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1. 千年の恋 ひかる源氏物語
《ネタバレ》 あらら、アタシまずはじめに聖子のこの映画での存在意義を問いかけようと思ってたんだけど、皆さん触れてるからほどほどにしとくわ。 でもホント火をバックに歌う聖子とか、いったいなんの意味があったのかしら? しかも歌い方もまんま歌謡曲。 ホホ。 ある意味笑えたわ。 その他は・・・天海祐希の光源氏役はアタシはおもしろいと思ったわ。 彼女の男役がスバラシイってのもそうだけど(さすが宝塚ね)、あえて女性に演じさせる事で、女性が書いた物語に登場するアヤシイまでに美しい男(つまり虚構の中だけの存在)の、なんていうか謎めいた雰囲気ってのが出てたと思うわ。 あとアタシの印象に残った役者は竹下景子と岸田今日子。 竹下景子って優しいお母さんのイメージしかなかったから、けっこう衝撃的だったわ。 岸田今日子は・・・言う必要ないわね、きっと。 あとこの映画で素晴らしかったのは、やっぱり衣装よ。 ホント美しかったわ。 ストーリーは冗漫気味だったけど、この時代のマッタリした雰囲気を二時間たっぷり味わったんだと思えば、アタシ的には許容範囲よ。 許容範囲外だったのは・・・やっぱり聖子かしら。 ホホ。[地上波(邦画)] 5点(2008-01-22 18:39:19)(笑:2票)
2. 世界でいちばん不運で幸せな私
強烈な映画だったわ。 こんな恋愛がしたいかって言うとアタシは絶対イヤだけど、でもとってもおもしろい映画だと思ったわ。 バカばっかりやってきたから今さら真面目になるのも気恥ずかしくって…ってのは誰にでも経験のあることだと思うしね。 目新しい撮影方法とか『アメリ』を思わせるメルヘンチックなシーンとか…一見「新しいフランス映画」って感じだけど、救いのない泥沼的な恋は昔からフランス映画の定番よね。 100%日本人のアタシにはそれがなかなか共感しにくいんだけどさ。 ところで「cap ou pas cap?(のる?のらない?)」はカワイイわね、小洒落てて。 ホホ。[映画館(字幕)] 6点(2005-05-10 17:40:34)
3. 千と千尋の神隠し
ものすごいレビュー数ね。 全部読むだけでも相当大変だったわ。 それにしても酷評が目立つわね。 アタシは素直に楽しんだわよ。 映像はキレイだし、世界観はずば抜けてるし…アタシ、あの毒々しい油屋のインテリアなんてモロ好みなんだけど。 ちょこちょこ登場する微笑ましいキャラクター達もいい感じだし。 ただストーリーとなると…この映画は一応千尋の成長物語ってことになるのよね? 最初ボイラー室までの外階段をあれだけ怖がったのに、後半ハクの命を助けるために壁の細いパイプをつたって湯婆婆の部屋に行こうとする千尋には、もちろん目覚ましい成長が見られるんだけど…銭婆の家に行くあたりから、なんだかその成長が大げさすぎるっていうか…で、挙句の果てに豚の集団の中に自分の両親がいないことを見抜くあのラストでしょ? 千尋は油屋にいる短い間に一体どんな超能力を身につけたのよ!?ってなもんで。 でもアタシは湯婆婆が名前を奪って人を支配するっていう設定と「カオナシ」の存在はとっても興味深いと思ったわ。 人間は名前とか外見(顔)とか、すごーく表面的なものに依存しすぎてるのかも…千尋はもっと根本的な自我を見つけ出すために、あの不思議な世界に迷いこむハメになったのかしら?なーんて考えたりして。 …迷走気味な後半の展開は難ありと言わざるをえないけど、それをカバーするだけのおもしろさがあったとアタシは思うわ。 それにしても冒頭両親が食い散らかしてた料理のおいしそうなこと! 豚になってもいいからアタシにたらふく食わしてちょうだい!!とはさすがに言わないけどさ。 ホホ。[地上波(字幕)] 7点(2005-05-06 12:18:36)(良:1票)
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