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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. スピオーネ(1928)
《ネタバレ》 この度は、運営様、並びに御協力して下さった皆様に「再びレビューさせてもらえる許可」を頂いた事について、深い感謝をしてもしきれません。
フリッツ・ラングがサイレン期に撮った、元祖ジェット・コースター・ムービーとも言うべきスパイ映画の傑作を!同じくラングの「蜘蛛」にも通じる冒険活劇のエネルギッシュな興奮、スパイ同士のロマンス。
冒頭から大量の文字・情報が入ってきて引き込まれるし、カーチェイスのスリル、列車の脱線、眼が“イッている”感じの狂気!ヒロインが椅子に拘束されている様子はエロいです。太腿が。流石ラング御大。
日本大好きな?ラングがまたも奇妙だが日本愛を感じさせるような人物を登場させます。どんだけ切腹好きなんだよ外人(それでも「ハラキリ」や「メトロポリス」のヨシワラよりはまともな形で登場しているかな)。日本、ロシアまで世界的規模で情報が交錯する!「メトロポリス」のように、主人公が巨大な闇に飛び込んでいくような恐怖がたまらない。
諸悪の根源を演じるのは「ドクトル・マブゼ」でも強烈だったルドルフ・クライン・ロッゲ!ラストの“道化”としてピアノの演奏で物語を締めくくるシーンが忘れられない。
エドガー・G・ウルマーの美術は相変わらず素晴らしいぜ。[DVD(字幕)] 9点(2014-03-26 14:39:08)(良:1票) 《改行有》
2. ストライキ
《ネタバレ》 ソ連の血みどろの粛清を克明に描く「ストライキ」。
国の革命がもたらした何千何万という流血。
国の政策の犠牲になるのは、いつも下を支える民衆だ。
その一部始終がこの映画に詰まっている。
工場で重労働を課せられる労働者の苦しみ、その波は民衆に波及し、やがて工場は停止する。
我武者羅に働いてきた男たちは、いままでないがしろにしていた家庭の大切さを思い出す。
ある者は家で過ごし、ある者は演説をして民衆を刺激する。
それに手を焼く国の重役たち。
ストライキの鎮圧は軍隊に任せ、自分たちは高みの見物だ。
のんきに酒を酌み交わし、下の気持ちなんざほとんど省みない。
そこに酒を運ぶ召使い。
彼もまた民衆の一部だ。
苦々しい笑みで現状を嘲笑う。
そして人がいなくなれば、彼らは残ったご馳走を食べ尽くす。
ここまで人の上下の差を描いていく。
働き手がいなくなった工場を、一匹の猫が通り過ぎていく。
その生々しさが凄い。
動かなくなった工場はその働き手の首すら締めていく。
働かなくなり金が底をつき、家のシーツや古着を売り金に変える事にも限界が来る。
工場を動かさなければ、働き手も食い詰めるのだ。
政府はそれを待てば良いのだから。
労働者たちは、家族を食わせるために再び工場へと戻っていく。
だが、突然の不幸が襲う。
浮浪者たちがストライキに同調し、何と工場を焼いてしまったのだ。
何という皮肉。
ストライキの面々が反乱したのだと、軍隊は人々に銃を向ける。
男、女、老人、赤子まで、尽く殺していく。
後には大量の死体と血の川だけが残る・・・。
その強烈極まりない映像![DVD(字幕)] 9点(2014-03-16 21:43:22)《改行有》
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