婆さんは悪質。何回かたぶんでかい声で「ぎゃっ」とか「うわっ」とか叫んだと思う。 怖いんだけど笑えるというよくわけの分からない展開もまた良い。ヒロインはとあるきっかけで婆さんに呪われるんだけれども、この婆さんがマジで気味が悪い。臭そうだし、色々と変な色の液体を出すし、入れ歯は鋭くとがってるし。死体になっても攻めてくるからね。その婆さんの復讐の一生懸命さとか気持ちの悪さが逆に笑える。逆に、最初は怖がってたはずなのに、段々と戦闘モードになっていく強気なヒロインもツボだった。ラストは酷いんだけど笑うしかなくて、なぜか逆に清清しい気持ちになる。ヒロインとそれを演じたアリソン・ローマンには心からの拍手を送りたい。お疲れ様でした! サム・ライミが「スパイダーマン」シリーズで溜めたストレスを一気に吐き出したという印象の映画。これで気持ちはリセットできただろうか。次は何で来るか楽しみだ。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-16 19:49:12)《改行有》

11.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 登場人物が多すぎて話の焦点が散漫になっている。テーマは何だ?親子の絆?恋人の絆?友情の絆?そうか、「絆」なのか?でも、このような描き方では、普遍的な「絆」を描くには不適当。「いろんなベタな絆の話を詰め込んで、アクションで繋ぎました」みたいになっちゃってる。それが、このシリーズがティム・バートン時代の「バットマン」シリーズに及ばない点だ。たとえば、ハリーの気持ちも明確な外的要因で極端な形でしか変化しない。そもそも、1つの映画の中で、3回も変化させる必要性がわからない。その変化のプロセスの描き方が雑。もっと、心の襞のようなものを書き込めれば、陰影の深い世界になったのにと思います。 アクションは確かにすごくて、飽きずに観られるので、6点ですが、ちょっと甘いかな?[DVD(字幕)] 6点(2008-03-01 23:22:49)(良:2票) 《改行有》

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