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プロフィール
コメント数 115
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから8年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  スパルタカス(1960) 《ネタバレ》 「2020年2月5日にカーク・ダグラス氏が103歳で亡くなった」とニュースで知ったのを機に投稿します。  最初に…当作品を“キューブリック監督が作った映画”として観ると、↓の【恥部@研さん】がおっしゃる通り、肩透かしになるので要注意だと思います。かつて私は某新聞で「映画は誰が作るかと質問をすると、日本人は“監督”と答えるが、アメリカ人は“プロデューサー”と答える。これは映画作りのシステムに関する認識の違いだろう」という記事を読んだことがあります。その意味で当作品は↓の【S&Sさん】もおっしゃる通り、製作総指揮兼主役のカーク・ダグラス氏(及び脚本のダルトン・トランボ氏)が作った映画だと思います。現在、ディスク化されている【修復・完全版】が製作されたきっかけも「カーク・ダグラス氏を祝うパーティーで上映されたフィルムの状態が、ひどかったら」という文面を、完全版収録のレーザーディスク(今や大昔?の光メディア)の解説で読みました。  このように【キューブリック色】は、ほぼ皆無と言わざるをえませんが【正統派のスペクタクル史劇】としてなら観やすい作品では…と思います。  以下、【正統派のスペクタクル史劇】という視点でお伝えします。  私が初めて当作品を観たのは40数年前の高校生のとき、年末のTVの深夜放送(吹替え版)でした。当時はビデオレコーダーが無かったのでタイムリーに観ましたが、最後まで引込まれました。アレックス・ノースの音楽も、テーマ曲などは現代音楽的、愛のテーマはメロディーが明確で流麗な響きがあり…と多彩で、私には新鮮でした。事前にサントラの本で「作曲に1年以上を要した」と読んでおり、納得したものです。  そして当時、私が一番、印象に残ったのは、↓の【ヨアキムさん】と同じで、「スパルタカスを差し出せば命を助けてやる」というクラッサスに対し「俺がスパルタカスだ!」と、仲間達が次々に立ち上がるシーンでした。私は「現実にはあり得ない。我が身大事さにスパルタカスを突き出すはず」と考えつつも「この映画には『人間は信頼し合い助け合う素晴らしい存在なのだ。そう信じたい』という願いが込められているのだろう」という熱い思いが残りました。  その後、社会人になり、修復・完全版が映画館で上映されたので観直すと「画質も音質も、まるで新作だ」と感激しました。赤狩りを背景に製作されたことも知っていたので、高校時代の直感は当たらずとも遠からじと再認識し、上記の熱い思いが一層、高まりました。そして現在…DVDで何度観直しても、その思いは変わりません。  このように私は当作品を【スパルタカスの反乱という史実を素材に、人間の良識を謳いあげた映画】と思っています。一見、理想主義的で青臭いようですが…赤狩りで人間の醜さに打ちのめされても、それでも人間性を信じる人々が核になり作り上げた点に説得力があると思います。ベン・ハー(1959年)と違い宗教臭くない点も、日本人には観やすいのでは…とも思います。また、負けたとはいえ次世代へ希望がつながるラストも、後のブレイブハート(1995年)に通じるものがあり、ブレイブハートが好きな方々にはお勧めかな…と思われます。  ただし、スパルタカス(奴隷側)とクラッサス(ローマ側)の場面が交互に切替わり、しかもローマの場面は政治も絡んでくるので、人によっては没頭し難く、鑑賞時間が長く感じられるかも…と思ったりもします。私の場合、吹替え版が初見だったのが幸いしたのかもしれません。  さて、採点ですが…【鑑賞環境】は修復・完全版を観た【映画館】とし、カーク・ダグラス氏やダルトン・トランボ氏を始めとする作り手の皆さんの切なる願いを、大作として具現化したパワーに敬意を表し、10点を献上します。キューブリック監督は不本意でしょうけど…。そして最後に、あらためてカーク・ダグラス氏のご冥福をお祈りいたします。 ~備考~ *令和3(2021)年8月18日(水)に修正。以前は“連載中”という文面だったので…  当作品の制作エピソードは、漫画誌ビックコミックオリジナルで連載された【赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD:2017~2021年】で紹介されています。奇しくもカーク・ダグラス氏が亡くなった日と同日=2020年2月5日の発行号は、封切りの場面が描かれていました。↓の【アンドレ・タカシさん】もおっしゃる通り、現在ではフツーに観られる当作品も、当時はフツーに制作できなかった社会情勢が垣間見えます。漫画としての脚色があるにせよ、読んでから映画を観ると【フツーならざる味わい】があるかもしれません。もっとも、漫画以前に【トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男:2015年】を観れば事足りるかもしれませんが…。[映画館(字幕)] 10点(2021-08-19 05:21:52)《改行有》

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