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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ゼロの焦点(1961) 登場人物たちが、ワッセワッセと情報交換をしながら、95分でサスペンスドラマを作り上げましたというような、なんだかメタな感触があり、それが妙な味わいでした。源流なんだけど、むしろ二時間ドラマのパロディを見ているような。[DVD(邦画)] 5点(2024-01-13 16:52:21) 2. 性本能と原爆戦 《ネタバレ》 ■視聴してみて、あらためてよく分からない「性本能と原爆戦」という邦題。大蔵映画っていうものすごいクセが強い配給会社の手によるものとのこと。■原題は「ゼロ年のパニック」。ゼロ年とは。核兵器が使用された第3次世界大戦により、文明社会が最もダメージを受けた年を指定したもの。そこからの逃避行が本作。■主役のハリーは家族を護るために必死なのだが、画面に登場する人物の中で、最も暴徒的なのが皮肉だ。誰よりも人格が豹変した彼が、(異常な状況を乗り切るために)「我々の価値観を維持し、通常の日常を送ろう」とか、(娘を襲った2人を殺害して)「他人の悪意を探していたが、私の中にもあった」とか、いったい今更どの口がいう、というところも含めて面白い。■いまこそ、リメイクする価値のある作品。邦題もちゃんとしたのつけて。【追記】本当は「父性本能と〜」だったのではないか。クセつよの配給会社が、どっかで「父」をふざけてもいでしまったとか。[DVD(字幕)] 8点(2023-03-21 08:56:30) 3. 世界大戦争 《ネタバレ》 近未来と過去の歴史という違いがあるにせよ、市井と核を含む戦争のお話(大雑把すぎる?)としては、「TOMORROW 明日(1988)」、「この世界の片隅で(2016)」が今日を生きる私たちにはあるわけです。円谷プロの、第三次世界大戦を現出させてみせるという強い熱意は伝わってきますが、いかんせん数多の終末映画を見てきたものとしては、模型を壊しているようにしか見えない。そういうのが好きっていう好事家の方が一定数いらっしゃるのも理解していますが、この映画はそういった方のためのものとしか思えない。古いけどいい、古いからいい映画があることはこのサイトで教えてもらいましたが、本作はもうその役割を終えているでしょう。[DVD(邦画)] 3点(2018-04-15 11:27:37) 4. 切腹 《ネタバレ》 ボロボロになった仲代達也が、井伊家の家老のみを残し、全部なぎ倒して去っていくラストシーンなぞ、この冷徹で完璧な脚本家に望むべくもない。それじゃあ、いきなり「ランボー」だもんなあ。でも、ちょっと期待しませんでしたか?[DVD(邦画)] 8点(2009-02-28 15:33:48)
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