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プロフィール |
コメント数 |
602 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
お気楽映画小僧です。 (って、いいトシですが(笑) 原作なんてほとんど読まないですし、 役者や監督がどういう人でどんな作品を作ったかなんて知識も大してありません。 なので、それならば、その映画単体で観て、できるだけ素直にレビューしようと思います。 時に思いっ切りラジカルなことも書きますが、
「『創造すること』は『批評すること』なんぞ比べようもないほど偉大である」
ということは大前提。 どうぞ、大きな心で笑ってやってくださいm(_ _)m |
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1. 切腹
《ネタバレ》 面白い映画ではない。 しかし、重厚な作りに、そしてそのストーリー展開に、ぐいぐい引き込まれる。 この映画、俺は、物凄くシニカルな映画っていう印象を受けた。 もちろん清貧の民が、悪意や傲慢に満ちた輩に一矢報いるといった構成は面白いし、カタルシスもある。 でも、トータルとして「武士道」というものを思いっきり揶揄してる。 そこが絶妙です。 見てみなよ、どいつもこいつも「腹を切る」「腹を切れ」「腹を切らせろ」って、切腹の大安売りだ。 武士の「命」の安いこと安いこと。 「侍としての体面」「名家としての体裁」そんなものの為に、自分も自分の周りの人間もその命を簡単に無駄遣いする。 そのことに気付いた主人公は、「侍」として「侍」らしく命をかけるのではなく、それを利用して「仕返し」を行うんだな。 世間でもてはやされている、いわゆる「侍道」というもの、その認識を改めさせてくれる。 その妙味。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-20 18:07:08)(良:2票)
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