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プロフィール
コメント数 115
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから8年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》  この作品が日本で公開されたとき、私は中学生でした。「ヒーローものだが、幼児向けではなく、正統派の娯楽大作の風格を備えている」という前評判通り、大変見応えがありました。まず、少年時代の抒情的な田舎町の場面は「アメリカの人々にとって郷愁をそそられるのではないか」と、中学生なりに感じ入ったものです。そして遂にスーパーマンとして空を飛び、ロイス・レーンの救出をはじめ、泥棒を捕まえ、子猫をも救うたびに、映画館内は好意的な笑いに包まれました(後に知りましたが、劇場によっては、活躍のたびに敬意を込めた拍手が沸き上がったそうです)。私を含め当時の観客の多くが、当作品の真っすぐな作風と、主人公の真っすぐなキャラクターに、共感を抱いたからこその笑いであり、拍手だったのではないか…と思われます。  当作品が歓迎されたのには、当時の世相が反映されていたと思います。あの時代は、米ソの冷戦、そして泥沼化したベトナム戦争(1975年に終戦)などを背景に「どんなに頑張っても、我々に明るい未来はない」とでも言わんばかりの厭世的な雰囲気の作品が映画界でも支配的でした。【考えさせられる映画】と言えば聞こえはいいものの【重たく暗く悲しい気持ちになる作品】ばかりで、私を含め、当時の観客は「もう、うんざり」していたように思われます。そんな中、スターウォーズ(1977年)と共に、当作品も追随するように大ヒットしました。それは、当時「子供じみている」と敬遠されていた、往年のハリウッド映画のワクワクさせる理屈抜きの面白さを復活させたからに他ならないと思われます。数年後、日本でも両作品はTVで吹替え版が放送され、一時期は【スターウォーズ派とスーパーマン派】に二分されるほどの人気を博しました。両作品とも、根底に流れる面白さが共通していたからではないか…と思います。  さて、当時から問題視されていたのは、他のレビュアーさん達もおっしゃる通り、ロイス・レーンを生き返らせるために、地球の自転を反転させ時間を巻き戻すシーンです。私は個人的に「育ての親・ジョナサンを救えなかった後悔と悲しみを背景に“二度と愛する人を失いたくない”という爆発的な感情によって起きた奇跡」と考え、違和感はありませんでした。むしろ巻き戻った後、本当ならロイスの車は地割れに遭遇するはずなのに、そうはならず、エンディングへと向かうことに違和感を持ちました。一応「巻き戻したことで、少し事実が変わったんだろう」と割切ることにしましたが…。  さて、採点ですが…、バットマン(1989年)以来、「ヒーローものは、ダークな面も描かなければならない」とでもいうようなお約束?が浸透しています。しかし1970年代の厭世的でダークな「うんざり感」を打破したスターウォーズとスーパーマンを機に、予定調和の娯楽大作が次々と製作されるなど映画が多様化したからこそのバットマンだと思います。その歴史的な意義を踏まえ、さらに、今は亡きクリストファー・リーブへの敬意を込め、10点を献上します。[映画館(字幕)] 10点(2015-11-28 20:11:50)(良:3票) 《改行有》

2.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》  この映画は、日本での公開前から「往年のハリウッド映画(西洋活劇・西部劇など)のワクワクさせる理屈抜きの面白さを、SFの設定で復活させた作品として、アメリカで社会現象と呼ばれるほど大ヒットしている」と話題になっていました。  私は当時、小学校の高学年でした。私はそれまで、テレビでよく放送されていた1950年代・60年代のハリウッド映画の名作に親しみを持っていたため、冒頭のフルオーケストラのテーマ曲を聴いたときから「かつての名作の雰囲気を復活させてくれている!」と感激しました。特殊撮影もそれまでの映像と一線を画すものであり、すっかりはまってしまいました。そして何度も映画館へ足を運んだものです。  しかし日本での公開当時(1978年)、邦画には強力なライバルがいました。それは「さらば宇宙戦艦ヤマト」です。男性客だけでなく10代の女性客の支持も集めてヒットしていました。そして私の周りは圧倒的にヤマト派でした。ある映画館では、この二つの作品を同時上映していたので見に行きましたが、やはりヤマトに好意的な観客が多かったのです。今でこそ、映画・漫画を問わず、スターウォーズのように現実の地球に囚われない架空の世界を舞台にしたファンタジーは当たり前ですが、当時の人達には理解し難かったようです。象徴的なのが、タトウィーンの二つの太陽が沈んでいく場面です。「これって何?地球じゃないの?」といった戸惑う声が客席から聞こえたものです。結局、当時の私の周りでは、ヤマトは賛美され、スターウォーズはこき下ろされました。内心「何で両方とも面白いね、というように考えられないんだろう?」と複雑な気持ちですごしたものです。  私と同様に公開当時に観たレビュアーさん達のコメントを拝見すると、私の体験はあくまでローカル的なものだったようです。この作品の魅力については、タイムリーに見た他のレビュアーさん達が、余すところなく伝えて下さっているので、私がここであらためて書く必要はないかな…と思いますが、時代を越えて当時の喜びを分かち合えて嬉しい限りです。  さて、採点ですが…、今の若い人達には「普通の映画」という印象に留まる場合もあるようですが、若い人達が面白いと感じる娯楽映画の原点こそ、スターウォーズなのだと思います。その歴史的な意義を踏まえ、10点を献上いたします。 [映画館(字幕)] 10点(2015-02-23 21:49:13)(良:2票) 《改行有》

3.  スター・トレック(1979) 《ネタバレ》 この映画は、私が中学の夏に「スターウォーズ・帝国の逆襲」と同時期に公開されました。当時のキネマ旬報では「スターウォーズとは一線を画した本格的なSF映画」という趣旨で特集が組まれました。しかし私はTVシリーズを知らなかったので、映画館には足を運びませんでした。その後、テレビ朝日でシリーズの再放送が始まり、すっかり夢中になりました。  こうして高校生になり、某名画座で、ようやく観られました。バトルで解決するのではなく、議論を通じ【論理と感情/機械と人間】を対比させながら、明るい未来と人間性を示唆する展開は、スタートレックの初心者だった私にとって、まさにスタートレックらしさと感じました。また、製作時間の制約のためにドラマ部分とのバランスが悪いと言われていた特撮場面も、悪い印象は受けませんでした。むしろ、エンタープライズの美しさは勿論、ヴィジャーの張る磁界や本体の外観は、映画館のスクリーンでは非常に広大・巨大感があり、食い入るように見つめたものです。見終わったときは、スターウォーズとは異なる満足感に包まれました。  その後しばらくして、日曜日にテレビの地上波で放送されたときには、翌日「特撮もいいけど、それ以上に内容も素晴らしく、まさにSFらしい映画だった」と我がクラスでは大評判になりました。上記のアンドレ・タカシさんがおっしゃっている通り、短くカットされて小気味よいテンポになっていたこと、吹替えの台詞が字幕よりも丁寧だったことで、全体にわかりやすくなっていた(もちろん、短縮に無理があって唐突に場面が飛ぶ箇所も一部ありましたが・・・)のが、プラスになったように思います。特に、小型宇宙船でエンタープライズ号へ近づいていく台詞なしの数分間の場面は、劇場版ではBGMを流しているものの「ファンや、ジェリー・ゴールドスミスの音楽が好きな者以外には退屈ではないか」と世間での評判は、この冒頭の部分から意見が分かれていたものです。一方、このTV吹替え版では【恒星日誌】という体裁で場面設定に関する解説ナレーションを被せていました。劇場版よりも観やすく上手い演出だと思いました。  ただし、その後、日本でのビデオソフトとして普及したものは、1983年に米国で放送されたテレビ放映版でした。映画公開時にカットしていた場面を復活させたのには感心しましたが・・・私には、ただでさえ劇場版は長くて賛否両論があるのに、前後のつながりが不自然で却ってくどくなっている印象を受けました。「あくまでも模索版であり、これが映画版のスタートレックと思われるのは、マイナスではないか。これなら自分が高校時代に放送された日本のTV吹替え版のほうが、よほど良いのではないか」と釈然としない思いをしたものです。  幸い、2001年に、ロバート・ワイズ監督の再監修による【ディレクターズ・エディション】として真の完成を遂げました。この完成版を見ると…副音声等による当時の苦労話の情報と相まって「スタートレックの生みの親であるジーン・ロッデンベリー氏の思いと、ワイズ監督の堅実さが見事に結実した作品」だとあらためて思いました。ただし、以後の映画シリーズと見比べると【ロッデンベリー氏&ワイズ監督の考えていたスタートレックらしさ】と【多くのファンの求めていたもの】には違いがあることも否めないと思われます。  さて採点ですが、商業・娯楽映画という制約がありながらも、正統派のSF映画としての作風を貫き通した、今は亡きロッデンベリー氏とワイズ監督、そして、この作品に携わったスタッフの皆さんに敬意を表し、10点を献上します。  *以前は入力に字数制限がかかって、やむなくカットしていた文面があったのですが、アンドレ・タカシさんのレビューを拝見し、更新・復活させていただきました。[DVD(字幕)] 10点(2015-01-11 19:24:25)(良:2票) 《改行有》

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