|
プロフィール |
コメント数 |
2254 |
性別 |
男性 |
年齢 |
77歳 |
自己紹介 |
団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?
1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。
ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。 |
|
1. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 「お金は貯め込むものでなく、人の幸せに使うものだ」ということを、まざまざと教えてくれる映画だ。もう最後のシーンは涙で画面が見えなかった。
「お世話になった、こんな時だから、使ってくれ」とお金が集まってくる、「情けは人のためならず・・・」ということわざの意味がしみじみとわかる。
天使が見せてくれた「自分という人間がいなかったら・・・」というシチュエーション、立派な人物となった弟は、子どもの時、湖の事故で死んでいたのだ。そうか僕が、弟の命を救ったのだった・・・。
実は私も映画の中だるみで、初めの氷のシーンを忘れていた。弟の墓を見た時私も主人公と同じ衝撃を受けた。
自分が生まれていなかったら、多くの人が不幸になっていたかもしれない。しかしこの世の中ではまったく逆に、不幸にならなくてよかった人もいるはずだ。
しかしそれを、見た人すべてに良い方向に思わせるのが、フランク・キャプラの映画であり、私はそういう映画が大好きである。
蛇足ながら、この映画では悪役ポッターを演じるライオネル・バリモアだが、同じキャプラの映画「我が家の楽園」では、まったく逆の役割を演じている。その意味では主人公を演じるジェームズ・スチュワートよりも、素晴らしい俳優なのかもしれない。
素晴らしき哉、人生! 素晴らしき哉、キャプラ! 素晴らしき哉、映画!
[地上波(字幕)] 9点(2011-03-14 23:02:43)《改行有》
|