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プロフィール |
コメント数 |
901 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。 前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり 新しい映画ライフが充実しています。
昔ほど数はこなせませんが 趣味と生活のバランスをうまく保ちながら なるべくたくさんの映画を観て、 なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。 |
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1. 千年女優
《ネタバレ》 往年の名女優の若かりしときの記憶をたどるドキュメンタリー?作りのストーリー。彼女の過去をそれまでの出演作を織り交ぜながら振り返っていくという形。いろんな役になりきりながら、ある一人の男性を追うという演出をひたすら繰り返します。正直このスタイルが良かったと言えるかというと、私には合いませんでした。いろんな役に切り替えながら多様に見せようとしていますが、結局やっていることはずっと千代子が男を追って会えず、また男を追って会えず、、、が何度も何度も繰り返されます。場面や描写が変わるだけで根元のストーリーがそこからほとんど進まないため、けっこう飽きてきます。映画自体も80分程度のかなり短めな映画なのに、悪い意味でけっこう長く感じました。
結局なんだったんだろうという感じですね。このドキュメンタリーの監督さんのように、その女優さんに心底惚れているような人じゃないとあまり楽しくなかったんではないでしょうか。当然この映画を見た人たちはこの千代子という人に一ミリも思い入れがない状態から始まっているので、なかなか難しかったように思います。結局あの鍵は何だったのか、あの絵には何が描かれたのか。そこは最後まで明らかにされず、そしてあのタイミングで千代子さんも亡くなってしまう。逆にシンプルなストーリーだなと思いました。80分という短い時間のうち50〜60分程を上述のような同じパターンの繰り返しに費やしてしまったことはワタシ的には失敗だったかなと感じました。[インターネット(邦画)] 4点(2023-01-18 16:46:32)(良:1票) 《改行有》
2. ゼロの焦点(2009)
《ネタバレ》 金沢を舞台にした重厚なサスペンスドラマ。出張に出たまま帰らぬ人となった夫、結婚から一週間の新妻は必死にその夫を捜し求め、その過程の中で次々と明らかになる真実。夫は殺されたのか?その犯人は? ・・・と言った感じでストーリーは進んでいきます。
小説が原作のようですが全編通して感じたのは、本当に小説視点から映画を作ったんだなということでした。というのもヒロインの禎子(=広末涼子さん)が本当に小説の主人公よろしく、物語の読み手のような視点で物事が進んでいくからでした。そのせいで、禎子には夫を追いかけるということ以外に特にこれといったキャラクター性はありません。物語の本筋を綺麗になぞりながら、視聴者と一緒に事件の顛末を追いかけていきます。
強いて言うなら、彼女の容姿・口調などが、前述のような重々しい雰囲気のドラマの中では浮いていたような気がします。ヒロインは松たかこさんとかでも良かったかもしれない。
その他のキャストは言うことなしでした。中谷美紀さんの凛とした、しかしガラス細工のような脆さが見える演技も良かったし、木村多江さんもいかにも幸薄そうな役柄が妙にマッチしていました。作品の性格上からか男性陣は見せ場という見せ場も少ないし、描写も意図的に抑えられている感じです(ていうか作中の男性の半分ぐらいはお亡くなりに、汗)。でも鹿賀さんが自殺しようとした心理描写だけはもっと具体的に表して欲しかったな。
男女間の愛憎劇から、戦後すぐの女性の地位の確立への戦いなど、個人的にも興味深いテーマでした。[映画館(邦画)] 9点(2009-11-16 10:40:14)《改行有》
3. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 最近この映画のDVDを友達に貸しました。返ってきた言葉が、「おまえこれほとんどホラー映画やんけ!!」 ・・ホラー映画と見まがうぐらいあの時代はすさまじかったってことなんですよねきっと。俺はこの映画を二回見ました。変は言い方だが長いわりに見やすかったからだろうか。歴史の勉強をしてる感じでした。作り物ではない、史実にのっとった話だからとても説得力がありました。そしてそんななかで生きて帰ることができ、ピアニストとして一生を終える事が出来た故シュピルマン氏に本当に感動の念を覚えました。そしてもうひとつ俺がこの映画の中で思ったことは、なんでも見た目では判断するべきではないということです。これは、ユダヤ人に対し、残忍という言葉を超えるほどの差別を行っていたドイツ軍の中にも将校ホーゼンフェルトのようなきちんとした倫理を持つ人物が居たという事です(追記:ユダヤ・ポーランド人にも悪い人間はいる。ドイツ人にも良い人はいる。これだけでも、国籍で人を判断することの愚かさがわかります。これは何も国籍だけの話ではありません。肌の色、性別、体格、年齢など。どれもそれだけで人を差別する材料にはなり得ません。そういったメッセージ性がこの映画には強烈に込められています。「アメリカは愚かだ。北朝鮮は危ない」。そういった考えを持つ人はこの映画を観て一度考え直して欲しいと思います。そこにいる全ての人がそういうわけではないのですから。)このような歴史的にもすさまじい話を映画というツールを通して体験できた事がとても満足です。ほんとは10点つけたいんですが、ピアノがあまり聴けなかったのが少々残念だったので1点だけ減らします。(ほんとは9.7点です)9点(2004-03-10 08:49:16)
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